ぶらっきんのナンデモぱらだいす

涙そうそう

最近、DVDRAMを購入してDVD三昧の日々です。今日レンタルしてきたのは長澤まさみ、妻夫木聡主演の「涙そうそう」です。血のつながらない兄妹の家族愛の話です。兄は沖縄でバイトをしながら、いつか自分の店を持とうとする好青年。妹が高校進学のために離れ小島から本島へ渡ってきます。久しぶりにあった兄妹が小さなアバラ屋で貧しいながらも楽しい生活を続けます。途中、詐欺にあったり、つきあっていた恋人との別れのシーンがありますが、そのときも「なんくるないさぁ」と鼻の根元を押さえ涙をこらえます。やがて妹は大学に合格し兄の元を離れアパートを借ります。台風の夜アパートの窓が壊れ部屋は水びたしに。兄が妹の危機を察知したのか突然現れ壊れた窓を戸で塞ぎ事なきを得ます。しかし、このとき兄の体に異変が。救急車で即病院に向かいましたが長年の体の酷使でもうぼろぼろな状態でした。あっけない兄の死。葬式の日に兄が送った成人式の晴着が届きます。添えられた手紙には「休みには島に帰って楽しくやりたい」と。海岸に出て抑えきれない涙をポロポロ流す妹。かたわらには「泣きたいときはこらえないで泣けばいいさぁ」と慰める祖母。・・・・・・・・涙そうそうどこにでもいる兄妹のささやかな話かもしれませんが見終わった後ジワジワときました。親の子殺し、子の親殺し、兄の妹殺しと昨今の殺伐とした状況を考えると家族愛とはなんぞや？と考えさせられます。この映画は是非家族や兄弟と見て欲しいですね。