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TVのインタビューコーナーに、脚本家の大石静香さんが出ていました。彼女のドラマって、「こうすりゃあ、視聴者は他愛なく喜ぶのよ」という意識がここかしこに垣間見えるような、なんだかあざとい感じがしてあまり好きではないんですが、今やっているNHKの「ガラスの家」にしろ、以前やった「セカンドバージン」にせよ、人はまんまと乗せられて、私も見ちゃっているわけです。ドラマについてはそうなんですが、司会者の思惑に合わせず、おもねず、淡々と自分を語る姿に、私は強い女性を見て、好きになりましたね。「あさイチ」の、全国の主婦層が見ている番組で、「夫はいるけれど、婚外恋愛している」とさらっと言ってしまえる、その潔さ。出会いの順番と言うのは残酷で、結婚してから出会ってしまったとしたら、それは婚外恋愛でしょう・・。それを不倫と呼ぶのは、自分は好きではない、と。なるほど。大石女史に抜擢されて、無名の俳優さんが、あっという間にスターになるケースが多いのだそうですよ。女史の男を見抜く「ポイント」は、4つあるそうで、1.清潔感2.空間の占有度3.口角が上がっている4.後ろ姿に品がある・・だそうです。空間の占有度と言うのは、その場の雰囲気を圧倒するオーラでしょうかね、どんなに魅力的に見えても、去っていく後ろ姿が貧相であれば、その人は、ダメなんだそうですよ~。口角があがっていなけりゃ、見込みなし・・ですと。なるほどね~・・です。さすがに多くの男を見て来た人だけある。62歳だそうですが・・敵わんなぁ。
2013.10.15
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雑誌「プレジデント」にちょっと面白い記事を発見。『ヘッドハンター10人が実感する「役員に昇る人」の小さな共通点』へぇ~・・と思いまして。それによると・・1.初対面の人に対して 「平」 好きなようにふるまう 「部長」 上下関係で態度を変える 「役員」 腰が低く、懐が深い2.お世話になった人に対して 「平」 困った時だけ連絡する 「部長」 適宜、お礼メールを送る 「役員」 丁寧にお礼し、仕事を運んでくる3.話し方は 「平」 自分の話したいことを話す 「部長」 専門用語を羅列する 「役員」 相手に合わせて言葉を選ぶ4.上司に意見を聞かれたら 「平」 上にひたすら合わせる 「部長」 正論を言う 「役員」 バランスの取れた正論を言う5.仕事を選ぶときの優先事項は 「平」 待遇と福利厚生 「部長」 肩書と年収 「役員」 そこで何ができるか6.二十代の頃の評価は 「平」 何の実績もない 「部長」 優秀なマジョリティである 「役員」 優秀なマイノリティである7.人間の器が 「平」 誰が見ても小さい 「部長」 大きく見せようとする 「役員」 自然に大きくなっていく8.海外では 「平」 海外に興味がない 「部長」 語学力や相手の肩書を気にする 「役員」 日本語でも渡り合える9.食事のときは 「平」 「食」に興味がない 「部長」 よく飲み、よく食べる 「役員」 好き嫌いなくきれいに食べる10.身だしなみは 「平」 好きなものを身につける 「部長」 時計にこだわる 「役員」 靴やペンにこだわる11.趣味 「平」 仕事より趣味が優先 「部長」 「仕事が趣味」という 「役員」 一つの趣味を極める12.SNSでは 「平」 思ったことを発信する 「部長」 ほとんど発信しない 「役員」 戦略的に発信するこれにより、自分が「役員」になれる器かどうかを考察すると、いつも「マイノリティー」だったけれど「優秀な」ではなかったし、お世話になった人に「適宜、お礼メール」はするけれど、仕事を運んでくるような力はないし、上には媚びませんが、戦略的ではないなぁ・・。趣味を極める程の才能もなし・・。・・と要するに器じゃない、ってことが分かりましたよ。で、さらに私がこれまで会った「出世した人」を振り返るに、・私にも丁寧に接してくれる。・姿勢がよく、でも腰は低い。・相手の話を面白がって聞く。・にこやかな顔が出来る。でしたね。靴やペンにこだわっているかどうかは分かりませんが、安っぽいスーツは、着ていませんでした。ある本に「社長になる人は、長尺財布を愛用する」とあって、我が家一同、長尺財布に替えたんですが、彼らがどういうお財布を所有していたか・・も分かりませんでした。調べてみたいところなんですがネ。
2013.10.12
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日経新聞のおまけの冊子に「雑誌『LEON』はこの10年で何を変えたか?」という特集記事があったのです。これが、なかなかに面白い。『LEON』というのは、パンツェッタ・ジローラモ氏をモデルに、かっこいい中年男を目指す・・が目的の男性雑誌でありまして。「ちょい不良」とかいて、「ちょいワル」と読ませる言葉を流行させた雑誌・・といえば、もっと分かりやすい。この『LEON』が流行らせた用語・・がまとめてあったのですが、それを見ると、中年を自覚しだした男たちが、どういう言葉に救いを見つけているか、というのが分かるんですねぇ。「ちょい不良」・・所詮、ワルにはなれないけれど、ちょっとしたワル風なら、出来るかも・・という安易な期待なんでしょうね。「必要なのはお金じゃなくて、センスです」・・「金がなくちゃ、始まらないでしょ」じゃあ、身も蓋もないわけで。ああ、わずかなお小遣いの俺だって、まだ行けるかも・・とセンスがあるかどうかも怪しいのに、嬉しく思わせてくれるフレーズだったのでしょうね。しっかし、この雑誌で紹介されているものって、どれもお高いですけどね。「ハゲたらヒゲを」・・なるほど。受けると思う。「ちょいムチ」・・少しぐらいムチムチしていた方が安心感、信頼感、余裕を感じさせるから、いいのだ・・と言いきって、多くの男たちを、救ったのでしょうね。「モテるオヤジ」・・いまだに「モテる親父の作り方」などの企画の時は、部数が増えるのだそうです。デキる男じゃなく、キレる男でもなく、魅せる男でもなく、モテる・・だと「俺でも可能かも・・」と思わせるワードなんでしょうねぇ。要するに「こんな俺でも、ちょっとの工夫でかっこよくなるかも」と思わせる所が、雑誌を売るポイントなんですねぇ。しかしね、現実にモテるオヤジというのは、こんな雑誌に頼らずに、独自に迷わず、自分の世界を持っている男であり、「モテたいなんてゼ~ンゼン思わない」男・・なんだと思うのだけれどなぁ。・・どうでっしょ。
2011.09.26
