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京子さんの父親を一時的に手伝い始めたのが給食に関わったきっかけ。
県外の企業から就職内定を受けていたが、京子さんの父から
「このまま店を継いでほしい」と頼まれた。
76年からは米飯の提供も始まり、最大で毎日千人以上のパンとご飯を提供した。
従業員は多い時で7人ほどいたが、現在は生徒数の減少に伴い、夫婦2人で働いていた。
機器の老朽化により、2年前からパンの製造は村外業者へ委託。
2人とも80歳となり、作業の継続が難しくなったことから、米飯の提供も本年度で
終了することとなった。
昇さんは「体がきつくて辞めようと何回も思ったが、『俺がやらなければ』と
走り続けた」と振り返る。
生徒に「勉強もスポーツも食なしには始まらない。
しっかり食べて好きなことをやってほしい」と語り、趣味のハーモニカを披露した。
京子さんは「子どもたちから給食がおいしかったと言われることが
一番うれしかった」と感慨深そうに話した。
生徒を代表して内間大惺さん(14)が「おいしい給食を食べて成長できたのは
東江さんのおかげ。伊江島の子どもたちの成長を支えてくださりありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
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