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かなりすmieux

かなりすmieux

July 16, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類

それは、いつ
どうやって、私の心の中に
入ってきたのだろう。

誰かに甘えたいときが
じぶんにさえあることに
気づきいてしまって、
困ってしまうことがある。
へたりこんで座って、

置いていってほしくて、
見ないでほしくて、
でもまた、じぶんで立たなきゃ
いけないのだけど、
誰か私なんか知らない人に
ひどくやさしくされたい
ときがあります。
眠いのを我慢していると、
アタマの芯からいたくなる。
やさしくされないように、
私を知っているという人から

我慢していたら、
体のあちこちの神経が
疼きだす。

そんなもの、
誰にもわかって欲しくなくて、

ひどくやさしくされたいのです。

息が詰まりそうなほど、
じぶんの息からあふれた
クエスチョンマークがいっぱい。
それらが細胞分裂を
はじめた頃、
眠りが私をさらっていく。
水の底へ、階段の下へ。
光の闇の中へ。そして、
小鬼の待つ暗闇へ。
ここで、
プツリと終わらないかと
時折に思うけれど、
それでも私は
ここに戻って来ていて、
もうどこにも
帰る場所などないのを
もいちど
思い出す。

絶望の上に楼閣を建てて、
それはいつまで
立っていられるのでしょう。
じぶんがつくった
いくつもの砂の城。
城壁さえもつくった
それをこわす手を、
私は持たない。

閉じた目の奥の
空の青みのもとで
永劫回帰を思い、
明日の晴れやかさを
祈るだけ。








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Last updated  July 25, 2005 07:51:18 PM
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Re:第三百九十夜 彷徨エルモノ(07/16)  
三堀智久  さん
はいです。
プリンターのピンチも
放っておきます。 (July 25, 2005 07:57:33 PM)

Re:第三百九十夜 彷徨エルモノ(07/16)  
君子危うきに近寄らずです。 (July 25, 2005 08:10:46 PM)

Re:第三百九十夜 彷徨エルモノ(07/16)  
三堀智久  さん
充分危うくて遠いです。
なんなら「っ」も。
(July 25, 2005 08:35:40 PM)

Re:第三百九十夜 彷徨エルモノ(07/16)  
遠ければだいじょうぶです。 (July 25, 2005 08:53:34 PM)

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Comments

かなりすmieux @ ありがとうございます。 東京暮らしが落ち着いてきましたので、 …
団子屋3916 @ おかえりなさい 青い鳥以来の復活ですね。 再び、熱いの…
三堀智久 @ ん? これかぁ!?。
三堀智久 @ Re:第四百十九夜 ジャグラー(10/26) でも、言葉つかってるうちに つい考えて…
三堀智久 @ Re:第四百十九夜 ジャグラー(10/26) 方法で退屈しないなら だれも退屈しない…

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