22~23生け花





2022.2.5


グラジオラスをいける ☆ 生徒様達のいけばな 





今日は、いけばなクラスの
生徒様達のレッスン作品を
ご紹介させていただきます。

花材は 枯れ木(かれぼく)
グラジオラス・デルフィニューム・
ソリダスターゴールド(略してソリダゴ)

冬なのに、花屋さんでは
グラジオラスの切り花を売ってました。
これは、温室栽培が増えた
だいぶ前から良くありますね。




「かれぼく」という呼び方は、
いけばな用語かもしれませんが
言ってみれば 枝ものを
ドライにして造形的に扱います。

こちらは、
枯れ木を花留めとしても使って、
作品にスケール感をだし
横のラインを強調するのに、
成功しています。





こちらは、
別な枯れ木を使って
草月で大切にしているテーマのひとつ
「剣山なし」で活けた盛り花です。

道具である剣山を使わないことで
足元スッキリ、
水面も作品の構成の一つです。





雑木の枝、時を経ても
立派にいけばなの花材として
役に立っています、ね。

どうやったら、うまく立つか?
どう活けたら、
自分のイメージに近づけるか?

生徒様達が、集中して活け花を
楽しまれているのが伝わってきて...
とても、嬉しいですね。











2022.2.16


生徒様達のいけばな&フラワーアレンジ 




グラジオラスとアリウム・シュベルティ
そしてソリダスターゴールドで、株分けのいけばな。

水盤の水面を見せて
空間のとらえ方が、いい感じ^^です。





アリウム・シュベルティは
教室で、生の切り花をドライにして
水色やピンクにスプレー着色したもの。

生徒様のレッスン作品に時々利用されて
作品に変化をつけています。




こちらは敬翁桜(ケイオウザクラ)と
デルフィニューム(青い花)ガーベラ
スイトピー、ソリダスターゴールドを使って
オフセンターのトライアングルスタイルのアレンジメント。





オフセンターのトライアングルは
正三角形や二等辺三角形ではなく、
ちょっと崩した形の三角形。

アレンジも定型のみならず、
バリエーションで楽しむと、
様々なデザインを楽しめて
表現の幅がひろがりますね。

アレンジなさった生徒様のお宅で
桜が満開になって、一足早く
お花見を楽しまれたことでしょうね。











2022.2.27


生徒様達のいけばな☆盛り花&投げ入れ 





小豆柳とエピデンドラム(蘭)、
ドラセナ・コンパクタ(グリーンの葉物)で
剣山を使って水盤にいける盛り花です。

傾真型という長い枝が傾くスタイルなので
剣山を置く位置が水盤の奥になります。
そうしないと、枝が出すぎて、邪魔ですものね^^

花型法の法則(きまり)も、そんな風に考えると
納得して、覚えやすいです。






水盤の水面もきれいに見え
すっきりしていますね。

お花ばかりに目が行きがちですが
足元をすっきりさせると、自然と
気持ちのよい 作品になっていますね。






こちらも、小豆柳を使った、
花瓶に剣山なしでいける投げ入れ。
さし口は絞り込んで、すっきり。
枝先は大きく展開してのびやか。





そして、
枝を雲竜柳にした組み合わせ花材。
器も、四角い投げ入れ花器です。

一輪だけのエビデンドラムでしたが
どの作品も、しっかりとした構成と
緊張感のあるバランスで
素敵にいけてありますね。







2022.3.2


生徒様達のいけばな ☆ 投げ入れ & 盛り花




こちらの生徒様の作品は
ユーカリポポラスという丸い葉が
特徴的なユーカリを使って
ガラスの花瓶に投げ入れで
枝垂れる枝の特徴を生かしています。






こちらの作品は
ユーカリの葉がいっぱいですね。
黒い投げ入れの器を使い、
少しコンパクトに・・・

それでもやはり、
枝垂れるユーカリの特性を生かして、
しなやかな印象に仕上がっていますね。






こちらの生徒様が選んだのは
三角形の鮮やかなブルーの水盤。
剣山を2つ使って、株分けの盛り花です。

花器の色が変わると、同じ花材でも
ずいぶん印象が変わりますね。





そして、赤い器にいけた生徒様も・・・
花器との色の対比が鮮やかで
インパクトのある作品になりました。

身近な花材、
バラ、スイトピー、菜の花を
合わせて使っていますが
花器で大分印象が変わりますね。

生徒様のお手持ちの器でいけ直してみると
上の作品たちとはまた
違った味わいを楽しめたことでしょうね。









2022.3.16


生徒様達のいけばな & アレンジメント





こちらの生徒様の作品は

雲竜柳をクルクルとして
エピデンドラムの黄色い花とドラセナで
足元にインパクトを出しています。

雲竜柳を逆さに立てて
力強さが伝わってきますね。





こちらは
東海桜で剣山なしのいけばなです。
スッキリとした直線の美が効いています。

明快な作品構成は、
いけばなの真骨頂ですね。




こちらは、上と同じような花材で
華やかなアレンジメント。

桜、百合(オバダ)ストック、ガーベラ
スイトピー、ドラセナレフレクサ、
そして、私の大好きな
シダ ダバリアファーンです。

パラレル(並行)スタイルで
あまり幅をとらず、
場所を選ば巣に楽しめるスタイルです。


春は花材が豊富に出回って
レッスンも楽しい季節ですね。










2022.3.16


レッスンテーマ「剣山なし」の桜☆生徒様達のいけばな 





レッスンテーマ「剣山なし」で
桜をいけてくださいました。
桜だけの一種いけです。

その名の通り、
剣山を使わないで盛り花、
水盤を使っていけます。

最初は立てるだけでも一苦労です(^▽^)




続いて、
一作目の桜の一種活けに
スイトピーなどを加え、
一作目のバリエーション。

ぐっと華やかになりますね。





こちらの生徒様も、
桜とスイトピー、ドラセナ 
レフレクサを使って
やはり、剣山なしです。

太い桜の枝も使って
しっかり剣山なしで、
構成してくださいました。





この日は、
皆様同じ花材(桜など)でした。

丸い水盤に剣山なし。
これは水盤に角がない分、
止めるのが難しい傾向にあります。

桜の長い枝を、傾斜を付けて活けるのも
技あり (^^♪
そして、もちろん、美しくなければ!






バランスを上手に取って
かつ、流れるような形。

緊張感のある美しい作品になりました。

生徒様が
各人思うようにいけ終えた時の
素敵な表情・・・

「いけばな」やってて、
良かった!と思う瞬間です。







2022.3.27


直線と曲線、ラインを意識して ☆ 生徒様達のいけばな 





今日は、生徒様達の
いけばなレッスン作品のご紹介です。
吉野桜とココットという名の百合。
直線と曲線、
ラインを意識して活けられました。

何を表現したいかが明快なことは
大事ですね。







足元ように、
玉シダの葉はあったのですが、
敢えて使わないで表現なさいました。

ただ、
剣山がみえちゃって!ます。
本来は、小石などで
隠すといいですねと
お伝えしました。
生憎、教室に
用意がなかったので・・・(;'∀')




こちらも同じ花材で!
吉野桜をこれだけ傾斜を付けて
剣山にいけるのは、結構大変です。
剣山ごとひっくり返ってしまって!

そこは知恵を使って!
その知恵をお伝えするのは、
講師の出番ですね。(笑)





こちらは
木瓜(ボケ)の一種いけ、
投げ入れです。

一種類だけでも絵になるのが
桜、梅、ボケなどの花木(かぼく)

いけばなでは、
枝ものを使うことが多いですが
花木は華やかさと
力強さを併せ持っていて
作品に大きさとインパクトが出ます。





枝ものを
花瓶に活けるときの
留め方を学んでいくことも
必須となります。

花瓶の口
いっぱいにならないよう
心掛けながら、
思う角度に留められるよう
技術をみがきます。(^▽^)






2022.4.2


春の花 ☆ 生徒様達のいけばな 





今日は、生徒様達の
いけばなレッスン作品のご紹介です。

春の花といえば、
桜とチューリップ、
この日のレッスン花材は 
吉野桜、丸葉ルスカスと
チューリップでした。
こちらは
花型法のレッスンをしてくださった
生徒様のいけた「投げ入れ」です。





続いて、
上の「投げ入れ」の
花材を再利用して
盛り花のレッスン作品。
1回におひとりツーレッスンなので、
お花を併用します。

こちらは「盛り花」と
呼ぶスタイルで
剣山を使って
平たい水盤にいけました。

趣が変わりますね。^^






こちらは 吉野桜と 
アリウム・シュベルティを
教室でドライにして
スプレー着色した花材です。






アリウムというのはネギ科の植物で
沢山の種類のアリウムがあります。

その中でもシュベルティは大振りで、
ドライにして着色すると、
いろんな個性を見せてくれます。





こちらも同じ組み合わせですが
枝ぶりが違うので
他の生徒様の投げ入れだと
写真からもわかります、ね。

この器は、
私の最近のお気に入りで
生徒様が使って、
素敵にいけてくれると
嬉しくなります。

いけばなは、
お花と花器のコラボでもあるので
花器で
表情が違ってくるのも面白いです。







2022.4.11


春の花 ☆ 生徒様達のいけばな 





今日は、生徒様達の
いけばなレッスン作品のご紹介です。

大振りの器に、土佐水木、
アリストロメリア、モンステラを
おおらかに活けて
藤の蔓を使ってアクセントにしています。

オールラウンド(四方見)
としても楽しめますね。






こちらは、昨年末から
参加してくださっている生徒様。

テキストの最初の方にでてくる
花型法の投げ入れに、
挑戦してくださいました。

なかなか、思い通りには留まらないのが
投げ入れの難しいところですが、
一生懸命取り組んでくださっています。






こちらは、同じ花材、
土佐水木、フリージア、モンステラで
盛り花を活けてくださいました。

大きなモンステラを
敢えて一枚だけ
インパクトのある使い方で
作品のポイントになっています。

モンステラの葉も、
使い方が(いけ方が)
難しい葉物の一つですが
多彩な方法で、その美しさを表現し
際立たせることができるという事を
学んでくださいました。







2022.4.15


春の花 ☆ 生徒様達のいけばな 





今日は、生徒様達の
いけばなレッスン作品のご紹介です。

ちょっと変わった形の器に
ボケとストックと、ユーカリを活けました。






右側の側面を
前面に活けることが多いですが
この日は、丸い穴が開いている方を
あえて正面使いにして、いけてあります。

視点を変えると、
作品にも多彩な表情が生まれますね。





こちらは、
ボケとスイトピーと
丸葉ルスカスを使って
投げ入れです。

写真ではちょっとわかりずらいですが、
青と白の器を二個使っています。
「複数花器にいける」という
テーマレッスンです。

凸凹しているほうを正面に向けて
花器の面白さを
作品に取り込んでいるところがいいですね。




ボケの特徴的な枝ぶりを
しっかり見つめて構成して
ルスカスのグリーンを使い
ピリッとしまった作品になっています。

花器の口元の空間を意識して
スッキリまとめて活けた点も
よかったですね。






2022.4.21


春の花 ☆ 生徒様達のいけばな 




土佐水木と
パーロット咲きのチューリップで
垂真(すいしん)型の投げいれです。

一番長い枝(真)が
花器の口から下に垂れさがる型なので
この名があります。
枝ぶりを上手に使っていますね。





こちらは、剣山なしの盛り花
(水盤のいけばな)
一般的には、剣山を使うのですが
草月では剣山を道具として捉えるので
剣山を使わなければ、隠す必要もなく・・・

剣山なしでいける技術を
大切に考えています。





とはいえ、技術も必要になるし
バランスをとる経験値も必要で・・・
なおかつ、無事立っているだけでは
 ブ・ブ~です。(笑)

