バラの大害虫のアザミウマを食べてくれるヒメハナカメムシは、実物を見たことがありませんでした。
たまたまブログの記事の関連でヒメハナカメムシを調べ知識としては知ったばかりです。
それが今日撮影しているヤブカラシの花の枝に、なにやら動いている虫を見つけたのです。体長は2mm。ヤブカラシの花と比べていただくとその小ささがわかっていただけるでしょう。中央の花茎の下に潜り込んでいます。
昨日調べたばかりのヒメハナカメムシにとても良く似ています。急いで写真を何枚も撮りました。
透明な羽にとがったくちばし。ネットで調べたヒメハナカメムシにそっくりです。しかしアザミウマがいません。その行動を見ていると蜜を吸っているようにも見えます。アザミウマを捕まえている姿が見えれば確実なのですが。
このヒメハナカメムシを見つけられたのも、ブログを拝見していたおかげです。こんな小さなカメムシを見つけることは知っていなければとても難しかったでしょう。
この撮影しているときでさえ、1匹だけと思っていたのですから。撮影が終わって、ヒメハナカメムシを別の花に移しているときにまだいることに気がついたのです。しかも幼虫2匹、成虫あわせて2匹。
ヤブカラシは庭の雑草として、これまで蔓が延びてくると摘んで、はびこらないようにしていました。しかし、このように天敵も暮らす植物と知ったときから、考え方を改めなければいけないかなと思い始めました。