2025.11.20
テーマ： 金魚(1752)
カテゴリ： 金魚・メダカ初心者の方へ
金魚飼育で最初の大きなハードルになるのが
「水槽の立ち上げ」です。
初めての人ほど
「水が白く濁った」
「数日後に金魚が弱った」
「アンモニアが出た」と悩みがち。
しかし、これは決して失敗ではなく、
水槽が“生きた環境”へと育っていく過程で起きる
自然な現象です。
今回は、水槽立ち上げのメカニズムと
トラブルを未然に防ぐコツを丁寧に解説します。
■ 水槽立ち上げの基本：なぜ時間が必要なのか
新品の水槽に水を入れただけの状態は、
見た目こそきれいですが
「魚にとって安全な環境」ではありません。
大切なのは、水中の毒素（アンモニア・亜硝酸塩）を
分解してくれるろ過バクテリアがしっかり定着すること。
特に重要なのが以下の2種類のバクテリアです。
・ニトロソモナス：金魚の排泄物から出る「アンモニア」を分解
・ニトロバクター：分解過程で発生する「亜硝酸」も無害化
これらが十分に増えるまで、通常2〜4週間かかります。
この期間を「立ち上げ期間」と呼び、
ここで無理をすると後々のトラブルの原因になります。
■ バクテリア定着の流れ（時系列で解説）
【1〜3日目】水がクリアで落ち着いて見える時期
この段階ではバクテリアがほぼいません。
水は透明ですが、まだ安全とは言えない状態です。
【3〜7日目】白い濁りが出る（バクテリアの増殖サイン）
白濁りは失敗ではなく、むしろ“順調な立ち上げの証拠”。
水中の微生物が一気に増殖しているために起こります。
【1〜2週間目】アンモニアスパイクが起きやすい時期
バクテリアがまだ少ないため、餌のカスや金魚の排泄物から出る
「水槽の立ち上げ」です。
初めての人ほど
「水が白く濁った」
「数日後に金魚が弱った」
「アンモニアが出た」と悩みがち。
しかし、これは決して失敗ではなく、
水槽が“生きた環境”へと育っていく過程で起きる
自然な現象です。
今回は、水槽立ち上げのメカニズムと
トラブルを未然に防ぐコツを丁寧に解説します。
■ 水槽立ち上げの基本：なぜ時間が必要なのか
新品の水槽に水を入れただけの状態は、
見た目こそきれいですが
「魚にとって安全な環境」ではありません。
大切なのは、水中の毒素（アンモニア・亜硝酸塩）を
分解してくれるろ過バクテリアがしっかり定着すること。
特に重要なのが以下の2種類のバクテリアです。
・ニトロソモナス：金魚の排泄物から出る「アンモニア」を分解
・ニトロバクター：分解過程で発生する「亜硝酸」も無害化
これらが十分に増えるまで、通常2〜4週間かかります。
この期間を「立ち上げ期間」と呼び、
ここで無理をすると後々のトラブルの原因になります。
■ バクテリア定着の流れ（時系列で解説）
【1〜3日目】水がクリアで落ち着いて見える時期
この段階ではバクテリアがほぼいません。
水は透明ですが、まだ安全とは言えない状態です。
【3〜7日目】白い濁りが出る（バクテリアの増殖サイン）
白濁りは失敗ではなく、むしろ“順調な立ち上げの証拠”。
水中の微生物が一気に増殖しているために起こります。
【1〜2週間目】アンモニアスパイクが起きやすい時期
バクテリアがまだ少ないため、餌のカスや金魚の排泄物から出る
アンモニアが急上昇（アンモニアスパイク）しがち。
・金魚が水面でパクパクする
・ヒレを閉じてじっとする
などの異常が起きやすいため、
この時期の魚の様子には要注意。
【2〜4週間目】亜硝酸塩ピーク〜安定期へ
アンモニアを分解できるようになると、
次に亜硝酸塩（毒性あり）が増えます。
さらにニトロバクターが増えることで、
徐々に水質が安定していきます。
■ アンモニアスパイク・濁りを避ける具体的な方法
① 一度に金魚を入れすぎない
立ち上げ直後は、排泄量が多い和金タイプを複数入れると
ほぼ確実にアンモニアが跳ね上がります。
最初は1〜2匹からが基本です。
（国産金魚）更紗和金 三つ尾〜四つ尾（1匹）
② スタート時に必ず「ろかフィルター」を稼働
外掛け、投げ込み、スポンジフィルターなど、
形式は何でもOK。
重要なのは24時間止めずに動かすこと。
フィルターはバクテリアの住処になるため
立ち上げには必須です。
水作 エイト M 本体 40〜45cm水槽用水中フィルター・投げ込み式フィルター 関東当日便
★ろかフィルターに関する記事は こちら 。
③ 餌は極端に少なく
立ち上げ初期は、金魚がかわいそうでも
「一粒レベル」または1日おきで十分。
餌が多いと分解しきれず、アンモニアが急上昇します。
④ 水換えは“やりすぎない”のが正解
立ち上げ期に毎日水換えすると、
せっかく増えたバクテリアが流れてしまいます。
おすすめの水換え頻度は以下の通りです。
・金魚が水面でパクパクする
・ヒレを閉じてじっとする
などの異常が起きやすいため、
この時期の魚の様子には要注意。
【2〜4週間目】亜硝酸塩ピーク〜安定期へ
アンモニアを分解できるようになると、
次に亜硝酸塩（毒性あり）が増えます。
さらにニトロバクターが増えることで、
徐々に水質が安定していきます。
■ アンモニアスパイク・濁りを避ける具体的な方法
① 一度に金魚を入れすぎない
立ち上げ直後は、排泄量が多い和金タイプを複数入れると
ほぼ確実にアンモニアが跳ね上がります。
最初は1〜2匹からが基本です。
（国産金魚）更紗和金 三つ尾〜四つ尾（1匹）
② スタート時に必ず「ろかフィルター」を稼働
外掛け、投げ込み、スポンジフィルターなど、
形式は何でもOK。
重要なのは24時間止めずに動かすこと。
フィルターはバクテリアの住処になるため
立ち上げには必須です。
水作 エイト M 本体 40〜45cm水槽用水中フィルター・投げ込み式フィルター 関東当日便
★ろかフィルターに関する記事は こちら 。
③ 餌は極端に少なく
立ち上げ初期は、金魚がかわいそうでも
「一粒レベル」または1日おきで十分。
餌が多いと分解しきれず、アンモニアが急上昇します。
④ 水換えは“やりすぎない”のが正解
立ち上げ期に毎日水換えすると、
せっかく増えたバクテリアが流れてしまいます。
おすすめの水換え頻度は以下の通りです。
・餌を減らす
・水換えを最小限にして様子を見る
ほとんどの場合、数日で透明に戻ります。
★水槽の白濁りに関する記事は こちら 。
■ アンモニアスパイクの対処法
以下のサインが出たら危険サインです。
・水面でパクパク
・赤みや充血
・ヒレを閉じて動かない
対策としては
・すぐに1/3〜1/2の水換え
・餌を控える
・ろ過を強める（追加エアレーションも有効）
これで多くの場合、持ち直します。
★金魚の異常行動に関する記事は こちら 。
■ まとめ：水槽は「育てる」もの
水槽の立ち上げは、慣れれば
とても楽しい工程のひとつです。
数週間かけてゆっくり環境が整っていく過程を
理解しておくことで、失敗は大幅に減り、
金魚も長生きしてくれます。
金魚飼育は、水を育てることから始まります。
焦らず、じっくり、少しずつ。
それが、安定した水槽への一番の近道です。
ほとんどの場合、数日で透明に戻ります。
★水槽の白濁りに関する記事は こちら 。
■ アンモニアスパイクの対処法
以下のサインが出たら危険サインです。
・水面でパクパク
・赤みや充血
・ヒレを閉じて動かない
対策としては
・すぐに1/3〜1/2の水換え
・餌を控える
・ろ過を強める（追加エアレーションも有効）
これで多くの場合、持ち直します。
★金魚の異常行動に関する記事は こちら 。
■ まとめ：水槽は「育てる」もの
水槽の立ち上げは、慣れれば
とても楽しい工程のひとつです。
数週間かけてゆっくり環境が整っていく過程を
理解しておくことで、失敗は大幅に減り、
金魚も長生きしてくれます。
金魚飼育は、水を育てることから始まります。
焦らず、じっくり、少しずつ。
それが、安定した水槽への一番の近道です。
GEX マリーナ600BKST LED＆デュアルクリーンセット 60cm水槽セット お一人様1点限り 関東当日便
■ おまけ：水槽を早く立ち上げたい人へ
知り合いで金魚やメダカを飼っている人がいる場合、
なじみの金魚店（金魚を購入した店舗）がある場合は
立ち上げ済の水槽から飼育水やろかフィルターのろ材、
砂利の一部や水槽内アクセサリーを拝借するか頂戴して
新水槽の立ち上げに使うという手があります。
バクテリアがすでに定着している水槽から
飼育水やアイテムを借りると、「水が出来る」のが
イチからの新規立ち上げに比べて早くなりますよ。
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銀野める子
福岡県在住。金魚飼育に奮闘中です！ 飼育中の金魚たちの様子やアクアリウムグッズの紹介などを綴っていきます。 金魚がお好きな方、金魚飼育でお悩みの方、お気軽にコメントください♪ 仕事で遅くなるかもしれませんが、返信させていただきます。
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