土佐水木の枝ぶりをよく見極め
美しく表現できて、良かったです、ね。






2022.8.12


お孫さんと合作☆ 生徒様のいけばな展出品作





6月初め、
そうげつ支部展に出品された
生徒様のいけばな作品です。

中1女子のお孫さんとの
合作を希望され
お孫さんの作った
オリジナルオーナメントを使って
自由花を製作。

鉄のオブジェを土台に
藤づると、キウイづるで構成、
小枝に毛糸を巻いて作った
オーナメントがアクセント。
全体をカスミソウで!





作品のオリジナル性はもちろん、
動きを感じる構成力と、
遊び心が生きています。

なにより、楽しんで活けているのが
イキイキと伝わってきて
これぞ、いけばな! 

いけばなは、何を伝えたいかが
明快に伝わってくる作品が
求められると考えています。

花展では、出品者(生徒様)の
ご意向を大切にし、
アドバイザー役として
それぞれに輝く個性を
楽しませていただいています。






2022.8.12


グリーンと白で爽やかに ☆ 生徒様のいけばな展出品作





こちらの作品は、
6月初め、そうげつ支部展に出品された
生徒様のいけばな作品です。

制作者はグリーンと白にこだわって
爽やかな作品に!とテーマを設定。

漂白花材のミツマタを組んで構成、
花留めにもしています。

私も大好きなカラーや、
アスチルベ、ブルーベリーの実も
アクセントになっていますね。







黒い器は私の教室で
オリジナルに作っていただいている
アクリルの器。
軽くて持ち運びもし易く、
破損の心配もないので
なにかと重宝しています。

サイズも、色々希望できて
レッスンにも大活躍です^^

何より、今回の作品にマッチしていますね。






2022.8.16


ガラスの器に・ひと工夫 ☆ 生徒様のいけばな展出品作





こちらの作品は、
6月初め、そうげつ支部展に出品の
生徒様のいけばな。

花材は アンスリウム、カスミソウ、
そしてアルミワイヤー。

アルミワイヤーを
花留めとしても使ってますし
そのラインを見せて、
作品のアクセントにも。





ガラスの花瓶を使うことに決め
青とグリーンの粒粒は、
生徒様が花材屋さんで
見つけてきたもの。
水に入れると、
少し膨らんで
透明感もあっておしゃれ!

水の中にたくさん入れて、
涼感を演出。

花展に出品する作品は、
何か!ひと工夫^^
大切ですね。







2022.8.16


高さ165センチのいけばな ☆ 生徒様の支部展出品作





こちらの作品は、
6月初め、そうげつ支部展に出品の
生徒様のいけばな。

全体の高さは165㎝と結構あります。

ドライ作品なので、自宅でほぼ組んでから
知り合いの方に手伝って戴いて会場に搬入。





花展出品が決まってから
いろいろ構想を練って、
鉄の土台と、軸になるパイプを用意。

女竹(メタケ)を大量に発注して色塗り・・・
かなりの数なので、日数を要したようです。
それを組んで、ワイヤーで留めて
そこに黄色い小花のリモ二ウム
(ハイブリットスターチス)を束ねて
付けていきます。

青いアルミのワイヤーもつかって、
変化を付けていますね。



黄色い小花が大量のリモ二ウム、
生花を箱で注文
束ねて括り付けてあります。

青いアクセントになっているのが
ブルーにペイントしたドライのウチワヤシの葉。

そして鉄の土台にも青いアクセントカラーが!

大きな作品になると、構成力がより必要になり、
何度も、デッサンを描いて、構想を練っていました。

今回は、黄色と青をテーマカラーとし
平和への祈りも込めた作品です。

いつも楽しい、見応えのある作品を
出展してくださる、いけばな上級者の生徒様です。

(いけばな資格も、かなり上の方です)







2022.8.22

2種のヒマワリとデルフィニュームで ☆ 支部展での私の出品作





こちらは、6月初め
そうげつ支部展に出品した私の作品です。

大垂れ桑と、2種のヒマワリ、
デルフィニューム、スプレンゲリー。

器は鉄花器、花留めにも
鉄の組んだものを使っています。





製作途中の様子・・・
生徒様がおひとりで、
県北からこの日の
お手伝いに来てくれました。
片道、2時間以上かけてきてくれる彼の身長は
185センチ位だったような・・・

わたしは、お話しする時、
いつも見上げちゃいます。

手前にはニッパーとか脚立が見えますね。
こういう道具が必要なんです・・・いけばなにも。^^





垂れ桑に着色するのも一苦労、
何せ長いので、ビニールの中で
スプレーするのも一苦労です。

丸い籐のボールはタイのお土産、
アクセントに付けたら楽しいかと・・・

今回の花席のサイズがいつもより狭くて
高さだけは無制限(天井の高い会場なので)

それで、縦を意識した作品を考えました。





今回の作品は 
青と黄色の色彩をテーマに
季節感も感じて
いただけるように心がけました。

そして、
ウクライナの国旗の色に合わせ
平和への祈りも・・・





2022.8.25

カーネーションでいけばな ☆ 支部展での私の出品作




先日ご紹介した、6月の花展での会場風景。

縦長のヒマワリと垂れ桑の私の作品を
離れたところからパチリ。
こんな感じで、皆様に楽しんでいただきました。





こちらは、同じ
そうげつ支部展に出品した私の小作品。

花材は、カーネーションと、スプレンゲリーの一枝。

高さは30~40センチ位です。



クルクルと丸めた
金色のアルミの線をアクセントに
使ってみました。




カーネーションも色とりどりで
ギュッとまとめて花器いっぱいに入れました。

ちょっとアレンジっぽい?!

草月は、いろんな表現を追求して
楽しみながら活けることが一つの目標。

奇をてらわないで、かつ自由な発想を
探求しています。





今回は、身近ないけばなを
楽しんでいただこうという企画もあり
主に、各教室主催者が、暮らしの中で
気軽に楽しんでいただく小作品も
それぞれご提案させていただきました。







2022.9.2


葉物をつかって ☆ 生徒様達のいけばな 





生徒様のレッスン作品のご紹介です。
この日は、葉物(はもの)と呼ぶ
いろんな葉っぱを主役にいけました。

つるものは、キウイの蔓だったような・・・
他にも、ふじ蔓もあるので・・・
生徒様のおひとりがお知り合いから頂いて、
教室に持ってきてストックしてあります。




大きなお花はプロテアです。
いろんな種類があって、多くは輸入花。

葉物のパワーに負けない
お花ということで、プロテアを選びました。
インパクトありますよね。




こちらは、
斑入りのキキョウラン、
大きな葉のモンステラ、
回らないお寿司やさんで
おなじみのハラン。
フワフワのグリーンは
たしか、ディンゴファーン
レッスン時は正しくお伝えしたのですけど (;'∀')

こちらもグリーンの葉物(はもの)を意識して
お花を使わずに活けてあります。




葉の個性的なフォルムや、
印象を大切に
植物としっかり向き合い
自分ならではの「いけばな」

活け始める前の植物との対話や、
活けるときの楽しみ。

そして活け終わった作品を
見て楽しんでいただく・・・

花の命のはかなさを含め
いけばなの魅力は、
尽きないと思っています。






2022.9.6


ドライ花材をつかって☆ 生徒様達のいけばな 




白いクルクルは、
漂白したドライの藤を割いて
丸く形作ったもの。
商品名は巻藤(マキフジ)
他に、一重のトルコキキョウと
ハイブリッドスターチス。

ドライ素材を使って、
いけばなの表現の自由度がUP!
楽しい感じになっているのがいいですね。




色合いも優しいピンクで

白いガラスの器との
相性も良かったですね。





こちらは、
同じく藤の蔓をドライ漂白した
商品名ケーンカールを使ってます。

背の高いお花は、パイナップルリリー。
なるほど~というネーミングです。(^▽^)




他に、トルコキキョウと
縞模様がハッキリした
ドラセナ・サンデリアーナをアクセントに
陶器の黒い花器にいけてあります。

花器の口いっぱいに花を活けて
背の高いパイナップリリーとのバランスを
とってあるのが、活け手の工夫。

器を選ぶときに
どんな構成の作品に仕上げたいか、
しっかり考えたのが成功しましたね。







2022.9.15


身近なお花で ☆ 生徒様達のいけばな 




クジャクヒバとガーベラ、
鉄砲百合で
造形的ないけばなを
いけてくださいました。

比較的、身近に
感じていただけるお花三種で
こんな風に、
アートを感じるいけ方ができて、
良かったですね。





ガーベラは茎が長いので
そのままの姿にとらわれがち・・・

逆転の発想といいますか
活ける人の視点で活けると
大胆な印象を受けます。




こちらは、後方、縦に活けた
ソリダスターゴールドという花材を
さりげなく主張して
深めの花器にいけました。
これだと、剣山が見えなくて
草月の少ない決まり事、
剣山をなるべく隠しましょう!に
合致します。
剣山は道具という考え方に由来します。





こちらは寸胴(古くからの言い方です)と呼ぶ
投げ入れようの花器に
鉄砲百合を
器から下方へ意識したいけ方。

例えば目線より
少し高さのある所に飾る時
下からの視線を意識して
こんな風に活けたりします。

今日も、
私の教室の生徒様のいけばなを
ご覧戴きありがとうございました。
私の励みにもなりますし、
感謝しております。






2022.9.25


デルフィニュームとマルバノキ ☆ 生徒様達のいけばな 





青いお花のデルフィニュームと
マルバノキで盛り花。
生徒様のレッスン作品です。

たおやかな枝ぶりを上手に生かして
優しい印象の作品になりました。





デルフィニュームは
長く大き目の花穂ですが
思い切って短めに
使っているのが新鮮です。

いつもと、
いけ方を少し変えてみる勇気が
新たな表現に繋がりますね。




こちらは投げ入れ。
枝ものの描くラインの
特徴を生かしています。

草月いけばなで大切にしている
線・色・塊(せん・しき・かい)の中でも
特に重視している「線」をいかに表現するか・・・

植物に向き合い、
新たな発見を求めながら、
生徒様と共に
学びを深めていきたいと願っています。







2022.10.1


キウイ蔓をつかって ☆ 生徒様達のいけばな 





いけばな壁作品です。
レリーフのように、
植物素材をつかって
できれば生のお花に水を使いながら
作品を構成します。

アンセリウム。サンキライの実、ハラン
どれも水持ちはよく、
このような作品にぴったりの、
扱いやすい花材です。





この日はレッスンですぐ外すので
水は入れてませんが、水を入れれば

透明のチューブは水も保水できるし
作品の一部としてもおしゃれですね。






こちらもキウイ蔓と琵琶の葉、
それにヒマワリです。
器とのバランスもいい感じですね。



ヒマワリ2輪だけですが
琵琶の葉とマッチして、
インパクトありますね。

2作とも生徒様の
レッスン作品のご紹介でした。








2022.10.6


植物の線を意識して ☆ 生徒様達のいけばな 





こちらは
草月で大切にしているいけばなの要素
線・色・塊(せん・しき・かい)のうちの
一番重きを置いている、「線」を
意識した、盛り花作品です。

折り曲げて使っているのはトクサ。




器も複数花器つかって
トクサで構成し、
ニューサイラン(葉)と
デルフィニュームの
ブルーが効いていますね。





こちらの作品の
花材は、アレカヤシと
琵琶の幹と葉、ひまわり。

アレカヤシを思う形に
カットして使っているのも
生徒様のアイディア。

幹が中心にまっすぐ伸びて
インパクトありますね。






ヒマワリのようなお顔の向きが
ハッキリしている素材は、
花の向きで、
作品全体に大きな影響をあたえます。

横向きや、後ろ姿のお花に
女性のうなじを
感じたりします、よね。(笑)

