KIKIの山行き・・・ 山と山の花

2025.04.10
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モクレン科 別名ヒメコブシ
花弁が神具の紙垂(しで)のようなのでシデコブシと言われる


5日(土)
いよいよ春の花の追っかけが始まりました。
犬山の八曽自然休養林のシデコブシからです。
八曽自然休養林は通称「愛岐丘陵」といわれ
その中に八曽滝や八曾湿地、黒平山、岩見山、焼山等の低山があるのです。
そしてその中の八曾湿地は、6.53haの広さの湧水湿地で
尾張北部では最大の広さです。
この時期はシデコブシやハルリンドウが咲いて
登山だけではなく、花も楽しみの一つになります。




亀割駐車場には思ったほどでなく、車が少ない
たぶん家族連れで満開の桜を見に行っているのでしょうか。






歩き出して駐車場を振り返ったら
満開の桜が一本






管理道路は両脇にポツポツとコバノミツバツツジが咲いています。
例年は満開の中を歩きますが、今年はまだ蕾が多くて
この木が一番咲いています。








勝手に名付けた「ツツジ街道」
(今年はまだ五分咲き)








八曾湿地に向かいます。






ショウジョウバカマ








この先に、シデコブシの咲く八曾湿地があります。
橋が新しくなっています。
丸太のままじゃ無く表面を平らに削って切込みも入っています。
滑らなくて助かります。







まだまだ先始めなので、蕾の方が多いけど
きれいに咲いています。







看板には
シデコブシの他、ハルリンドウ、ミミカキグサ、モウセンゴケ、シラタマホシクサなど
が咲くとありますが、シデコブシやハルリンドウ以外は地味なので
わかりにくいでしょうね






シデコブシは湿地の西側の縁に多く咲いています







ハルリンドウは何年か前はまるで絨毯のように密集して咲いていましたが
今年はまだまばらに咲いています。
これからどんどん芽が出るのでしょうか・・・
あれほどの群生は見たことが無いほどでした。
湿地の真ん中は保護のため歩かないようにしたいものです。












向うに観賞テラスがあります。








ピンクが薄いのや、濃いのや色々咲いています。










ハルリンドウ






この花が一番たくさんの花や蕾がついていました。







花弁の根元が濃いピンクで、先端になるほど薄くなるグラデーションが可愛い








ショウジョウバカマも
負けじと咲いています。






一か所だけ湿地を横断できるところがあるので
そこから対岸の東側に進んで観賞テラスまで行って見よう







湿地のほぼ全景が見られるようですが
広すぎて向うのシデコブシが見にくいのです。
テラスの右横のシデコブシ数本はまだ蕾です。










スズカカンアオイ
地面から顔を出すカンアオイの地味な花







沢にかかる橋は、古くて老朽化したものから
改修されて新しく架け替えられています。
この橋はまだ古いままです







白いショウジョウバカマ







黒平山へ向かいます








一の門との分岐







毎回、黒平山へ向かうたびに左となりのピークが気になっています。
山頂あたりに松があり、なんだか素敵な山頂のようなきがします。
しかし、調べてみてもルートが無いし
ブログもUPされていない、誰も登ってないのだろうか・・・








黒平山への分岐から、黒平山へ登り始めたら
龍神様が左にひっそりと・・・







昔はこの辺りには宗岳寺というお寺があったということで
石仏やロウソク立て等、仏具が残っています。







立派な石垣が残っています。
この辺りにはお寺の本堂などが有ったのでしょうか。






この門みたいなのも、シダに埋もれています。







黒平山山頂(327m)
祠の後ろに三角点があります。
珍しいことに、誰も他に登山者は居ません。







祠の右後ろに、二等三角点(点名 黒平)があります。








北西側に回ってみたら
木と木の間から、明王山と金毘羅山が見えています。







ズームして見たら
鉄塔のある明王山とその左に金比羅山が見えていて
その後ろの雪山は能郷白山







左端は尾張富士と尾張本宮山(左)が並んでいます。
少しだけ入鹿池が見えています。

貸切の山頂でお昼ご飯を頂いて下山します。







先ほどの登山道の分岐から、山伏の滝(八曽滝)の方に少し下って
アカマツの枯れた木のある展望の良い場所から東の方を眺めたら
高社山が近くに見えて、その右に春日井三山も見えています。







登山道を分岐まで戻ってきたら
天気が良いのでツツジの花が開いています。

実は今日は、いよいよ気になっている隣の山に挑戦します。
地図をあらかじめ見て調べていました。
八曽黒平山の南東に位置するピークに登るには
いったん下って鞍部を登り返さないといけません。
ずっと登山道を歩きながら下りられるところを探していました。
はじめ見当をつけたところは、
途中で足元が見えなくなるほどのシダの急斜面を
下りなければならなくて危険なので途中で引き返して
次に見当をつけた所を下りる時は
いつでもやめて引き返す覚悟で下り始めました。





一番下の谷底に目印になる大木があったので、そこで赤テープをつけて
今度は登り返しです。

踏み跡の無い急斜面を、ところどころ四つん這いになりながら
登れそうなところを探しながら
やっと山頂らしきところに到着
ヤッター、ヤッター、ヤッターマン







黒平山の南東峰(308m)

思った以上に素敵な山頂です。
一か所だけ向うの東側が開けて見える所から
枯れ木の向こうは高社山です。
今年正月の初登りの山は、色々なところから見えています。
目の前の森の中に目立っているのは何の木?








ズームで








満開の桜の木だったのね~~







山頂で証拠写真







私たちが最初かと思ったら
すでに登って来た人達(峠の会)がいて、りっぱな山名板がありました。
これで標高もわかります、ありがとう~~






山頂らしい山頂です。
広さもほどほどあって、苦労してやって来たかいがあります。
踏み場もないはどの雑草が生い茂り、展望もないような山頂かと思っていました。







そこには木のベンチもあり、暖かい飲み物を作って
しばし休憩







後ろの黒平山を振り返って見ますが
雑木が茂っていてなんとなく山が見える程度です。
登り着いたところの一本の木に赤テープをつけておきましたが
それを回収しながら下山しましょう。

出来るだけ同じ道を辿ろうとしましたが
あまりにも急斜面なので、結局下りやすいところを適当に下りて
一番底の鞍部の、先ほど残した大木の横に付けた赤テープを回収して登り返し。
黒平山の登山道に戻って、無事に長年気になっていた無名峰に登頂できました。
KIKIは勝手に黒平山の南東峰と名付けましたけど。(笑)






スズカカンアオイ
花がいっぱい咲いています。






管理道路の脇のツツジは朝よりも花が開いて
とても綺麗です。


いつも黒平山に登るたびに、隣のピークが気になって
あの山頂はどんな感じなの 誰も気にならないの
と思っていました。
残念ながら、途中の写真はすごい急斜面なので
写せなかったのです。
登るのに必死で、四つん這いになりながら登ったし
下山時はすごい斜面なので、木を頼りに掴みながら下りたので
写真どころではありません。
念のために持ってきた赤テープは回収できなければただのゴミになるので
山頂に残した一本だけであとはつけていませんし、付ける余裕もなかったのです。

今日は花の追っかけが出来た上に、
長年の気になる山にも登頂出来たしとても大満足な日でした。





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Last updated  2025.04.10 13:55:57
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