ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2006.10.31
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類



ズライカは、マリアンネのことで、ハーテムは、ゲーテだと言われる。優れた「相聞歌」として知られている。昨日、ネットで「西東詩篇」を調べたら、余り多すぎて少し意欲をなくしてしまった。それくらいある。ゲーテ66歳の老人とマリアンネ30代の人妻との恋愛といえば、些か萎れてしまいそうだが、大詩人ゲーテであり、マリアンネも只者ではない詩人なのだ。読み解く力があるだろうか。


そして、彼女のいくつかの詩が、この「西東詩篇」に収められている。「愛しながら互いによみがえるのは、天国の歓喜でしょう」と、大いなる愛を予告し、ハーテムの詩は「あなたの胸の中で私はよみがえった運命を喜ぶのです」と表白する。


これは、単なる男と女の「相聞歌」ではなく、大詩人と対等に類稀な女性詩人との練り尽くされた軽妙な遊戯的表現ではないだろうか。そして、夫のヴィレマーがいる。養女を妻にした男だ。


ハイデルベルクの古城に、あの「二裂葉の銀杏」があるそうだ。「ハーテムは、もう一度、春の息吹と夏の灼熱を感じます」と刻まれたベンチがあるそうである。


     「・・・・われ一つにしてまた二つなるを?」


>写真は、横浜「みなとみらい」で見かけた練習船海星。学生が帆に登って歓迎の礼? 遠景は、レインボー・ブリッジ。




余り、嵌りたくは無いが、もう暫く、ファウストを中心に読んでみたい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.10.31 16:03:09
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: