ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2006.10.28
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しかしワイマール憲法は、ナチズムをも生み出してしまう。


如何に、優れた精神をもってしても、その担い手である人間次第でもあるのだろう。優れた素質も使い方を誤れば腐敗もするのだ。


草柳大蔵の「絶筆・日本人への遺言」を読んでいると日本人の教養人のレベルが見える気がする。勿論病床で数ヶ月という短い時間の中で書いたものだ。その厳しい状況で書かれたことに胸が詰まる想いだが、突き抜けてくるものがない。


恐らく、日本人の知識人とは、柵の中の自由でしかなく、それを自由と信じているのではないか。だから、日本の歴史を愛することができるのではないか。そんな気がしてきた。


彼は、小学二年生の句を紹介している。


たかいたかいして夕焼けをみたいから


「なんという生命力だろう、と感じた。このエネルギーが守られ、すくすくと伸びてゆくには、どんな環境が必要なのだろう」と書いている。


それは、或いは死の宣告を受けたものしか解らない境地かもしれない。そして、比喩的でも在る。ここには、死を知るものと、これから生きるものとの相違があるだろう。







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最終更新日  2006.10.29 02:12:19
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