

恐らく、多くの日本人たちがそうであるように、一人の日本人としてその受容性は違っても大した観察力もなく、或いは芥川の作品の中の中国人でしかないだろうか。いつまで時間が経過しない水墨画を見ていただろうか。感慨は感慨でしかない。動く目は、自分の脳と繋がっていただろうか。
植物のもつセルロースを消化できるのは、ウサギと、ウシ、ヤギのような反芻動物ぐらいのものだという。彼らは、植物をよく噛んでから瘤胃(こぶい)へ送り、そこで発酵させられる、というより、瘤胃の中の細菌がセルラーゼという酵素を分泌してセルロースを分解するのだ。こうして第2胃へ送られ、そこで完全に消化することができる。
ウサギは長い腸の中に共生する細菌をもっていて、それがセルロースを消化する。植物がもつエネルギーを引き出すための知恵がなければふつうのことでは活用できない。