かっきぃーのあれこれ雑記

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2009.02.28
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以前は歴史小説を読むなんてことはなかったが、数年前から日本の歴史に興味がわきはじめ、「 信長の棺 」や「 日本の200年 」、「 新史太閤記(上巻)改版 新史太閤記(下巻)改版 」などを読んできた。

新史太閤記 」は初めて読んだ司馬遼太郎作品。そのとき、司馬遼太郎の調査力・想像力・表現力の凄さには驚いた。断片的な史実の間にある物語が実に詳しく表現されている。また、時代背景も繊細に映し出している。人物についてもまるでそばで聞いていたかのように描写されている。これまで歴史書は読んだことのない初心者だったが、一気に内容に引き込まれあっという間に読破。司馬遼太郎ファンがたくさんいるというのも分かるような気がした。そして、同時に司馬遼太郎のファンにもなった。

そこでさらに司馬遼太郎の世界を知るべく、その代表作品「 竜馬がゆく 」を読むことにした。これまで読書の習慣がなかったので、上下2冊からなる「新史太閤記」でさえ敷居高かったが、「竜馬がゆく」は文庫本で第8巻まである。そうとう敷居が高い。しかし、「竜馬がゆく」はさまざまな人の座右の書であったり、おススメの書籍になっているため、思い切ってその敷居を跨いでみることにした。評判どおりこの司馬遼太郎の「竜馬がゆく」は凄かった。竜馬の生き方もさることながら、やはり司馬遼太郎はすごい。どんどん世界に引き込まれていく。緻密な取材、流れるような展開で 「薩長同盟」「船中八策」「大政奉還」





この「竜馬がゆく」には幕末志士の考えや時代背景、世界の動きも詳細に描かれている。これらを通じ、「 事をなす人間の条件は志を持ち続けることである 」という主題を表現している。司馬遼太郎の世界の面白いところは登場人物を通じて、現代日本を生きるわれわれが今後どのような生き方をしていけばよいのかを示唆してくれる点であると思う。思わず手帳に転記したくなる文章もちらほら。


手帳に転記しておきたい文章
世に生を得るは事を成すにあり
人よりも1尺高くから物事をみれば、道は常に幾通りかある。
ひとつの概念をしゃべるとき、
その内容か表現に独創性がなければ、男子は沈黙しているべき。
昂奮すれば理の筋が分からなくなる。気軽に考える雰囲気にするための方法を考える。
見てもおらぬのにやたらと騒ぐな。見ざることはことは知らずという方針でゆけ。
仕事というものは全部やってはいけない。八分まででいい。八分までが困難な道である。あとの二分は誰でもできる。その二分は誰でもできる。その二分は人にやらせて完成の功を譲ってしまう。そうでなければ大事業はできない。


また、小説の中にしばしば司馬遼太郎自身が登場する点も面白い。たとえば、竜馬が新婚旅行 (日本初の新婚旅行) として、塩浸温泉 (現鹿児島県霧島市) へ行ったときの話で詳細を調べるために司馬遼太郎自身が足を運んだときのエピソードが挿し込まれている。さらには、途中で登場する人物についても、「話の流れが少しそれるが、この人物については後々深く関わるため、詳細に説明しておこう」と横道にそれてみる。このように自分自身を登場させながら、長い物語もうまく気分転換を図りながら読むことができる。

以前、寺田屋旅館には観光に行ったことがあるが、そのときは竜馬が大政奉還を導いた真の立役者であったり、竜馬は世界を舞台にした商社を作る志を持っているということは不勉強であった。「竜馬がゆく」を読んで、もう一度寺田屋旅館を訪ね、その他の関連する史跡を巡ってみたくなった。







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Last updated  2009.03.06 01:10:19
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