ラッコの映画生活

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2009.06.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
聴かれた女

その2

(つづき)

だからこそサツキの恋人のような普通の女には迷惑なヘンタイもいるわけだし、またサツキの会社の同僚のような問答無用に一方的に迫ってしまう男もいる。しかし建設的で、大切なのは、そういう男女の性差を互いに理解して付き合うこと。

その意味ではサツキは賢かった。リョウの盗聴を知り、恐らくは彼の色々な策略があったことも知りながらリョウを受け入れる。そして一度は彼に拒絶されながらも、再び彼との関係を構築していこうとする。「さあ、始めましょう。」という最後のセリフは、「セックスを始めましょう」というのではなく、「二人の関係を築いていきましょう」と解するべきだろう。

実写劇映画の大きな面白さが、役者の演技性、素の本人のむきだし性にあるということを何度かボクは書いている。それを映画監督のジャン・ユスターシュは「自分の映画は、自分の役者たちのドキュメンタリーだ」と表現した。蒼井そらのA・V女優としての作品は知らない。しかしポルノ映画ではなくA・Vでは、女優は絡みのシーンで単に演技としてアエギ声をあげるだけとは限らない。実際にピンクローターで執拗に局部を攻められ、場合によっては実際に感じ、イッたりもする。その辺の真偽は微妙だけれど、少なくも男優は実際にシャセイする。もし女優が実際にも感じて声をあげているとしたら、演技と実際の混交だ。A・Vというのはそういう世界だ。そういうA・V界の女優であるためか、カラミ以外のシーンでの蒼井そらは、普通の映画女優に比べて、素の彼女をさらけ出している。その非演技性がとても面白かった。

レンタルしたDVDには『聴かれた女の見られた夜』という姉妹作も特典映像として入っていた。本編が盗聴するリョウの視点から描かれているのに対して、この姉妹編はサツキの視点で撮られた別テイクだ。これは面白い試みではあるが、実際には不要であり、退屈した。映画というのはその両者を統合して仕上げるべきであり、1本で両方の観方を可能にするべきだ。そしてこの『聴かれた女』本編は十分にそれに達していた。イマジネーションの乏しい人のための蛇足テイクに感じらる。







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Last updated  2009.06.16 20:04:55
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