PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

kapon2

kapon2

バックナンバー

2024年12月
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月

コメント新着

お気に入りブログ

愛用しているヒノキ… New! M-65さん

ノートルダム大聖堂… New! 第三権兵衛丸 漁労長さん

Revell F-4J ウェザ… あずま、さん

アーネム橋上で戦死… mahoroba1234さん

気になったことを調… ASDICさん
2005年09月04日
XML
カテゴリ: 戦争映画
1942 アメリカ 監督:デヴィッド・ミラー
出演:ジョン・ウェイン、ジョン・キャロル、アンナ・リーほか
101分 カラー



 フライング・タイガースとは、日中戦争時に中国国民党(蒋介石)をアメリカ人の義勇パイロットが支援したものであり、米軍から戦闘機P-40を購入し、アメリカ人パイロットが多数搭乗した。隊長はシェンノートと言い、要は傭兵であり、その戦果はどうもホラ話が多いようだ。ここでアメリカが中国を支援しなければ、今頃は・・・。今になって中国の軍拡に手を焼くアメリカは全く持って間抜けである。ましてや、こうしたフライング・タイガース等に助けてもらった恩義を感じない中国なんて(まあ、毛沢東は助けてもらったと思っていないからだろうけど)。そういう経緯からも、この映画でフライング・タイガースを美化している時点で興味がそがれ、かなりの減点要素。
 ストーリーはシェンノートをモデルにしたと思われる隊長と部下、特に隊長と旧知だが賞金稼ぎ感覚でチームワークを乱す男の駆け引きがメインとなっている。ちょっと西部劇的な匂いが強く、リアリティに欠けるうえ、突飛な展開が多すぎる。
 映像は、はっきり言って三流作品。地上駐機にカーチスP-40ウォーホークが登場するが、本物ぽくない。空戦シーンは完全にコックピット映像と背景の合成がミエミエ。しかも、機体の造形や挙動が極めて稚拙。コックピット内の日本兵が銃撃を受けるシーンなどは、キャノピーがガタンと落ちて、怪しい日本兵が目を押さえるというなんとも情けない映像。飛行シーンはといえば、インチキ臭いミニチュアと日本映画からの流用映像と思われるもので構成される。日本映画は多分「燃ゆる大空(1940)」。九七式戦と九七式重爆の飛行シーンは見た事ある。重爆機内の機銃準備シーンも良く似ている。ただし、燃ゆる大空ではモノクロだが、こちらはカラー。どういうことなんだろうか。燃ゆる大空は元々カラーフィルムだったということだろうか。
 音声関係でひどいのは、やはり爆撃機内の日本兵の会話。まあ、字幕で見ればいいんだから気にするなと言われればそうだが、片言の日本語だから余計に気になってしまう。「はやく せんそ(う)のよういして」「はやく てっぽのよういして」「よろし よろし」など完全に中国人じゃんそれって感じなのだ。
 登場する兵器は先にも述べたが、ハリボテぽいP-40が数機。日本映画から流用した九七式戦と九七式重爆が少し。あとは、ミニチュア制作の九六式陸攻?、九六式艦戦?と思われるものが出てくる。陸軍の九七式重爆の直後に海軍の九六式陸攻にすりかわってしまうのはいただけませんな。あと、ラストに出てくる輸送機はロッキードハドソン輸送機に似ている。しかし、特撮ミニチュアになるとすっかり姿形が変わってしまう。

興奮度★
沈痛度★★
爽快度★
感涙度★



 フライング・タイガースの隊長ジムは、日本軍相手にP-40で戦闘を続けている。ジムは戦死した隊員の補充のためにラングーンに赴く。そこで、バートン中尉を補充する。さらに、日本軍の攻撃を受け片肺で着陸した民間機の雇われパイロット、ウディ・ジョンソンを仲間に入れる。ジョンソンはジムの旧友で、腕はいいが賞金稼ぎが目的だ。さらに、過去の失敗から飛行を許されないベールズの妻の懇願に負けて、彼も仲間に入れる。
 ジムはチームワークを重視するよう部下に指導し、誰かがパラシュート降下した際には援護するよう言い渡す。しかし、賞金稼ぎの撃墜目的のジョンソンは、パラシュート降下するベールズを見殺しにする。皆から白い目で見られたジョンソンは、密かにベールズの妻に稼いだ賞金の一部を手渡すのだった。
 リンゼー大佐から夜間偵察の命令が出る。夜間飛行は危険なため隊員の身体検査を実施する。その結果、副官のハップが視力不足である事が判明し、ハップは機から降りる事になった。しかし、夜間出撃の際無断外出していたジョンソンが時間に遅れ、代わりにハップが搭乗して出撃してしまう。ハップは空中で激突死してしまう。
 さすがにジムも耐えかね、ジョンソンを解雇する。そこに輸送機にのって大佐がやってくる。日本軍の輸送ルートを破壊するため、橋の爆撃をしろというのだ。極めて危険な任務のため、ジムは輸送機にニトロを積んで、一人で遂行しようとする。しかし、反省したジョンソンが密かに乗り込んでおり、二人は協力して橋を爆破する。しかし、ジョンソンは地上砲火により負傷。ジムをパラシュートで降下させたのち、ジョンソンは日本軍の列車に突入するのだった。


DVD検索「フライング・タイガー」を探す(楽天)

かぽんの戦争映画レビュー一覧





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年09月04日 08時41分15秒
コメント(0) | コメントを書く
[戦争映画] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: