ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2007.10.30
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  ・東アジア「モンスーン」という。モンスーンは、夏季は南西から、冬季は北東から吹く季節風で、湿潤という恵みとともに脅威をもたらし、人をして受容的忍従的にする。インド北部、インドネシア、中国、日本など。


  ・インド西部からアラビアにかけての風土は「砂漠」である。砂漠にすむ人は対抗的でしかも戦闘的であり、ユダヤ教やイスラム教は他の神を攻撃する絶対的な唯一神になる。


  ・西のヨーロッパでは、冬に穏やかな雨が降り、麦とともに家畜の餌もなるやわらかな草を育てる、その雑草なき風土を、和辻は「牧草」と名付けた。牧草の文明はギリシャに発生したが、そのような風土に住むひとびとは合理的で、競闘的である、と。


 ・しかし「風土」には、農業という視点が欠如している。農業がどのような精神文明を生んだかを考察しなければならない。西の文明はギリシャ哲学・ユダヤ教・キリスト教・さらには近代西洋文明を発展させた。東の文明からは仏教・儒教・道教などが生まれた。


 ・へ2・・・和辻の「風土」に展開された歴史観は多元的な文明史観への端緒を開くもので得あったが、労働、生産の視点を欠いているのではないか。あと圧倒的に付加する作業が残っているだろう。





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最終更新日  2007.10.30 22:23:59
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