ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2009.11.27
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 ・北朝鮮では、人口22百万人で110万人の軍が存在している。その頂点にいる人物が抱えている課題は余りにも重過ぎる負の遺産でもある。それを中国から見た視点はより現実味を帯びているように見える。金正日は65歳である。健康状態は少なくとも良好ではない。それはその立場から来るものが大きいだろう。5年以内があるだろうか。崩壊へのプロセスの予測が示されている。経済的な行き詰まり、分権意識の高まり、対米接近と対中の冷え込み、先軍政治の限界、後継者問題を上げている。北朝鮮の対米接近は、中国の反発を招くだろう。そして決定的なのは北朝鮮の国力のスケールだろう。朝鮮戦争で生き残ったのは中国の支援があったからであり、その後も中国の物心ともにサポートを受けてきたのだ。


 ・へ2・・・それが何であれ、何かのきっかけが彼らの運命を決めるだろう。そしてその選択肢がだんだんと少なくなっていく。ことに金正日政権の最大の庇護者はいま、逆に北朝鮮の
改革を阻むお荷物になってしまう。そしてすべてはタイムリミットがある。


 ・北朝鮮の国民も冷戦という大きな潮流に翻弄され、ここまで来た人々でもある。彼らは自分の生命を守るために闘ってきた人々でしかない。そこには人間として尊厳があるのであり、彼らの存在を否定することは誰にもできない。ただ、金正日という絶対的カリスマに頼り生きてきたのであり、そしてタイムリミットがきて失おうとしている。


 ・北朝鮮は肥大化した軍を操舵する能力のある後継者はいるのかいう問いに対し、このレポートは「圧倒的に時間が不足している」と断じている。(前掲同書)


 ・どこまで信頼できる情報をもっているだろうか?何故圧倒的な国民の支持を得ているのだろうか。疑問はある。その国の人たちが出す結論を待つしかない。






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最終更新日  2009.11.27 19:07:19
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