里おじさん活動普及促進委員会（非正規雇用のおっさんのブログ）

黒わか松

焼酎に使われている麹には、黒・白・黄とあります。

一般に、ボディのしっかりした黒、ふくよかな白、フルーティな黄、と言われております。
でも、最近のニュー黒というのは、白の風味のある黒麹で、白と黒の中間のような風味で、なかなか区別がつきにくいです。
って、おいらの修行が足りないだけですけど。

で、商品名に黒とか付いていると、迷わなくていいです。
この黒わか松、当然黒麹仕込みです。

製造元の若松酒造は、１７１９年創業という老舗ですが、あまり名が知られていないような気がします。
現存する唯一の明治１３年発行の「酒類営業免許鑑札」が蔵に残っているようです。
その蔵の名前を冠した商品ですから、蔵のレギュラー焼酎なのでしょうね。

若松酒造の若は漢字、商品のわかはひらがな、何かこだわりがあるのでしょうか。

めっきり冷えてきた秋の夜長には、お湯割りですね。

あまり黒の味の太さは感じませんね。
甘いです。
でも、いやらしい甘さではなく、ほどよい甘さで、飲み負けしない味ですね。

香りはあまり感じません。
後味も、じわじわ～って広がる感じではないです。
ですから、というか、逆に、一口ごとに、後を引かず、どんどん飲めますね。
すっきりした味わい、キレがある焼酎だと思います。

可もなく不可もなく、という焼酎です。
いえ、これは、おいら的には、焼酎への賛辞です。

可が多い焼酎は、美味しいですけど、飲み飽き・飲み負けするような気がします。
その点、可もなく不可もない焼酎は、一生つきあうことができます。

この黒わか松は、レギュラー焼酎の王道にありますね。
特別に美味しいという焼酎ではないですけど、普通に美味しい焼酎です。

もし、焼酎がこれしかない時でも、許せちゃいます。

評価は、お値段との比較で、☆☆☆☆、お値打ちな焼酎だと思いますよ。

【製造元：若松酒造株式会社】
【原料：黄金千貫】
【麹：米麹（黒麹）】
【蒸留：常圧蒸留】
【アル度：２５度】