


生物は身体を構成する過程で、多めに細胞をつくり、不必要な細胞を削り取
る方法で形成する。これをアポトーシスという。内部崩
壊するシステムをもっているのだから、自殺のプログラムを内在して
いるといえる。外からの死を促す少しのシグナルにも作動するだろう。今日
の社会は、全て脳のプログラムに従って構成された脳化社会でもあるだ
ろう。それは何を意味するだろうか。コンピュータが脳と親和性を持ってい
ることだ。身体機能を劣化させていけば、精神的エネルギーを枯渇させて、
少しの身体的苦痛に耐えられなくなり、何れ、人は生きようという気力が低
下してゆくことになるのではないか。
ヒトの進化は、アポトーシスで生き延びてきた。
この寒い中をパスポートの切替をしてきた。
「日本国民である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する。」