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麻木vs大桃vs山路・・スキャンダルで賑わってますね。「世間をお騒がせして」と気の毒に、ご当人達が謝っていますが、マスコミは、ひと様の揉め事が商売になるんで勝手に騒いでいるだけで、本来は謝る必要なんか、ないんですけどね。ま、しかし、男女の揉め事というのは、「自分に一切関わりない限り」において、実に面白いワイドショーで盛り上がるのは、そりゃあ、分かります。で、3人目の当事者、ジャーナリスト山路徹氏が会見して、世間の目は、一挙にこの男性に傾いてしまったようです。渋い風貌、ソフトな語り口、ジャーナリストという肩書き。まあ、知性派を自認する女ほど、コロッと惹かれちゃう、タイプではありますよね。彼は真っ先に言うんですね、「僕が全て悪いんです」と。「僕の気持ちの中では(結婚は)破綻していたのだけれど、それを言い出せなかった、僕が悪い・・」と。こういう言い方って、一見、潔さそうに見えるけれど、ずるいんですよね、「僕が悪い」と尻まくられたら、女はその後、なにも言えなくなりますもんね。山路氏の会見見ながら、「ああ、こういう男って、時々いるんだよなぁ」としみじみ、思ってしまいましたよ。インテリで、物知りで、結構かっこいいこと言うんですよね、で、「頭のいい女性にしか、惹かれないんだよね」とか、「どんなに美人でも、男に頼って生きる女性は、僕は生理的にダメだなぁ」なあんて、きっと言うんです。だから、女は、彼の心を引きとめたいがために、しゃにむに頑張っちゃうんでしょうね。でも、こういう男って、すぐに、次の女に目が行くんですよ。絶対、一人の女性には留まらない。一人、モノにしたら、すぐに新しい方に目が行くんですよね。それが、なんというか、こういうタイプの男の、もう、性みたいなところで・・。アハ。分かったようなこといってますけど。で、本当に優しい男は、とことん嘘を突き通すけれど、こういう男は中途半端に嘘をつく。それで、女性をよけい傷つけちゃう・・ということに、思い至らないんですよね。今回の騒動と、山路氏の会見で、大桃女史は、余計傷ついたのではないのかなぁ。ツィッターして自分から撒いちゃったタネではあるけれど、なんか、男としてもう少し、言いようがあったように思いますけどね。この手の男性に引っかからない方法は・・さあ・・近づかないことですかね。
2010.12.27
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世間の人には、2種類の人種がいる。名刺を出し惜しみする人と、しない人と。例えば、夫婦で出席するような集まりがあったとしますね。仕事関係でもいいし、旧知の仲間が集まるような時でもいい。初めまして、とご挨拶で名刺を出す。実は仕事、替わりまして、と名刺をだす。今度、こちらの部署にかわりまして・・と名刺をだす。いろいろ、ケースはあるのだけれど、そういう時、妻には渡す必要がないもの・・と頭から信じている人、結構、多いんですよね。ご主人に渡しておけば、それで十分だろう、と思うのか、家庭の主婦に渡したって、無駄だ・・と思っているのか、どうせ相手は名刺、持ってないだろうし、と思うからなのか、とにかく、奥さんには渡さない、家庭の主婦には渡さない・・という人って・・世の中、いるわけです。長年の経験から言うと、女は家庭に・・の価値観から出られない、 やや頭の固い、でも仕事は意外とやり手だったり、エリートだったりする、中高年男性に多いですけどね。私は、その「渡してもらえない、妻ないし、主婦の立場」で入ることが多いので、もう、慣れっこになっていて、いまさら、怒りも感じないし、ああ、またか・・で気にもなりませんが、たかだか、数十円の、僅かな額の名刺一枚で、キミら、もったいないことしているなぁ・・と思うわけですよ。私は、キツイ女でありますので、名刺を下さる方、あえて私には下さらない方を、きっちり区別して、のちのちの付き合いの参考にしてますよね。表向きニコニコし、「私なんぞ、ただの主婦ですから、どうぞ、お構いなく、気にしませんよ」・・という顔をつくろいながら、「この人は、我が家の住所録に入れないし、名前も覚えるつもりはないし、これっきりの付き合いよね」と腹の中で、仕分けしてますもん。他方、「奥様もどうぞ、よろしく」なんて丁寧に名刺を差し出してくださる方には、私も自分の名刺をお渡しし(いらない、と思われているかも、ですが)、いただいた名刺はきちんと整理し、次回、お目にかかるときは、正しくお名前をお呼びしよう・・と思いますもん。そして、同じ気持ちでいる女って、世の中に多いと思うのだけれど。そういうことで、ビジネスパーソンにアドバイスです。名刺は出し惜しみせず、むしろ、相手の奥様に、真っ先に差し出しなさい・・と。うまく行けば、よりスムーズに商売は進むでしょうし、少なくとも、好感情は、持ってもらえて、絶対に、損はしないのにな。なのに、なかなかそれが出来ない人が多い日本の世間って・・私は不思議です。
2010.09.29
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若い連中と話をしていて、「セクシーな男って、どういう人よ」という話題になりました。そう、なんとなく、「彼はセクシー」とか言ってましたが、改めて考えると・・フムとなる。顔がいい、というわけではないんですよね。かっこいいから・・というわけでもない。ホストクラブのホストみたいな男でもないし、お洒落だから、ということもない。じゃあ、どういう男に私たちはセクシーと感じるんでしょその条件って、何だろうその時は、うまく答えられなかったんで、あとから、考えてみました。・・って、私も相当ヒマですが。・頭がいい。・マイペースである(自分の世界を持っている)・言い訳をしない。・得意にならない。・自分なんか、大した男じゃない・・と思っている。・若い女にガツガツしない。・潔い。・いざという時に、逃げない(と思える)。かなぁ・・と。どうでっしょ。
2009.12.22
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女同士で、もっと詳しく言えば40歳以降のオバサマ仲間で、身近な「イケメン」に関する話をしておりまして、あれあれ、イケメンと判断する座標軸が、人によって違うもんだぁ・・と思い至ったのでありました。だもんでその晩、静かに考えてみました。イケメンの定義・・・。イケメンって、ある雑誌編集者が思いついた言葉で、イケテル「面」あるいは、「men」から来ているそうなんですが、思うに、美男、ハンサムとイケメンはちょっと違う。美男ないしハンサムは「イケメン」と言われるかもしれないけれど、「イケメン」=必ずしもハンサム・・ではない。ジャニーズの子たちなんか、誰彼なしに「イケメン」とチヤホヤされてますが、必ずしも、みんなが美男ではないですし。イケメンの範囲って、せいぜい「ちょっと、かっこいい」ぐらいではないか。イケメン=イイオトコ・・とも限らない。女が「いいオトコよねぇ」とため息付く相手って、頼もしくって、男らしくて、知的で、渋くて、すがりつきたい気持ちにさせる男・・なんだろうと思うんですが、彼らは、たまたま、ハンサムかもしれないけれど、別に、美系である必要はないんですよね。むしろ「イイオトコ」に「イケメン」という軽い言葉は、使ってはいけないような気持ちもある。それと、美系であってもオジサマ達に「イケメン」という言葉は合わないような気もします。「イケメン」が、割と最近出来た言葉、ということもあるのでしょうが、いい年して「イケメン」なんて言われているようじゃ、しょうがないでしょ・・という暗黙の価値観もあるような気がする・・。また、筋肉系の男にこれまた「イケメン」はなじみにくいのじゃないか。「イケメン」というのは、華奢で、あごの細い、三角形の顔でないと・・という気もします。あごの張った四角い顔は「イケメン」と呼ぶにはちょっと違うような。ともろもろ考察していきますと、イケメンとは、・背がひょろっと高くて、ちょっと見栄えのいい華奢な顔で、かっこつけてて、よって、なかなかお洒落でカッコもよく、自他共に、「かっこいい」と認めている、若手の軽めの男・・・。と言うことになるんですね。すなわち、「イケメン」って、そう価値ある言葉でもない・・わけで。「イケメン」でない男性たち、よかったね・・なんですが、ま、どーでもいい話といえば、まさにその通りです。
2009.12.04
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アルジェに来て、すでに数回、いろいろな方とお会いする機会を得たわけですが。「ああ、そうだった、またこの世界に来たのだった」と改めて深く思うことがあります。妻の立場だと、名刺はもらえない!「どうも、始めまして」・・とごあいさつしますでしょ。テイシュには、みなさん、丁重に名刺を出してくださるのですが、その名刺が、私へ向けられることは一切ないのです。私の前を素通りして、名刺はあっちへこっちへと行きかうのです。日本にいますと、私もささやかながら仕事がありますし、夫の配偶者としての会合は極力避けておりますので、どこへいくにも「神谷ちづ子」という個人でまかり通っていたわけです。人は私個人に名刺を差し出し、私は私の名前の名刺を差し出し・・。そういうことで、しばらく、この感覚は忘れていたのでしたが、夫の海外駐在に付き合って、妻として外国に暮らす、ということは、ああ、そうだった、こういうことだった・・と、今回、改めて思い知らされた、というわけです。2000年にだした「オバ道」という拙著で、その名刺をもらえない不満を書いたのですが、10年近く経っても、世の中の男たちのアタマは、変わっていなかった・・ということですね。それにしても・・と思います。名刺なんて、安いもんでしょ。会社が作ってくれて、自分は一銭も出していなかったりもする。そんなものを、一枚余計に、目の前にいる女性に渡したところで、相手に名前を覚えてもらうことになりこそすれ、損なことはひとつもないだろうに・・と。でも、彼らはそうは、考えないのであるのですね。「ひとさまの奥さんなんて、とりあえずは丁重に扱いはするけれど、所詮、置物か付属品のようなもの、名刺を差し出すなんて、オレのメンツにかかわる・・」と、そんな風に思っているのでありましょう。こういう男って、「おれは出来るんだ」的商社マン、あるいはお役人タイプに多いです。でも、オバカですよね。人間ができていますから、観音様のように穏やかに微笑んで、その名刺をくれない彼らを眺めてはおりますが、妻たちは「ようし、いずれこの扱いの仕返しはしてやるぞ」とひそかに思っているのでありますのに。女って、結構影響力もあり、怖い存在であるのにねぇ。ということで、今日のイイオトコの条件34.・名刺を出すのに、わけ隔てしないオトコである。ほんのちょっとの気遣いなんですけどね。それが出来ないオトコが、あまりにも多い。オトコって、不思議です。
2008.12.19
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どうも最近、周辺に偏屈な男が増えているような気がしています。でも、増えているのじゃないのですね。年と共に、男って、偏屈になる傾向がある。私も回りも年を取って、よって、必然的に「偏屈な男」が増えている・・だけなんですね。不思議なもので女は、偏屈にはならないのですよ。ただ、女は、「人の話を聞かなくなる」。自分の話だけ、するようになる。男は、一応は聞くんです。でも、聞く端から「そんなこと、百も承知で、オレはもっと深いことを理解している」 みたいな顔をしているんです。あるいは「いや、そうじゃなくて、真実は・・」なんてすぐに言いたがる。自分はなんでも知っていて、一番、世の中を見ている・・とどうも信じている。・・とそんな傾向があるのではありませんかね。だから、面白くない。オジサンが嫌われるのは、そういう面もある。そういう中で、人の話を目を輝かして聞いてくれて、「へぇ・・それって、面白いねぇ」といえる男がたまにいたりすると、こちらも「へぇ・・こんな心地よい男もいるんだなぁ」と思います。人間の評価なんて、所詮、そんなところにあるのじゃないですかね。もっとも、なんでもかんでも「面白いねぇ」と目を輝かしていては、頭がよろしくないのじゃないかと思われてしまうので、その辺の、ほどあい・・というのは、ビミョーでありますが。よって、今日のいいオトコの条件33:「それって、面白いねぇ」と素直に目を輝かすことの出来る、男である。だって、あんたらオバサンの話に、面白いことないだろが!と、今、思った男性・・いるのでしょうねぇ。でもね、些細なことにも面白さを見出す・・これ、大切なんだと思いますけどね。★写真は、東京・新宿はサザンクロスのイルミネーション。もうすぐクリスマスです。
2008.11.21
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昨日夜中放送のNHK「トップランナー」観てしまいました。何故って、その日のゲストが、瑛太だったから・・。ひと様にはドーデもいいことなんですが、私、密かに彼の大ファンなんですぅ。初めて彼を知ったのは、篠原涼子主演ドラマ『アンフェア』再放送。安藤役の瑛太君は、孤独な男の、優しさと素直さと悲しみと狂気と色気を、実に見事に演じ分けて、ああ、こんな役者さんがいたんだぁとカンドーしたものでした。イチロー選手を一目見てファンになった・・それ以来でありましょうか。その後、アンフェアのDVD借りて、何回も観ちゃったもんね。彼のよさに気づくのは、私だけではなかったようで、いまや、テレビに映画にCMに、瑛太君の活躍は、目覚しいものがあります。その彼の、実像はどんなものなのかそんな興味がありました。スタジオに現れた瑛太君は、すでに十分に高収入の人気役者でありながら、その辺でアルバイトやってるおニーチャンのような、モソーッとした姿・物腰でありました。「のだめ」の峰龍太郎、「篤姫」の肝付尚五郎のイメージからははるか遠く、人前で話すのは苦手なのだけれど、懸命に耐えながらここにいる・・というような物静かでシャイな人物が、そこに、いたのでした。こういう番組に出るとき、中途半端な芸能人は、思いっきり気取って気負ってやたら、かっこつけてきたりするのですが、彼は、その真逆というのか、モソーッと、普段着のまま。かっこよく見せようとか、スターを気取ろうとか・・そんなところに生きる価値なんか欠けらも置いていない・・そんな風情でありました。 それこそが、彼なりのかっこつけ・・だったのかもしれませんが。司会者の質問にも、淡々と答えるばかりで。最後に、司会者から「どんな俳優になっていこうと思いますか?」と聞かれたんですね。彼は、しばら~く考えて、まるでボソッとつぶやくように答えたものでした。「例えば、仕事に行く途中で、お婆さんが困っていたりするのに出会ったりしますね。 そういう時、これからセリフをしゃべらなくちゃいけないのだから、と見て見ぬ振りして通り過ぎるのではなく、時間に遅れても、困っているお婆さんを助けてあげられる、そういう俳優でいたいですね」と。ある意味、「なんじゃ、それは?!」・・というようなトボけた答えであるわけなんですが、私は彼の、有名になるとかスターになるとか、そういう俗っぽいものを目指すのではなく、演じることにも人としても、誠実に淡々と生きたいという、そんな芯を見たような気がして、なんだか、ますます、好感持ちましたね。まあ、ファンですからね。何でも、よく、解釈しちゃうんですけれど。そこで思った、今日のイイオトコの条件32:『自分をアピールすることに、力を入れすぎない男である。』どうでっしょ。
2008.08.26
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川本三郎氏がエッセイ集『あのエッセイ この随筆』で、居酒屋でひとり飲む贅沢に就いて触れています。すなわち。大衆酒場で大人の男がひとりで酒を飲む。忘我の贅沢である。自分のことなど知っている人間は誰もいないから、孤独を楽しめる。気取る必要はない。酒だけでなく、肴も安くてうまい。品数も豊富だ。そこでは仕事のことも、面倒臭い人間関係のこともしばしば忘れられる。居酒屋は大人の男の桃源郷である。そういう時の居酒屋は、昔のままの、醤油で煮しめたような色のカウンターがあって、 老夫婦がひっそりやっている、隠れ家みたいな居酒屋なんだそうです。しがない男達の喜怒哀楽を吸い込んで、黒光りしているような居酒屋なんだそうです。 う~ん、なるほどなぁ・・と思いましたね。仲間とワイワイやるのもいいし、男女でしっとり飲むのもいいけれど、一人、薄汚れたような、でも、妙に肴がオツだったりする居酒屋で、孤独を楽しみながら安酒を飲んでいる男の姿・・って、ステキですよね。そういう時間を時々こっそり持つ男って・・これぞ男!って感じしますもん。ホテルのバーの片隅で、ひっそり一人、バーボンなんかを飲んでいる男・・というのも、かっこはいいけれど、どこか、「僕ってかっこいいでしょ」的な気取りが仄見える。大衆酒場で安酒・・には、そういう気取りのかけらも無い、「どうせ、オレなんか、こういうのが柄なのさ」という、知性がみえますし。ということで、今日のイイオトコの条件:『居酒屋で一人呑む時間を、楽しめる男である』最近、いるのかなぁ、こういう男。で、同時に考えました。女の場合はどうなんでしょ、と。一人で居酒屋で安酒飲んでいる女・・って、なんとなく、やけっぱちな印象がある。一人で静かに美術館めぐりをする・・というのは、やや色気には欠けるかも。ホテルのバーで、一人シャンパンを飲む女・・じゃあB級映画っぽいしねぇ。・・う~ん、もう少しじっくり考えてみることにします
2008.08.07
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暑いっすねぇ~。毎度、出かけるたびに、何を着ようか、悩みます。暑いけれど、ノースリーブ着て、二の腕を出すような・・二の腕じゃない。ゆるゆるの綿のTシャツでも着たいところだけれど、あまりに普段着みたいである。ホットパンツ穿けるような足でもなし。お洒落なブラウスでも着ようかと思うけれど、汗で、1回でクリーニングだな・・と思う。絹のブラウスなんか、絶対もったいなくて着られない・・と思ってしまう。結局、普段着に見えないよう、かつ、冷房が効いているところでも大丈夫なよう、ジャケットを羽織っていくわけでありますが・・これが、また涼しげで、かつ実際涼しい・・というのが、なかなかないんですよね。薄手だと安っぽいし。厚手だと、暑いし・・。こういう時、「今時の若い子」じゃないことを、恨めしく思いますよ。オバサンの夏のかっこう・・って、難しいんです。でも、よかった・・と思うのは、男性達よりは、ずっと自由で涼しくいられること。ほんと、この暑い最中、スーツ着てネクタイ締めているサラリーマンの方々には、もう、申し訳ないというか、気の毒というか・・男って、大変ですよね。で。世の中は、クールビズだそうです。街を観察するに、大まかに2種類に分かれるようですね。・半そでシャツ+ネクタイ派と、・長袖シャツにネクタイなしで、襟元を開ける派と・・。半そでのワイシャツって、記憶にある限り、日本だけのもののような気がします。よその国で、みたことがない。まあ、即ち・・どこかやぼったいから・・なのだと思うわけですが。やはりここは、長袖シャツでいて欲しい、というところありますね。そのほうがかっこいいですもの。で、シャツだけで爽快に見える、Yシャツを選ぶ。そんな方向に行って欲しい・・と願うところあります。さらに、おしゃれに磨きを掛けるとすると、薄い色の、綿とか麻のスーツを着る。中は、長袖のシャツの、ネクタイなしでもおしゃれに見えるもの、上は、薄い色のスーツ。それでも、暑いでありましょうが・・。ただ、ここは、男のおしゃれの見せ所、かもしれません。1年のうちで一番、おしゃれをアピールできる季節かも。誰かが書いていました。夏の暑さを思うと「女に生まれてよかった、と思う」って。同感でありますなぁ。男性の皆さま、頑張ってくださいまし。
2008.07.23
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大阪の橋下知事が、涙を見せてしまいましたね。市町村長との、話し合いの席で、ついつい感情が高ぶって、涙を見せてしまった。気の毒に、これくらいの有名人となると、もう、これが大ニュースとなって、日本中に流されちゃう。何回も何回も、泣き顔がアップで放送されて・・。このシーンを見て、「橋下知事があんなに真剣にやっているのに、市町村長は、自分勝手な主張ばかりで・・」と橋下さんをかばう、甘~い見方もあるようです。でも、私はそうは思いませんね。橋下さん、お疲れなんでしょう、それでついつい、感情が高ぶってしまった。なんの意図もない、それだけのことだったのでしょう。だって、ここは、泣くところじゃないもの。女が泣く時も、本当はもろもろ計算が必要ですけれど、男は、本当に、ここ一番のところで泣かないと、回りは引きますよね。でも、ここ一番って、どこなんでしょ。私は父の涙を一度だけ見たことがありました。それは、祖母の、即ち父の母親の、死の知らせの電話を受けた時。それ以外では、一度も見たことがなかった。大した人生を送った父ではなかったですが、まさに男だったなぁ・・と思いますね。橋下さんの場合は、どうなんでしょ。大変な改革を成し得て、最後に大きな法案を通した時。みごと財政を立て直して、「お疲れさま」と府民から感謝の花束でも受けた時。そうであって欲しいとは思いますね。で、ここで、今日のいい男の条件29.・泣くタイミングを間違えない男である。男って、大変な稼業でありますなぁ。
2008.04.19
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男性ってのは、「オトコ」と「オヤジ」と「コドモ」に分類されるのではないか?というのが、先日27日の日経新聞「春秋」欄に、載っておりました。小泉純一郎は「オトコ」を感じさせ、老獪な福田康夫は「オヤジ」で、辞め方を見る限り、安倍晋三は「コドモ」じゃないか、と。面白いことを言うな・・とは思いましたが、私から見るとちょっと違ってますね。この方は男性なのでしょう。だから、「オトコ」が入ってますけれど、私に言わせると、男は、「オヤジ」「オジサン」「コドモ」の3種類ですね、分類しますと。オヤジとオジサンと、どう違うか・・というと、カラオケでマイウェイなんかを好んで謳うのが、オジサン。兄弟舟なんかを好むのが、オヤジ。オジサンは、女性の真ん中に置かれても、むしろイキイキとしてしまうけれど、オヤジは、女性の真ん中に置かれた途端、うろたえてしまうのじゃないですかね。コドモは、よく言えば「少年の心を失わない男」と言われるタイプですが、要するに、徹頭徹尾、自分が大好きで自分のことしか頭にないオトコ、でしょうかね。 もっとも、このタイプが一番女心をくすぐったりするわけなんですが・・。それでいくと、小泉純一郎は「コドモ」、福田康夫は「オジサン」、安倍晋三も「オジサン」でしょうかね。と、日経の論説から、ふと、思いついたもので・・
2008.02.29
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フランスのサルコジ大統領(52)がエリゼ宮で記者会見し、歌手のカーラ・ブルーニさん(39)との再婚の意思があることを初めて明らかにしたそうです。大統領は「(2人の)関係は真剣なものだ」と強調したんですって。フランス人って、たとえ大統領だろうと、プライバシーに関しては、あれこれ、口を挟まない人たちですが、さすがに今回、大統領の支持率は、下がっているらしいですね。そうでしょうとも。こんな男、どうしてフランス人は大統領になんか選んだのだろう?人の恋路にあれこれ言いたかないですが、子供もいながら、主賓で出席した結婚式の花嫁を横取りして、その2度目の奥さんと別れて2ヶ月も経っていないのに、もう、歌手だかモデルだか知らないけれど、若い女性とベタベタして、公式訪問先にまで同行しちゃって、その女性の子供を肩車なんかまでしちゃって・・。大統領としての重責を、考えないのでしょうかね。自分の子が、どんな風に感じるだろうか・・ってことも、考えないんでしょうかね。まあ、私があれこれ、いうことではないんですけどね。で、久々の、イイオトコの条件27.『恋に夢中にならない男である』恋に夢中になっている男って、なんか、こっけいですよね。まあ、私に恋してくれているわけじゃないから、そう思うってこともあるんですけど・・。
2008.01.08
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元・若乃花、今、実業家の花田勝君が、美恵子さんと離婚した・・と言う話は、つい最近のワイドショーネタでありましたが。今度は、その美恵子さんと不倫してました・・とわざわざ告白した、男が出てきたらしい、です。ネットの記事なんかでは、11歳年下のイケメン俳優、との枕詞を使っていますが、なんのことはない、下品な顔したホストで、俳優業や音楽活動もしますよ・・程度の男なわけです。「週刊現代」で告白しているのだそうですが、テレビのワイドショーは、またまた大騒ぎ。こぞって、その青木某のところにはせ参じたらしい。そして、そのニーチャン、取材に応じて、「(不倫は)事実です。お騒がせしてすいませんでした」としゃあしゃあと答えたとか。なにが、お騒がせしてすみません ですか4年前に知り合って、半年付き合ったんだそうです。美恵子さんに200万円借りて、別れるときに、「返してくれ」と言われたのだそうです。あのさぁ・・でありますが。こんな男をのさばらせちゃ、いけませんよ。週刊誌も、テレビ局も、取り上げちゃ、いけませんよ。実に見下げた売名行為で、こういうオトコを許してはいけないついでですが、チラとみた、朝のワイドショーでは、お姑さんの憲子さんに「どう思いますか・・ご存知だったのですか」などと、インタビューしてましたが、天下のテレビが、そんな品のないことをやってもいけませんです。それにしても、日本の男って、かつてはもっと毅然と男らしかったのじゃあないですかね。少し前の姫井議員のときの相手も、酷かったし。こんなのが増えているのでしょうかねぇ。そこで今日のイイオトコの条件26.・どんなに自分が不利になっても、男と女の秘め事を、バラさない男である。こんなの、あったり前のことですけどね。でも、私達女も、つまんない男と付き合わないよう、重々、目を肥やしましょうよね。
2007.10.22
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「時計と車と靴。これは男の値打ちを測る、ポイントだ」・・と島田紳助がある番組で言ってました。紳助らしい・・発言ではあります。なるほど、男の「財力」を測るポイントには、なるかもしれない。でも、その辺のチンピラのニーチャンでも、ちょっとばかり金回りがよくて、高級時計、見せびらかしていることもあるし、生活は破滅しているのに、車だけは高級車に乗っている男もいる。安物の時計を身につけている男って、ちょっとなぁ・・と思うけれど、オンボロで平凡な車を乗り回している男でも、私はちっとも嫌じゃないですよね。靴は、そこそこ、いいものを履いていて欲しいけれど。じゃあ、男の価値を見極めるポイントって、他になにかあるだろうか?考えてみました。・どんな音楽を聴いているか。・どんな本を読んでいるか。・どんなカバンを使っているか・・。この3点をチェックすると、かなりの確率で、イイオトコかどうか・・というの、分かるのではないかしらん。なんで、カバンか・・というご意見もあるでしょうが、日頃持ち歩くカバンに、それはなにも、アタッシュケースなどの仕事用とは限らないのだけれど、さほど見栄を張らない部分だからこそ見えてくる、持ち主のこだわりとセンス、その人の生き方・・みたいなものが、案外に大きく、反映されるのじゃないか・・と思うのですよね。結構、盲点的に。で、今日のイイオトコの条件・25.『自分が聞く音楽、読む本、持ち歩くカバンに、全うなこだわりを見せる男である』じゃあ、女性の場合はどうなんでしょう?・どんな下着を身につけているか。・どんな石鹸を使っているか。・どんな食事をしているか。・・の3つを聞けば、女の真価って、見えちゃうかな・・と思ったりしたのでありますが。どうでしょ。
2007.09.11
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久しぶりにイイオトコシリーズです。私、美しい顔に生まれた男って、ある意味損だと思っているんです。よほど、いい年の取り方をしていかないと、安っぽい顔になりがちだから。人からチヤホヤされて、イイオトコを気取って、いい気分で人生を辿るうちに、男が得ていくべき、大切ななにかを、ものにし損なうのではないか・・と、分析したりもしますけどね。今日のイイオトコの条件24は:「いい顔の男ではない、いい顔になっていく男である」なんですが・・。西城秀樹、にしきのあきら・・なんかは、いい顔になりそこなったクチですね。清水健太郎は、ほんと、悪顔になってしまった。石坂浩二は、余りいい顔にはならなかった。テレビにやたら出てはしゃいでいると、悪い顔になっていく気がします。それと、ジャニーズの人って、あまりいい顔に、なっていってない感じです。いい顔になったなぁ・・と思うのが、津川雅彦。ハンサムからは遠くなりましたが、その分、味のあるいい顔のオジサンになった。阿部寛は、いい顔になりつつありますね。いい仕事も、していますし。五木寛之は、ますますいい顔になってますよね。五木ひろしは、悪い顔になってますけど。長嶋ファンには申し訳ないけれど、長嶋さんも、あまりいい顔にはなっていかなかったように思ってます。(病気のことは、差し引いても)そんなことを考えながら、人を見ています。数年ぶりで会う人が、いい顔になっているとほっとする。悪い顔になっていると・・オロオロしてしまいます。いい顔になっていってください。
2007.08.20
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十数年前、その頃暮らしていたローマから、久しぶりに帰国すると、しばし浦島タロコ的気分を、味わったものでした。なにしろ向こうでは、日本の新聞も読まず(購読料が高かったから)、衛星放送も引かず(契約料が高かったから)、イタリアに夢中になっていたものですから・・。ですから、帰国して、アムロって何? Jリーグって何?てな具合。その時、テレビに出ていた姿を一目見て、完全にノックアウトされたオトコがおりました。何で、彼が人気なのか知らないけれど、なんか凄いぞ、かっこいいぞ 特別だぞ! と。その名を、イチローといいました。それから十数年、彼は、さらに進化し、いまや、世界中の人々に知られる存在となったわけです。そして、マリナーズとの契約更改、110億円!もちろん実力が桁外れで、なんですが、イチローのどこがいいのか。考えました。・正々堂々としている。・嬉しさは素直に出すが、得意にならない。・常に「謙虚」のブレーキを引いている。その姿に人は「ホンモノの武士像」を見るのではないでしょうかねぇ。例えば、松井秀樹、彼にはチラチラと「驕り」が見えてしまう。誰も覚えていないでしょうが、メジャーに行くときの記者会見。彼は、寂しくなりますね・・という記者の言葉に、「TVで(僕を)ご覧になれると思いますので」と言ったんですよね。違うだろ。「これからもTVで、見ていただければ、嬉しいです」とか、いう場だろうが!・・と思いましたけどね。イチローは、その点、強かというか、見事にほつれを見せませんものね。そして、今回の会見での、彼の最後の台詞もいいですねぇ。家族で誰が後押しを?との問いに、「イッキューですね」と愛犬の名前を挙げた。こういうウィットのある返し・・もう最高!ですよね。とまあ、メロメロでありますが、ここで強いて彼を通したイイオトコの条件(23)を考えてみると・・『驕りを見せないオトコである』ですかね。でもですね。お酒を一緒に飲むなら、イチローよりも、松井の方が、楽しいかな・・と思ってしまうところが女心のビミョーなところでしょうか。どっちみち、そんな機会があるわけないですけど。
2007.07.15
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20代の、OLだった頃。職場には女性軍に人気の、部長と次長がおりました。部長は、シティボーイというのでしょうか、垢抜けていて、やることも着るものもお洒落、ちょっと皮肉った言い方が洗練されていて、ホテルのバーなんかで飲むのがお好き・・という方でした。一方で、次長というのは、いわば、庶民派人情派。野暮ったいと言えば、野暮ったいけれど、部下の面倒見はとてもよく、日本酒の美味しい料理屋が好き、裏通りのバーが好き、カラオケで「矢切の渡し」を歌うのが好き・・というタイプでありました。どちらも、まあ、50代後半。どちらも気前がいいし、話は分かるし、面白いし。女達で飲んでいて、呼び出すと、ホイホイと喜んで来てくれるし。そういうことで、同じぐらい・・という感じで、人気を分けていたのです。ある時、若手女性の中で、「でも、ベッドインした時、きっと態度は違うのよね」という話になりました。部長は多分、ことが終わったら、さっさと背中向けて靴下穿き出すに違いないタイプ。次長は、例えよくなくても(とその子はいった)、「うん、よかったよ、よかったよ」とか言って、心行くまで、背中をなでてくれるようなタイプ。ほう、なるほど・・と私は感心いたしました。部長と次長、二人の男の個性の違いというのは、確かにそういえば、そんな感じなのかもなぁ・・と感心したのも確かなんですが。男の本質・・みたいなものも、そういう場面で分かるかもなぁ・・ということでも、感心したのでありました。話はもう少し進みます。で、そういう違いがありそうだとして、どっちのタイプを選ぶのがいいのか? と。居合わせた我々は、「そうよねぇ、次長みたいなタイプを選ぶのが、本当は幸せなのよねぇ・・」と口々に言って、すぐにも結論が出たのでありましたが・・。しかし、女って、そういうことが分かっていて、でも実は、男として心惹かれてしまうのは、後ろ向いて靴下穿き出す男だったりするのよねぇ・・ということを、誰も口には出さないものの、みんながあの時、思っていたなぁ・・と今になって思いますね。そういうことで、今日のいい男の条件22.『本当はこういう男に引っかかっちゃいけないのよねぇ・・と分かっていながら、ついつい心惹かれてしまうオトコである』どうで、しょ。
2007.06.26
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有名人が亡くなった時、あるいはなにか大きな事件がおきて、被害者の葬儀がテレビに映し出されるとき、待ち構えたレポーターが、関係者に向かって必ず聞くことがあります。「ご遺体に、なんて言葉を掛けられましたか?」というの。私はいつも「なんて、くだらないことを聞くのだ」と腹を立てているのですけれど、佐藤愛子さんが、はからずも『憤怒のぬかるみ』の中で、同じようなことを書いています。「考えてもいないことを、無理やり言わせようとして、マイクが口元にさしつけられる。するとそのマイクの持つ無言の威力に対して、何か格好をつけなければならないという義務感に動かされて、それらしい言葉を連ねてしまう。それがいったい、死者への追悼になるのだろうか。テレビカメラの前で本音が吐けるのか。」「静かにお休みください、といいました」とか「これまでありがとうございます。天国に行っても、活躍してくださいといいました」なんぞと・・レポーターに答えている人、いますよね。不躾な質問をするレポーターも腹立たしいけれど、思ってもいないだろうに、しゃあしゃあと取ってつけたような台詞を吐けちゃう人っていうのも、なんだかなぁ・・でありますよね。「アンタの知ったことじゃない」『話しかけたかもしれないけれど、誰が言うか」「あのね、そういうことは、ひとさまに言うことじゃあないの!」なんぞと、誰かいえないものかね・・といつも期待しているのですけれど、いませんなぁ、そういう人。そこで、今日のイイオトコの条件21.「マイクを突きつけられた時に、かっこつけて、それらしい台詞を吐かない男である」言い換えれば、「いつも本音で生きるオトコである」ですかね。あるいは「乗せられたままの台詞を、吐かないオトコである」ですかね。葬式に限らないし、男だけに限ることでは、ありませんけどネ。
2007.06.18
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遅ればせながら、『風の男 白洲次郎』 (青柳恵介著)を読みました。(写真)今、白洲次郎が再び脚光を浴びつつあるようなのですが、私が、彼に興味を持ったのは、妻である白洲正子さんへの興味から、です。白洲正子さんに興味を持って、鶴川にある、夫妻の住居「武相荘」を訪ねてみて、そこで、実にハンサムでカッコイイ、夫の白洲次郎の写真と出会ってしまった。なにしろ戦争前後のあの時代に、ジーパン・Tシャツ姿で、足組んで写っているんですから。彼のことを、簡単に説明すると、上層階級に生まれ、中学時代から車を乗り回し、イギリスに留学させられケンブリッジを出て、戦後、吉田茂に買われて、GHQへの窓口として、日本の戦後処理のために貢献した・・という人です。生意気で、腹立たしい男だったのでしょうが、強者に屈しない。私心がない。友人を大切にするが、損得で近づく人は寄せ付けない。人間として立派な男だったらしい。本を読んでいてひたひたと伝わるのは、「男が惚れる男」ということでしょうかね。いろいろな方が白洲次郎を語っているわけですが、行間からそういう思いがにじみ出ている。きっと、大勢の女も、惚れたのだろうと思いますけど。そこで、今日のふと思ったイイオトコの条件20:「男に惚れられるオトコである」・・言葉としては、ありきたりでありますが。彼は亡くなる前、達筆な字で、次の言葉だけ残しています。「葬式無用 戒名不用」やっぱり、カッコイイと思いません?
2007.05.30
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参院選がいよいよ近づいて、候補者の話題があちこち、出始めています。テレビ朝日の丸川珠代アナが、首相自らの立候補要請を受けたとかで、カメラ目線で、得意そうに、語ってらしたですが、なんとなく、興ざめ・・というか。ああ、また上昇志向の強い女が、チャンスをつかんで、舞い上がっている・・と。そんな印象を、持っちゃいましたね。一方で、俄然株が上がったのが、横浜FCの、三浦カズ選手。横浜FCのHPに出した、彼のコメントが、また、実にいい。「自民党よりオファーを頂きましたが、お断りいたしました。土曜日の試合に向けて、しっかりと調整をして全力で頑張ります。」 (こちら)あれだけのスター選手が、なんの僻む様子も見せずに、当時J2だった横浜FCに、入団したときも、「カズって、大した男かも」と思わせたのでありましたが。今回も、お見事!でありましたね。40を過ぎた三浦選手にとって、いくら、先日シュートを決めたとしても、選手生命の限界は見えているはず。そういう時に、自民党から立候補の要請を受ける。天下の自民党・国会議員です。名誉も地位も特権も金権も、いくらでも手に入る。今の自分なら、しかも、自民党のバックアップありで、間違いなく当選するだろう・・という見通しもある。政治家というのは、目立ちたがりの人種にとって、ある意味、第二の人生に選ぶ最高のポストです。大抵の人は、二つ返事で乗っちゃいますよ。例え、ついさっきまで、国政のことなんか、考えたことがなかったとしても。でも、彼は、乗らなかった。実にあっさりさっぱり、断ってしまった。かっこいいですよね。男は、こうでなくっちゃ・・と思いますよね。自分の辿るべき道が、ちゃんと分かっていて、お金とか地位とか、目立つこととか有名になるとか、そういうことにブレない男というのは、やはりステキです。「テレビ出演の要請は来るのだけれど、学問の時間が削られるのは、たまらない」といって、ガンとしてテレビに出ない学者あるいは専門家。「高額な契約金を提示されたけれど、ああいう低俗な映画には出たくない、地味でも納得のいく仕事だけしていきたい」と、頑なに作品を選ぶ、役者。「有名人の集まるパーティーに招待されたのだけれど、今日は、前々から、こっちの約束があったから」と言って、内輪のささやかな会を優先するオトコ。そういう人たちは、「上手く世の中を渡る」ということに関しては、不器用、というのでしょうが、イイオトコかどうか・・というならば、まさしくイイオトコでありましょう。ということで、今日のイイオトコの条件19:『自分の辿るべき道が、ちゃんと分かっていて、お金、地位、目立つこと、有名になること、そういうことにふらふらブレない男である』どうでしょ。
2007.05.17
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桐野夏生の小説に、こんな一節があります。『これまで2年も付き合っていたくせに、どうして耀子が私と成瀬を一度も会わせなかったのか、理由が分かる気がした。成瀬はイイオトコだ。(中略)均整の取れた体つき。ハンサムな顔。アタマ。金。それに群れないオトコに特有の香気・・』 ~『顔に降りかかる雨』から~ここで注目は、「群れない男に特有の香気」ここです!そう、女って、群れない男に惹かれるんですよね。何故だか。というより、一人になれない男ってのは、興ざめですよね。だから、いつも仲間とつるんでないとなにも出来ない男はダメ。定年になって、妻に付きまとう「濡れ落ち葉」オトコも、もちろん、ダメ。一人でバーで静かに飲む・・というのが似合う男でいて欲しいし、一人でいる時間を楽しめる男でいて欲しいですよね。と言って、一人でいるのが大好きな男、あるいは、人といるのが嫌いな男、というのも、困るわけです。人と交わるときには、それを楽しめる男。誰とでも、親しく話せる男。そのひとときを楽しめる男。人見知りしない男・・じゃなくては、いけない。で、その上で、一人でいることも、苦ではなく、それはそれで、楽しめる男。そうあって欲しいですよね。よって、今回のイイオトコの条件18は:『一人でいる時間も、それはそれで楽しむ男である』ところで、冒頭の「香気」っての。男にこの「香気」という言葉を付けるとき、間違いなく女は、心惹かれていますよね。で、ほぼこれも間違いなく、「香気」が付く男って、悪いやつなんですよ。だから、本当は、「香気」なんて思いも寄らない男のほうが、夫にするにしろ、カレシにするにせよ、いいんでしょうけどね。そうはいかないのが、女の性でありましょうか。因みにこの小説の、香気を放つ成瀬って男。これから読む方には申し訳ないですが・・やっぱり、悪いヤツなんですよ。
2007.05.14
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『国家の品格』の著者、藤原正彦氏が、「漢字と読書さえ、しっかりやっていれば、間違いない」と、常に語っていますが・・。これ、本当だと私も思います。子供もそうだけれど、オトコもそう。本を読まない男、ってのは、やはり肝心なときに、ダメなんだろう、と思いますね。女もそうなんでしょうけれど、女性の場合は、ちょっと許しちゃうところがある。(なんの根拠もないんですけどね)でも、男は・・本を読まない男は、ダメでしょうね。そこで、今日のイイオトコの条件17:『読書家のオトコである』ただし、条件があります。池波正太郎と、藤沢周平ばかりを読んでいる男じゃない。 ・・いいんですけれど、なんとなく、本に関する偏見を感じるもので・・。歴史物ばかりを、読んでいる男でもない。といって、ベストセラーばかりを読む男でもない。様々な本を読んでいる男である。いろんな分野の本を、それなりに楽しんで読む男である。・・難しい本ばかりを読んで、軽い本を見下げる男、ってのも、どうかな~、と思いますもんね。さらに。電車の中で、漫画本を読まない男である。漫画を読んでもいいけれど、スーツ姿で、漫画読むな!と思いますよね。そしてもうひとつ。それだけ、読んでいても、趣味の欄に「読書」と、書かない男でもある。読書というのは、生活の一部。毎日歯を磨くように、食事をするように、読書も生活の一部だから、敢えて趣味の欄に、書こうなんて、思いも付かない・・と、そんなオトコであって欲しい。少なくとも”「読書」している自分が得意”という、若干・自己陶酔型読書家は、ちょっと、勘弁、でありましょう。・・といろいろ条件付きの読書家、ということで。どうで、っしょ。
2007.05.07
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大体、人の自慢を黙って聞くほど、バカバカしく、つまらないことはないですよね。「僕が行けばね、大統領だって、会ってくれるんだ」とか、「このスポーツカーに乗ってるのは、キミ、日本じゃ、僕だけだと思うよ」なんていう、ストレートなのも、大いにイヤミでありますが、「いやあ、僕の業績なんか、大したことないですよ、5億ですかね、一応、社内一とか言われてはいますがね・・」とか、「え?この時計?いやいや、そんな大した物じゃあないですよ。700万円だったかな、ね、大したもんじゃない」なんて、”謙虚を装った自慢”というのも、策を弄する分、余計、腹立たしかったりするわけで。でも、ちょっと立場を置き換えてみて、自慢してみたいかどうか・・となれば、そりゃあ、人間、自慢することがあったら、自慢したいですよね。めったにそういうものがない分、余計、チャンスがあったら、したいですよ。自慢って、快感!ですもんね。人間誰だって、得意になることがあるなら、得意になってみたいもの。自慢できることがあるなら、したいもの。だったら、いかに、上手に自慢するか・・であるわけで。その辺りで、生きていく上での、粋か無粋かが出てしまう・・。で、今日のイイオトコの条件(16)でありますが、『自慢するときは、上手に自慢出来るオトコである』それって、どうするのさ・・でありますが。自慢したくなったら、ちょっと、かわいくはにかんで、「ちょっと、自慢なんですけどね・・」と言って、自慢するんです。「ちょっと、自慢なんですけどね、僕って、イイオトコらしいんですよ」なんていって、エヘとか笑ったら・・もう、許しちゃうしかないですもんね。男性の皆様、ガンバレですよ。
2007.04.27
