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2005.11.13
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カテゴリ: 本・音楽・映画等
たまたま立ち寄ったウォルマートで1本6ドル88セント(日本円で600円弱)で投売りされていたハンパもののDVDの山の中に“なつかしの名作”を発見したのが運のつき、週末に2日連続で ホテル・ニューハンプシャー GATTACA を見て疲れた。オイラはあまり映画やビデオは頻繁に見ない方だが、その理由はこの視聴後の疲労感である。

どちらも過去に見て(前者は日本の大学時代(20年近く前)、後者は日本のサラリーマン時代(10年近く前))スジが分かっているのにこれだけ疲れるのだから、どちらも初見だったら明日起床して会社に行くのがツラかったに違いない。
ハッピーなストーリーだろうが陰惨な悲劇だろうが、ドラマ性の高い映画を見るとだいたいいつも疲れる。複数の他人様の人生劇を2時間やそこらに圧縮して見せ付けられるのだ。疲れないハズがない。

前者の映画はジョン・アービングの小説を映画化した、ある8人家族(とペットの犬)の話で基本的にはコメディなのだが、映画が終わる頃には家族のうち4人(&1匹)が死に、1人が輪姦され1人が失明している。こんな一見すると家族の悲惨な話が、アービングらしい寓意的な乾いたコメディに仕立てられているのだが、寓意の部分がボディ・ブローのようにジワジワと効いてくるんだなこれが。

後者の映画はあの「 トゥルーマン・ショー 」で有名になったアンドリュー・ニコル監督のSFなのだが、やはり「リアル(or ニセモノ)」とか「アイデンティティ」とか「遺伝(=素質/才能)」とかいったことがテーマになっていて、深くて重い(あらすじは上記の心斎橋ワタル氏のリンクに詳しい)。主人公のヴィンセントに感情移入して見れば“ハッピーエンディング”なのだが、オイラはついついヴィンセントにアイデンティティを提供するジェロームに感情移入して見てしまい、彼の最期に傷みを感じてしまうんだなあ。

…で、本題はここからなのだが、若い頃に映画やビデオを見た後に書き留めたメモ書きを何年か前に実家で見つけたことがあって、このメモに書かれていた「ホテル・ニューハンプシャー」を見たあとの感想に「Jodie Fosterは悪魔だ!」というのがあったことを、この映画を見ていて思い出した。



高校生役とはいえ当時ジョディ・フォスターは20歳やそこらだったはずである。それが、この映画の中ではさんざん「Fuck!」を連発し、タバコを吹かし、売春婦のセックスを目の前にして平然として冷えた薄ら笑いを浮かべる。若い盛りの美人女優なのに、そこにはコケトリィのカケラも感じられない。

もちろんそのような“役”を演じていたとは言えるのだろうが、その「女子高校生」の落ち着きぶりにはあまりに真実味があり過ぎて、ジョディ・フォスターという女性自体に恐怖感に近いものを感じさせるのである。若くて美しいのに男には興味を示さず、だけどセックスにはオープンで、一方で自分に対して欲情する男たちを醒めた目で見て冷笑している女。…当時たぶん童貞だったオイラが「Jodie Fosterは悪魔だ!」と感じたのはよく分かる(笑)。

ジョディ・フォスターは2児の母だが未婚であり、子供は「試験管ベビー」であることを公言している。彼女の弟が書いたジョディ・フォスターの「伝記」では彼女はレズビアンだと書かれているそうだが、彼女自身はそれを認めておらず、かつそれを裏付けるゴシップ関係もないらしい。…でも、ジョディ・フォスターを見ていていつも思うのは、「この人には生理なんてないんじゃないか」というカンジである。自分をカンペキに抑制でき、一切を理屈で割り切れる人間マシーン。「ゴルゴ13」の女版である。

そういえばジョディ・フォスターってイェール大学の英文学科をなんと主席で卒業し、あの Mensa (知能指数が全人口の2%以内の人の国際組織)のメンバーなんだよな。たまたま子役(例えば『タクシードライバー』の12歳の娼婦役)から芸能界にいたから女優なんてやっているけど、世が世なら「美人の学者」とか「CIAの美人女諜報員」とかで暗躍してたのかもなあ。性関係が皆無でもかまわないからいちどこのような女性と交際してみたいと思うオイラは、きっとインテリ・コンプレックスの持ち主なんだろうな。





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Last updated  2005.11.14 16:05:41
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放浪の達人 @ Re:椅子取りゲーム(04/02) う~ん、わかるなあ。 僕の場合はコロナ禍…
郡山ハルジ @ Re[1]:生まれ育ちについて感謝していることその1(03/07) 放浪の達人さんへ 母国が実家の延長線にあ…
郡山ハルジ @ Re[1]:生まれ育ちについて感謝していることその2(03/07) 放浪の達人さんへ いやあ〜、きっと万に1…
郡山ハルジ @ Re[1]:生まれ育ちについて感謝していることその2(03/07) エンジェル フェイスさんへ ワハハハ、笑…
郡山ハルジ @ Re[1]:生まれ育ちについて感謝していることその3(03/09) 放浪の達人さんへ ほうろうさんは少なくと…

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