ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2022.03.30
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類







奈多海岸。














「・・・かひなき女子の、何事を思ひ立ちたりとも及ぶまじきをしれど、われは一日の安きを
むさぼりて、百世の憂を念とせざるものならず。かすか也といへども、人の一心を備へたるもの
が、我身一代の諸欲を残りなくこれになげ入れて、死生いとはず、天地の法にしたがひて働かんとする時、大丈夫も愚人も、男も女も、何のけじめかるべき。笑ふものは笑へ、そしるものはそしれ、わが心はすでに天地とひとつに成ぬ。わがこころざしは、国家の大本にあり。わがかばねは野外にすてられて、やせ犬のえじきに成らんを期す。・・・。」


碌に教育を受けていない一葉が、明治の世で、女流小説家になろうと決意したのは、数えで2

0歳の時である。過酷な環境と貧困と偏見が渦巻く時代にここだけが陽光が射したように輝い

ている。やがて金子みすずも生まれている。


どこかでみた詩を思い出す。


・・・

ではさやうなら仏さま

 地獄は

 一定わたしたちのすみかださうでございますから。





思えば、わたしたちの目は何ものも見えていない節穴だろうか。見ようとしないだけなのだろ


う。我ことの悩みや哀しみの涙で溺れようとしているだけなのだろう。


どこが痛いとか、苦しいとか、メランコリーだとか、何だとか、いう前に


することをして、ひとりの人間として、立ち上がれ。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022.03.30 18:00:33
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: