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フジケン

フジケン

フジケン 1フジケン 2フジケン 3

桜田紋二は波浜高校1年最強を目指して、他の新入生をシメまくっていた。
しかし、シメた生徒のほとんどが、波浜高校1年最強はフジケンだという。
なので、1年最強を目指す紋二にとって、フジケン(富士山健作)は避けて通ることのできない存在だった。
さっそく紋二たちは、フジケンのいる7組へと向かう。
フジケンを見つけたまではよかったが、フジケンにはまるでヤル気がなかった。
もうケンカはウンザリだという。
興をそがれた紋二は、フジケンを放課後の体育館裏へ呼び出す。
だが、ソコへ現れたのは、フジケンの小学校からのツレ、加納豊樹だった。
そして、加納はフジケンが来ないと告げ、立ち去ろうとする。
しかし、ごうを煮やした紋二は、立ち去ろうとする加納を挑発し、シメてしまう。
加納がヤラれたと知ったフジケンは、すぐさま紋二の元へと駆けつける。
ガタイも良く、実力もあった紋二だが、フジケンにはかなわなかった。
この後、なんとなく気のあったフジケンと紋二は、加納と、紋二のツレである秋山優二とツルむこととなる。
そして、さまざまなトラブル・抗争に巻き込まれていく。
高校生同士の友情・抗争・恋愛を描いた、バイオレンスヤンキーマンガだ。

「フジケンと愉快な仲間たち」
フジケンのツレは、加納、紋二、秋山の3人であり、たいてい行動をともにしている。
それぞれが個性的な特徴を持っている。

加納豊樹
フジケンの小学校からの友達で、かなりのイケメンだ。
女にモテるのだが、本人はウザく感じている。
なぜならば、彼は根っからのブス専だからだ。
ケンカの腕は、他の3人に比べて低い。

桜田紋二
顔はオッサンだが、情にもろく男気にあふれている。
フジケンに破れ、波浜高1年のナンバー2であるが、認めたがらない。
パチンコが趣味で、その実力はプロ並みである。

秋山優二
紋二のツレで、地元中学じゃ有名な強者だ。
リーゼント頭をモットーとしており、昔ながらの不良スタイルを貫いている。
ヤンキー話が好きで、フジケンたちとよく話している。

「ケンカシーン」
とにかくこのマンガ、ケンカの描写がウマイ。
スピード感や重量感、どれをとってもハイレベルだと思う。
特にパンチで殴られるシーンは、他のヤンキーマンガに比べてリアルだ。

「不良高校」
あちらこちらの不良高校が登場するのも、このマンガの特徴だ。
各高校の勢力関係などを知っておくのも、このマンガを楽しむキーポイントになるだろう。
ちなみに、フジケンたちのいる波浜高校は、他の高校に比べてかなりおとなしい高校として知られている。
それゆえ、他のヤンキー高にからまれることが多い。
もちろん、フジケンたちがそれに屈することはなく、抗争が勃発する。

「学生生活」
このマンガでは、ケンカだけでなく、高校で経験するだろうさまざまなイベントが登場する。
しかも、かなり現実に近い雰囲気をかもしだしているので、わかる人にはググッとくるかもしれない。
たまにマニアな話題に走ることもあるが、知らない人でも楽しめると思う。

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