(;´▽`;)``


4月29日
メルモが我が家にやってきました。

家の中で、一番陽があたり、落ち着くだろうなぁという場所に
1畳ほど、ケージで囲ったメルモの部屋を用意しました。
部屋の中一面に、トイレシートを敷き詰め
食器やタオル、クッションを置いてみました。
ママと離れて、寂しいだろうと、クマのぬいぐるみも準備しました。
レオの噛み癖に困っていた妹は、
噛むとピーと音が出るおもちゃなども買いました。

そして、私にとって初めての子育てが始まったのです。
雑誌も十数冊買い込みました。
でも、どれも微妙に違うことが書かれていて、かなり混乱した状態のままで
メルモを迎えることになってしまいました。

《ワンコの飼い方①》

【初めてお家に来たら、まず、ケージの中のシートの上でオシッコをさせましょう。
した後、褒めながら、ケージから出して遊んであげましょう。】

メルモを飼うにあたって、両親が出した条件のひとつ、
「トイレはトイレケースで」
ケージの中に入れて30分、気配なし。
ちょっとだけ・・・外に出してみた。
生後2ヶ月にもなっていないメルモ。歩くのも危なっかしい。
ヨタヨタ歩きを「可愛い~」なんて言いながら見ていたら、オシッコをした。
絨毯の上に・・・
家族4人、言葉もない・・・
項目①は見事に失敗。
その後は、なんとかマニュアル通りに、繰り返ししつけ
1ヶ月後には、トイレでしてくれるようになりました。

《ワンコの飼い方②》

【初めての夜、子犬はお母さんと離れ、とても寂しいはずです。
でも、夜、どんなに鳴いてもかまってはいけません。我慢しましょう。
ただし、近所には迷惑ですから、事前に事情を説明し
理解をして貰いましょう。】

夕方、お隣に説明に行った。
そのお宅でもワンコを飼っているので、快く承知してくれた。
夜になって、ご飯を食べさせ、電気を消した。
何度か覗いてみたけど、鳴く気配は無い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・朝が来た。
拍子抜けした家族4人。
お隣にも笑われました。
項目②はよけいな心配だったようです。

《ワンコの飼い方③》

【お家にやって来たばかりの子犬は、環境の変化でストレスがたまっています。
可愛いからと言って、あまりかまってはいけません。
ケージから出して遊んでばかりいると、体調を崩してしまいます。
特に、小さいお子さんが居る家庭では気を付けましょう。】

5月4日朝、
「メルモのウン○、柔らかいのよ」と母が心配そうに言いました。
ワンコ、特に子犬の下痢は死に繋がると書かれています。
でも、本人(犬)は元気いっぱい。
しばらく様子を見ることにしました。
午後になって、本格的な下痢になりました。
慌てて、レオがお世話になった病院へ電話をかけました。
「すぐ、連れてきなさい」

メルモのお腹を触った先生は、
「お腹の中がグシュグシュですよ。
本来、子犬はお母さんのミルクを飲んで、抵抗力を持続しています。
お母さんから離したと言うことは、免疫力が低下すると言うこと。
米国では、本人に免疫力が付くまで、お母さんから離したりしません。
でも、日本では、小さくて可愛いから売れると言って
こんな小さなうちから、お母さんから離してしまいます。
まぁ、それは、仕方がないのかもしれないけど、
その事を理解して、人間がもっと気をつけなくてはいけません。でないと、」
怒られているのにヘラヘラしていた私と妹に先生は
とっても怒った表情で
「死にますよ!」
と言いました。
そう言われて初めて、自分達の甘さを反省しました。

小さい子どころか、大人だけの我が家。
項目③を理解する能力が無いようです。
病院から帰って、妹が飼い方の本を真剣に読み始めました。
「どの本にも、かまいすぎはダメって書いてあるじゃん。
オネェ、どこ読んでるの?
あ~、ダメだ。動物馴れてない人は。任せておけないから、私が育てよう」
そうして、メルモは妹のワンコになったのでした。
やはり私には、ワンコを育てるのは向いていないんだ・・・




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