
・染色体の末端はテロメアの核タンパク質によって保護されている。
・テロメラーゼは老化した染色体を維持している。
何故 telomere crisis は起こるのだろうか。ヒトの分子生物学はパズルだ。テロメアの欠損による染色体末端の欠失は染色体の不安定化をもたらす。つまりそのような損傷は高い割合で組み換えが起こりやすい。
それこそ、精子の如く数億の競合を経て始めてひとの遺伝子は卵子にたどり着くことができる。ヒトの生命の先端で繰り広げられる闘争は、単純でも平易でもない。まさに複雑で熾烈な闘いの場でもあるのだ。そこにこそ、人間の生命の根源があるのであり、私たちの日常はその上に立った社会でもある。