ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2013.04.30
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世の中、「ああぁー、いいやつぁー、早死にする」らしい。日本だけかと思えば、どこの国でもそう思うひとがいるようだ。それは、誰もが抱く想いでもあるのだ。自分の周囲を見回してもそういえることばかりだろう。遠慮し過ぎていたのだろうか。ふてぶてしい連中が長生きするので世間は世知辛くなるばかりだろうか。勿論妄想だろうが・・・。


 心の優しい人は、いなくなってしまって我利我利亡者ばかりになってしまったら、どんなにか暮らし難いことだろうか。でもそれを許容する現代社会ではないだろうか。他人よりも好いサービスを望むものが多いのではないか。他人より少しでも好いものを、豪華でいたいと内心思っているのではないか。それを増長する商業主義が闊歩しているではないか。


 寧ろ謙虚にあろうとするものが社会の隅に押しやられ悲涙むせんではいないか。太った豚が痩せたソクラテスを虐げてはいないか。そういう社会を世間が黙認してはいないか。




 朝から、ヨーロッパの古城のDVDを愉しんでいるがルートヴィヒ二世のノイシュヴァンシュタイン城が出てきたが、彼の遺言は「私の城は神聖であり、私が死んだら破壊して、民衆に見せるな」というものだったらしい。何と傲慢な男だろうか。残った城は美しくても城主がそうとは限らない。そういえば41歳で早死にしたからといって、好い奴とは限らないということか。


 他人からよく想われたいと想うことは悪いことではないが、そのために早死にすることはない。遠慮することはないのだ。他人に迷惑をかけてもそれだけの報いはたっぷり払わせられるだろう。ひとは相応な人生を生きることになるからだ。人生には王道はない。たとえルートヴィヒ二世といえども自分に相応しい悲劇的な最期であろう。シンデレラが住んだかも知れないお城も彼は100日か住まなかったし、民衆は、いまでも観光地として世界で最も美しい城として人気がある。「(新しい白鳥の城) 美しいノイシュヴァンシュタイン城」として。









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最終更新日  2013.04.30 21:49:05
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