生徒様のいけばなレッスン作品の
ご紹介でした。









2022.10.11


ニューサイランを使って ☆ 生徒様達のいけばな 





こちらは、長い葉 
ニューサイランを使って
花型法と呼ぶスタイルの中から
”シンプルさが命”の型。

シューっと斜めにラインをとって
黄色い薔薇で足元を〆る・・・
と言う感じですね。

明快な形なので、
モダンに仕上がります。





こちらは
ニューサイランを丸くして
表情豊かに・・・型は自由です。

黄色い器を使って
薔薇の色を強調したのも
良かったですね。





いけばなレッスンは
アレンジに比べ、
花数が少なめですが
シンプルな力強さ、
インパクトがある作品に
仕上がることが多いです、ね。

生徒様の作品を見せていただきながら
いつもそう思います。







2022.10.21


水を意識して ☆ 生徒様のいけばな 




水を意識して活けるというテーマレッスンです。

ガラスの器に水を張って
エリンジウムと、カーネーションを活けました。




こちらがエリンジウム、花屋さんで見かけた事がある方も
いらっしゃるかと思います。

お花を飾るとき、花・葉もの・実もの・枝ものと
組み合わせて選ばれると、作品の表情に変化が出ます。

薔薇に、百合に、菊などと
主役ばっかりというのは難しいですね。




水中にいける花材には
多少向き不向きがありますが
エリンジウムのような花だと
見ていても無理が無いですね。

このようなスタイルのいけばな作品を拝見すると
昔、聴いた「愛の水中花」という歌を思い出します^^

花材をみて、生徒様が活けるスタイルを
決めてのレッスン作品のご紹介でした。

ところで・・・
スマホの機種変、何かと苦労していますが
前のスマホはQRコードを読み取る
ICタグ・バーコードリーダーがあったので
何処にあるんだろう?と必死で探しました。(笑)
なんと!カメラでも読み取れるんですね。
知らなかった・・・

その後、アプリなんだと判明しましたが
なにかと、大変です (;'∀')

機種変、今回は何とか頑張ってるけど、
次回はどうなるんだろう???不安です。








2022.10.26


晒(さらし)ホオキ草を使って ☆ 生徒様のいけばな 





晒(さらし)ほうき草を使って
いけばな・自由花型。

ユウカリと黄色い薔薇を白いガラス花器に
いけて、白く晒したドライのほうき草で
カバーする感じに活けてあります。

ユーカリの曲線と
ほうき草の直線との対比も
上手く構成されていますね。





黄色い薔薇が
見え隠れするようないけ方も
ちょっと、新鮮です。

黄色い薔薇をメインに
活ける方法もありますが
いけばなの全体の調和を意識して
ご覧のようないけ方も、楽しいですね。


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2022.10.28


ハロウィンを意識してソラナム・パンプキンを使う ☆ 生徒様のいけばな 





こちらは
大きめの(4~50㎝)ガラスの水盤に
アルミのワイヤーを花留めにして
着色ミツマタ、ピンクッション、レモンリーフ
そしてソラナム・パンプキンをいけてあります。





透明のガラスの器に
剣山を使わないことにも
意味があります。

道具の剣山が丸見えは美しくないと
私の流派では考えるので。




こちらは、
赤い花器が効いていますね。

黒い着色ミツマタに、黒い雲の巣(フェルト製)を
飾って、控えめながら(笑)
ハロウィンを意識したいけばなです。



赤いガーベラと
オレンジのカボチャのような形をしたハナナスの仲間
ソラナム・パンプキンが
楽しい いけばなですね。




こちらは
コンパクトながら
スッキリ、シャープな作品となりました。

斜めにソラナムパンプキンを活けて
右下にピンクッション。
そのすぐ上にクモの巣^^



葉物は、レモンリーフという名前ですが
レモンの葉っぱではありません。

葉の形がレモンに似ているから
この名がついているようです。

通年出回っている葉物で
お値段もお手頃なので、重宝します。






2022.11.13


風船唐綿(フウセントウワタ)を使って ☆ 生徒様達のいけばな 





こちらは、
風船唐綿(フウセントウワタ)と
コスモスを使って
花型法による投げ入れ。

フウセントウワタの面白い実の形と
茎の主張のある直線に、
柔らかな茎と優しいピンクのコスモス。
対比が明快な作品になりました。





この丸い実の中には
タンポポの綿毛のような種が
いっぱい詰まっていて
長く飾っておくと自然に破裂して(^▽^)
種が飛び散ります。

生徒様の玄関に
綿毛がいっぱいになったというお話しを
何人かに効きました。




こちらは、ダリアとハランを使って
同じく、投げ入れです。





ハランというのは、幅広の葉ですが
その葉を細く咲いて、丸くして
花器の口もとを彩っています。

細く割くと、乾燥しがちではありますが
表現として幅がでて、
本来の形とは違った味わいがでますね。




こちらがハランをそのまま
丸くして使った盛り花
(剣山を使った活け方)

手前に水盤の水面が広がって
のびやかで、
水も作品の一部となっていますね。



風船唐綿(フウセントウワタ)
夏から秋に、花屋さんで
見かけることがあるかもしれません。

名は体を表す・・・
まさにそんな花材です、ね。







2022.11.19


縞葉蘭(シマハラン)と風船唐綿(フウセントウワタ)を使って ☆ 生徒様達のいけばな 





生徒様達の
いけばなレッスン作品のご紹介です。

花材は グロリオサ、
フウセントウワタ、シマハラン。

ハランの使い方に
ご注目!の作品ですね。






お花とフウセントウワタの実が
ハランのお船に乗っているようです。

グロリオサの
スクっと立つラインと
クルリと丸めた
ハランの対比も面白いですね。






こちらは
3枚のハランが主役です。

葉っぱの艶やかな面と、
フウセントウワタの球体の
バランスが絶妙ですね。




ハランの縞もようがシャープで、
自然の造形美が
ココにも表れています。




こちらは、「投げ入れ」といういけ方、
やや幅広口のガラスの花瓶に
思う角度で留まるように
工夫していけてあります。





今回のレッスンでは

フウセントウワタの実は
個性的で主張しますので
ハランや、赤いグロリオサと
どのようにバランスをとるかが
思案のしどころです。

皆さん、それぞれ
工夫していけてくださいました。

こういう作品を拝見するたび、
いけばな続けていてよかったわ!と
嬉しくなる、HANA魔女なのです (^▽^)/






2022.11.24


吾亦紅(ワレモコウ)を使って ☆ 生徒様達のいけばな 





生徒様達の
いけばなレッスン作品のご紹介です。

ワレモコウ(吾亦紅)キバナコスモス
(黄花コスモス)ハナナス(花茄子)を
縦のラインを意識して活けてあります。

結構高さがある作品です。




上のほうに、
吾亦紅が飛ぶようにあって
楽しい印象ですね。
例えば
蛍が舞うようにもみえませんか。

キバナコスモスとの
色の対比も明快で
小さな花材の構成ながら、
スッキリしています。




こちらは、タニワタリ、
ワレモコウ、アマランサス ホットチリ。
他に足元には
透明のクリアファイル二枚使っています。

異質素材を使って活ける
というテーマレッスンでした。
写真だとあまり目立ちませんが、
実際は、質感が違うので、
効果的に配されている印象です。





タニワタリの大きな葉に
ワレモコウが 
そよぐ感じに活けてあって
葉の面とワレモコウの
ポチポチの対比が明快ですね。

自由花は、
活け手のそれぞれの個性を
表現できて、
活けるのも、拝見するのも楽しい!と
わたしは思ってます (^▽^)






2022.11.29


石化エニシダを使って☆生徒様のいけばな,お子様も一緒で 





生徒様達の
いけばなレッスン作品のご紹介です。

石化エニシダ、オンシジウム、
ヒペリカム、コアラファンで
四方見(オールラウンド)という
花型で何処からも
裏表がない、全方向から
鑑賞できる花型で活けてあります。

斜めに活けた石化エニシダのラインと
全体のバランスがよく、
安定感がありますね。

パーティ会場など、
人が回遊する場所に
いけるのに適しています。





こちらは
石化エニシダ、ピンクッション、
ヒペリカム、コアラファンで
手で矯めて形作った
石化エニシダのラインが生きていますね。

矯(た)めが効く花材は、
自在に矯めていろんな表現を
試してみると楽しいです。




こちらの作品をレッスンしたのは
1歳のお嬢さんのママ (^▽^)

産後10か月位から、
教室に復帰して楽しそうに、
レッスンに通ってきてくださいます。

ご実家も遠いし、目下専業ママなので
(元職は大学病院の看護師さん)
リフレッシュになってると、
いいな~と思ってます。

1歳のREIちゃんも、
お花好きになると、嬉しいですね。







2022.12.4


お花いっぱいな混ぜ挿し ☆ 生徒様達のいけばな





生徒様達の
いけばなレッスン作品のご紹介です。
お花いっぱいで
(5種以上の草花)いける混ぜ挿し。






花材は、セロシア(ケイトウ)、
ガーベラ、デルフィニューム、
ワックスフラワー、薔薇、玉シダ。

色調はピンクの濃淡+白。
高さを抑えて、左右に伸びた
茎のラインが効いていますね。





こちらは、壺状の花器に
剣山を使わず活ける投げ入れ。
花器の色調と花色がマッチして
統一感が感じられますね。





細かいピンクのお花が
ワックスフラワー、
原産は 豪州西オーストラリア州 。

他にも、輸入花は想像以上に多いので
このところの円安が、
お花価格にも大きく影響していると
実感しています。




黒いベーシックな水盤に
草月の花型法の中の傾真型とよぶ
一番長いお花を斜め45度に
傾ける型でいけてくださいました。

花型法でいけるときは、
明快に型がわかるようにいけるのですが、
こちらは、今お写真で見ても、
はっきり分りますね (^▽^)/





この日のレッスンで使った
白いガーベラ、
花びらが細長くシャープでおしゃれ。

ガーベラは
数えきれないほどの種類があり、
新しいガーベラと
お花屋さんで出会う度に
つい、手に取ってしまいます。

日々、新種に
トライしてくださっている
花卉農家(かきのうか)さんには
本当に、感謝です。

お花と出会い、活ける楽しみに
広がりがでますから・・・(^^)v






2022.12.19


ヒバを枝と葉に切り分けた自由な発想で ☆ 生徒様達のいけばな





分解と再構成というテーマで
ヒバを枝と葉に切り分けて使ってあります。
葉は、タニワタリ。

通常、主役的につかうお花を
敢えて使わずに
しっかり、
活け手の主張したいコンセプトが
表現してあります、ね。




こちらは、ヒバの表情を見極め
インパクトが大きい
プロテアを活けてあります。

植物、自然なそのままでも、
もちろん美しいのですが
今回のように、
ヒバをしっかり見つめて
植物と対話して・・・表現することが
いけばなの大きな楽しみです。

器とのバランスもバッチリ!
器選びは、
いけばなの大きな要素となります。





こちらはタニワタリの大きめの葉を
クルリンと丸めて使っています。

プロテアの大振りのお花に
バランスよく活けてあります。

深いタイプの器を使ったのも
スッキリまとまりを感じさせて、
良かったですね。







2022.12.21


いけばなでクリスマス ☆ 生徒様達のレッスン作品




いけばなでクリスマス☆
ということで・・・(^▽^)
キラキラ塗り木と 
コニファー・ブルーアイス、
アンセリウムを、
赤い器にいけてくださいました。

季節感バッチリですね。





金色に着色したドライのサンキライの実、
そしてクリスマスカードを付けて
一気にメリークリスマス~~☆





こちらはクリスマスホーリーと
アンセリウムと
コニファー・ブルーアイスをつかって
横長の床面も意識したいけ方です。





赤い実がクリスマスですね。
トゲトゲが控えめなヒイラギ
クリスマスホーリー。

お庭にあると、
この時期重宝しますね。
それなりに棘も感じるので
防犯効果も?あるかも。

普通のヒイラギよりは
優しいですけどね。




こちらは、
併合花型というスタイルで
2つの花器にふたつの花型を活けて
2つで、ひとつの作品です。

緑はクジャクヒバを使っています。
目立たないですが、ゴールドサンキライを使って
華やかさも演出。

12月はクリスマスとお正月、
お花も飾り映えするシーズンです。

いけばなレッスンも
楽しんで頂けるとうれしいなと、
毎年、そろばん片手に
(現実は必死で暗算)やりくりしつつ
少しでも華やかに!オシャレにと 
花材選びとオーナメントを考えます。






2022.12.28


個性豊かな「いけばな」 ☆ 生徒様達の自由花作品





生徒様の自由な発想で個性豊かにいける
「自由花」レッスン作品のご紹介です。

赤芽柳(赤い苞がはじけるとネコヤナギ)と
ちょっと変わった色のユリを使って
柳をテーブルより下のラインまで
しっかり矯(た)めて、ラインの美しさを
のびやかに出しています。





そして、花器選びが成功していますね。
雰囲気と色合いがとってもマッチしています。

ユリは茎が長いのですが
あえて、花器の口もとにギュッと集めて
インパクトがあります。

活けての思いが込められている感じがして
印象的な点もいいですね。






次は器も個性的、
それに負けないくらい、
活け方も個性的で大成功!

雲竜柳とユリを使って
器の丸い穴を作品に生かし切っています!





雲竜柳の足元、
いつもは、器の中に隠れてしまっている
茎のラインを前面に持ってくる
逆転の発想!いい感じですね。






こちらは横の広がりを意識して
床面を使ってというテーマも兼ねて表現。

赤芽柳のまっすぐ伸びやかなラインを
手で矯めてたおやかさを出しています。

幅を出すときは高さを控えるのが大切。
両方欲張ると、うまくいきません。





花材は赤芽柳とストック、ドラセナ。

必要最小限の花材だけにして
表現したい点に、的を絞っています。

欲張りな表現は、
散漫な印象を生み出してしまいがち・・・

いけばなは、
選ばれた一枝、活けてが選んだ一輪に
魅せられるのだと思います。






2023.1.1


2023 ☆ 新春いけばな ☆ 





あけましておめでとうございます。
皆様には、2023年
いかがお迎えになりましたか?
本年のご多幸を心からお祈り致します。

旧年中は、当ブログへのご訪問、
コメントありがとうございました。
ブログ仲間の皆様の暖かいコメントに励まされ
長すぎるコロナ禍も、なんとかやり過ごして
変わりなく過ごせております。





今日のいけばなは、我が家の玄関の
今年のお正月花。

山光松(さんこうまつ)とオリエンタルリリー、
桐の実、雲竜柳ゴールド、
アクセントに、
紅白のクラフトテープを使いました。

今年こそ、平穏な一年になるようにと
願って生けました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。







2023.1.3


2023年、生徒様達の ☆ 新春いけばな





新春生け花、生徒様達の作品を
ご紹介させてくださいね。

山光松(さんこうまつ)と
雲竜柳ゴールド、桐、
そして菊(ディスバットマム)
ディスバッドマムとは、
1つの茎に1輪花がついている
タイプの洋ギクのこと。
つまり一本の茎に脇芽を外して
一輪だけ咲かせた洋菊。





雲竜柳の自由に暴れた線が
金色に光って、面白みがありますね。

桐の直線的なラインと
雲竜柳のラインと、
二つのラインを組み合わせるのが
今回は難しかったと思いますが・・・
上手に表現なさっていると思います。





二作目は、鉄花器に
同じ花材を活けてありますが、
こちらの桐は、ごらんのように、
大きなカーブを描いています。
自然の植物なので、
一つとして同じ枝はないわけで・・・





その日のお花とよく対話して(^▽^)
表現したいラインを探し
活けていくのが生け花の醍醐味ですね。

紅白のクラフトテープを絡ませて
菊のグリーンを際立たせています。





3作品目はちょっと変わった
色合いの花瓶に
正月花を活けて、
モダンな感じになりましたね。

クラフトテープを下のほうまで
垂らすことによって、
作品と器の一体感が生まれました。




菊(ディスバットマム)は
いろんな色があって、さすが洋菊!
ずっと以前にパリのホテルに飾ってあった
洋菊の巨大さに驚いたことを思い出しました。

菊は花持ちしますので
インテリアに使いやすいですしね・・・

私たちの従来のイメージを変えてくれた
洋菊、大好きです (^▽^)/






2023.1.26


フリージアを使って ☆ 生徒様達のいけばな





東海桜、フリージア、
ソリダスターゴールドでのいけばな。
高さを抑えてひらったい型の
花型法でのレッスン作品です。

四方見と呼ぶスタイルで、オールラウンド
どこからも鑑賞できる形となります。






桜の蕾がまだ固いですね。
東海桜は気温が多少低くても
活けてあるうちに開花するけなげな^^桜です。





こちらは、
自由花で、フリージアの葉の使い方が
個性的で面白いですね。
のびのびと活けている活け手の気持ちが
作品から伝わってきて気持ちいいですね。





こちらも、一作目とは別な生徒様が
平らな形(平真型)に活けてくださいました。
器が変わると、同じ型でもぐっと感じが変わります。

色味を抑えて組んだ花材でしたが
飾っているうちに桜が無事開花してくれることを
願っています。

桜、日本の春を感じさせてくれますから、ね。







2023.2.1


桜とチューリップを使って ☆ 生徒様達のいけばな




こちらは、
東海桜とチューリップを使って
生徒様の投げ入れ(自由花)

東海桜は市場から入荷したばかりの
新鮮花材なので、まだ蕾が固いですね。

でもこの後、生徒様のおうちで
開花したと聞いてホッ。(^▽^)




太い枝は、教室にストックしてある
枯れ木ですが、時折いけばなに使います。

作品のアクセントにもなりますし
花留めにもなりますから、便利です。

個性を演出できるツールとして
自由に使われています。




こちらは、盛花(水盤に乾山を使っていけます)
上の投げ入れと同じ、自由花というフリースタイルで
生徒様の感性を大切にいけてあります。




いけ終えて、私が少し手を入れさせていただいた後
スマホでパチリ♪
いけ終えたら生徒様たちに
ノートにデッサンすることを推奨していましたが
(いけたお花を再確認できるので)
カメラ付き携帯が普及してからは
皆様、かならずお写真撮られますね。

こちらの生徒様は、1歳3か月のお子さんを抱っこして
レッスンに参加してくださいます。
ほかの生徒様より1時間早めにお越しいただいているので
気兼ねなく、レッスン♪
以前は、お子さんに人見知りで泣かれた 
きらら♪ですが
最近は、にっこり微笑んでくれるので、
お子さんから、幸せのおすそ分けをいただいています。







2023.2.11


椿をいける ☆ 生徒様達のいけばな





こちらは、
椿(玉の浦)と東海桜をつかって
鉄花器に自由花の投げ入れ。

生徒様の作品です。

こちらの花器は、長年使わずに眠っていたもの。
教室に持っていってみたら
生徒様達に使っていただけて良かった!(^▽^)





椿は、枝や葉の整理が難しい花材ですが
こちらの生徒様は、初めて椿を活けたので
まずは慣れるところから・・・

かわいいお花をしっかり際立たせてある点が
良かったですね。

次回は、思い切って枝や葉を整理して表現してみるのも
レッスンになりますね。





こちらは
椿を使って、「分解と再構成」という
テーマレッスンです。

面白いと感じる枝ぶりを見極めて
思い切って、葉を落とした一枝と
葉のまっすを作って、対比させた表現。




水際で椿の蕾が開花する過程を
イメージすることも、楽しめます。

植物のいろんな要素を
活け手の感性で自由に表現していく・・・

存分に楽しんで活けていますね。






2023.2.18


シンビジウムをいける ☆ 生徒様達のいけばな




2月になると、ミモザアカシアの季節ですね。
この日のレッスン花材は、
シンビジウムとミモザアカシア。

でもこのミモザは
蕾が固い切り花で出荷されたので
満開はむりとのこと。
枝ぶりと蕾を楽しんでくださいと
花屋さんに教えてもらいました。
こちらは、
投げ入れで枝ぶりをすてきに 
表現してくださいました。





シンビジウムも緑色系で、おしゃれな雰囲気。

今の時期は、クリスマス、正月を終えて
栽培花卉農家さんが、手ごろな金額で
切り花で出荷してくれるシーズン。

レッスンには、今!こそと選びました。




こちらは、東海桜とシンビジウム。
石造りのように見える花器は、陶器です。

すっきりとした花型法でいけてくださいました。





東海桜は寒さにも比較的強く
生徒様のご自宅で、花見が楽しめたことでしょう。

このところ、すべてが値上がりしていますが
切り花も例外ではなく
毎回、お花選びもお値段を考えながら
組み合わせに苦労しています。

輸送費と温室の燃料費が落ち着いてくれると
助かるのですが・・・







2023.2.25


山茱萸(さんしゅゆ)とシンビジウムをいける ☆ 生徒様達のいけばな




山茱萸(さんしゅゆ)とシンビジウムをつかって
壺活け、です。

いわゆる花壺に投げ入れでの自由花、
山茱萸は折り矯め(おりだめ)と呼ぶ方法で
活け手の思う表情を作っています。

山茱萸にアクセントが生まれ、
アピール力がありますね。






シンビジウムとの相性もいい感じで
花もちもよい組み合わせです。
葉物は、レモンリーフ。





こちらは、同じ花材で盛花。
深めのコンポートに剣山を使っていけています。

山茱萸は早春の花木(かぼく)
=葉より先に花が咲く枝もので
万作(まんさく)とおなじように、
1~2月に花屋さんに出回ります。






ピンクのシンビジウムの
花芯のところのイエローと
色合いがあうと思い、山茱萸を選んでみました。

線を表す枝ものと花ものを
組んで活けることが多い「いけばな」ですが
色も大切な要素ですね。

こうして、アップで見ると
色合いのコラボは大切だな~と
改めて気づかされました。(^▽^)

ふとした時に、学びがありますね。









2023.8.13


 ☆ 生徒様達のいけばな
































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2023.8.13


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