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2008年06月23日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
辺見庸氏が90年代に、「もの食う人々」という名著を書きました。

世界中を旅して、人が極限状態にいたとき、どのような境地に至るかを
「食」の切り口から語ったすさまじいまでのドキュメンタリー作品です。

読んでいる僕は何度も泣き、時に吐き気すら憶える。
また時には、文章ににじみ出る、食べ物の旨さに生唾を飲む。

読み手の心をこれほど動かすのは、一体なんなのか。

この「もの食う人々」の感動を考え、たどり着いたのは、

「一次情報」であること。

つまり、その本人が、五感を通して体験した事実。



どういう宗教に影響を受けたものなのかとか、

誰が喜び、誰が感動したかという尺度は存在しないんですね。


ただ、自分がこの足でたどり着き、
この目で見、
この手で触り、
この口で味わったものを書く。

その感覚が、文章の奥に広がる世界を人に伝え、
心を打つのだろうなぁ、と考えていました。


当時の日本人に衝撃を与えたのが「もの食う人々」だとすれば、
それから10年以上経った今、人の心を打つのは何なのか。

そう考えていた時、友人のつてで


世界72カ国を飛び回り、ユダヤ人や華僑まで唸らせた
百戦錬磨のネゴシエーターが、

「最強の一次情報」

を公開してしまったんです。

http://www.yemcojapan.co.jp/markbooks/

はああああ。



宣伝ならもっと形式的に書いてます。

そのためにやってるんなら、キャンペーンなんだから
もっと良いタイミングで書くと思います。

でも、この本は、世界中のビジネスマンを相手に
何度も痛い目に遭い、涙を流しながらやっとつかみ取った
世界における日本人としての交渉術が語られているんです。

もしも海外に行きたいと考えている方なら、
世界を旅する気分を味わいながら
その国の人が持っている話し方の特徴を学べる読み物としても、
とっても楽しい本だと思います。





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最終更新日  2008年06月24日 00時23分10秒


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