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今日は、多忙なんで、簡単に。男性と、会って飲みましょう、食事しましょう・・という時に、一番腹立たしいのは、「ぼく、いい店、よく知らないから、どこか探して!」というヤツ。例えば、遠く海外から来る、地方から来る、というなら、それは、当然、私がいいトコ、探しておきましょ・・ともちろん、思いますよ。「ごめん、もの凄く忙しいんで、どこか探しておいて!」と言うのだって、たまなら許しますよ。そんな私ゃ、狭量じゃない。でも・・・男だったら、自分の馴染みの店の数件、持っていろよ! と思いません?ちょっと、大通りから外れていて、今流行の、気取った内装じゃなくて、学生や、若いカップルやOLが、うろうろいる店でもなくって、一見、気難しそうだけれど、実は人のいいオヤジがいて、お洒落じゃないけれど、しみじみ、いい素材を使っている・・という料理を出すお店。「若い頃、ブラッと偶然、入ってね。以来、もう、20年も通っているかな」なあんて、いうお店。で、いつもそこは、自腹を切って払う店。「接待で行くような店しか知らない」なんて男は、ダメですよね。よって、本日のイイオトコの条件(15)。『自腹で行くなじみの店を持っている男である』どうでしょ。
2007.04.22
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少し、気分を変えて、気楽な話題を。例えば。昔、かっこよくて、お尻のピッと上がっていた男の子が、中年になって、太めになって、おなかが出て、ちょっと疲れているのか、後姿になんとなく寂しさが漂っている・・。そういうのを見ると、グッと来て、抱きしめたくなるくらい、愛おしく感じてしまうわけです・・。私なんぞに、グッとこられても、ましてや、愛おしく思われても、はた迷惑なだけだろうとは思いますが・・ね。なんででしょうねぇ。そこに、これまで懸命に辿って来た人生を、見るからでしょうか。だから、たまに、かなりの年になっても、ミョーに若々しくって、それがどうやら、自慢らしかったり、(郷ひろみ的な・・というか)あるいは、筋肉隆々で、「どうだい!」って風に、胸の筋肉、誇示するオジサンいますけれど、(ボディービル系・・ですかね)私は、引いちゃいますね。男は「俺なんか、もう、ただのオッサンだよ」なんて言っている方がいい。老化を、堂々と受け入れる男の方が、ステキです。ということで、今日のイイオトコの条件14。『それなりに肉が付き、それなりに衰えている男である』ただし、この「それなり」のところが、それなりに、ビミョーにデリケートに、ボーダーがあるんですけどね。どうでしょ。
2007.04.14
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先回のブログ・離婚の話が、あんまり評判よくなかったみたいなので(私は、深いなぁ、とまだ思っていますが・・)ガラリと話題を変えます。例えば、年賀状や挨拶状で、宛名のところ、夫の名前の横に、『御奥様』とか『令夫人』とか、書いてくる人、いますよね。いわゆる社会的マナーとしては正しい。夫の友人か知り合いで、私と何の面識もない人、あるいは、ほとんど付き合いのない人だったら、それはそれでノープロブレムです。でも、夫婦共々と付き合って、私とだって十分に親しいはずだったでしょ・・というべき人が、宛名になると、とたんに距離置いて「御奥様」とか「令夫人」とか、立場で呼ぼうとするの、もう、許せん!と思いますよね。許せん、というより、悲しいですよね。たまに、夫の名前だけしか書いて来ない、『ゼッタイ許せん!』、『とても悲しい』、もいますけど。要するにそういう人は、私の名前を覚えていない・・。つまりその程度の関心・付き合いだった、ということ。あるいは、アンタとは、ダンナの奥さんとして、取りあえずは付き合うけれど、それ以上の友人になる気なんかない・・と思っている。ということでしょ・・と勘ぐっちゃうわけです。だって、私にはちゃんと○○△子、という名前があるんですもん。もうひとつ。会っていて、人のこと「奥さん、奥さん」と呼ぶ人、いますよね。夫がその場にいて、どちらも○○さんじゃ、ややこしいから、というのかもしれないけれど、それでも、と思っちゃうわけです。私には、ちゃんと○○△子、という、名前があるでしょ、と。△子の方を、知らない、あるいは、呼びにくいのかもしれないけれど、だったら、○○さん、って呼べばいいでしょうが、と。私は、○○さんの奥さん かもしれないけれど、でも、それ以上に、○○さん だろうが!とね。「それって、僻みっぽい」と指摘する人もいるのですけど、でも、寂しいですよね。結構、長いこと付き合って親しくして、こっちは、大事な友人だと思っているのに、なあんだ、そっちは、○○さんの奥さん、というそれだけの認識だったんだぁ!、って。イタリアや、ブラジルじゃ、会って真っ先に、相手の名前を覚えようとしますよね。次に会うときから、「とにかく名前を呼ぶ」ということ、大事にしてますよね。親しい付き合いをしたい、と思うならば。その辺、隔たりある日本ですけれど、やっぱり、オトコたるもの、そういう寂しさ・悲しさを、女に感じさせない気遣いがなくっちゃあ、ネ。見せ掛けでもいいから「僕は、あなたとの付き合いを、大事に思っているんだよ」という態度を、見せて欲しいですよね。そういうことで、今日のイイオトコの条件・13。『自分と、ちゃんと、○○△子という名前で、付き合おうとするオトコである』どうでしょ。
2007.04.07
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昔。デートしているときに、チラチラと時計を見る男は、許せん!と思っていました。なあに、帰る時間が気になるの?私といて、退屈だってわけ?男が終電なんか、気にしないでよ。時計なんか、見るな!・・と。まあ、勝手な話ですけど。最近は、それに「ケータイをチラチラ見る男」というのが加わりました。人と会っていて、メールが来てるかどうか、気にする男なんて、許せん!・・ですよ。女子高生じゃあるまいに。ついでにあれですね。人と会っている時に、ケータイ電話に出る男。食事のときぐらい、ケータイ切ってろ!・・と思いません?もちろん、芥川賞の候補になっていて、その受賞の知らせを待っている、というのなら、分かりますよ。借金の期限が迫っていて、お金の算段を出来るかどうかの瀬戸際・・というのでも、分かりますよ。大事な仕事の電話というのは、ある。そこまで、やいのやいの、言うような狭量な女じゃござんせん。でも、社会人のマナーとして、人と会っている時は、電話は遠慮する、というぐらいの、たしなみがあっていい。ケータイ電話の普及で、世の中、そういうマナーが無くなってしまった。いや、それどころか、ケータイ電話が始終鳴ることに、ミョーな、優越感を持っている人もいるらしい。「あ、ちょっと失礼」と言って出るときの、あの得意げな顔。なんか、人間が小っちゃい小っちゃい・・と思いません?でもまあ、電話が掛かってくる、というのは、大抵、嬉しいことであることは、否定できません。待てども待てども、掛かってこない電話を待って、切ないため息をついたことも、ありましたっけ。だから、飛びつくようにケータイに出る人の、気持ちが分からないわけでもない。そういうことで、こうしましょ。今日のイイオトコの条件(12)。『人と会っている時に、チラチラ、時計を見る男じゃない』そして、『人と会っている時には、ケータイになるべく応えないように、気を使うオトコである』どうでしょ。そうそう。切ない電話を待たない方法があるのだそうです。別れ際に、「じゃあ、また電話する」と、こちらから言うのだそうで。主導権をこちらが握る。それが、ケータイの着信音に振り回されない、正しい方法、らしい、ですよ。
2007.03.28
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『華やか木金スーツは 艶軽グレーと格上げネイビー』『シャレ度アップ4種の神器は 靴・シャツ・ブレス・トート』 (以上2つ、UOMO)『春のレザーはTシャツ1枚!』 (Ocean)『モテるオヤジはサインが2秒 さらなる艶&貫禄の最後の決め手はペンなんです』 (LEON)『土曜日の服に男の成熟度 ~ゲストにふさわしいジャケットの着方・選び方』 (BRIO)以上は、新聞広告にあった、男性向け雑誌の見出し。最近、こういう男性向け雑誌、増えているみたいですね。ぜーんぶ、40代向けらしいんですけれど。私、男の人がおしゃれに気を使ったりするの、悪くはないと思いますけれど、周辺の男は、お願いだから、こういう雑誌を熱心に読んで、そうか、スーツはグレーにしよう、とか、艶を出すためにペンを買うか!とか、レザーのジャケット買って、下にはTシャツを着よう・・とか、土曜日用のジャケットを買わないと・・とか、思わない男でいて欲しいですよね。雑誌なんかに振り回されないで欲しい。女性が、雑誌見て、そうだ、春のお洋服買おう!と思うのは、それはそれで、かわいいじゃない、と思いますけれど・・。そこで、今日のイイオトコの条件(11)。「いいものが分かるオトコでいて欲しいけれど、少なくとも自分の美意識で選ぶオトコである」この際、多少、野暮ったくても、信念を持って選ぶのであれば、大いによし、としますです。
2007.03.24
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同窓会なんかで久しぶりに会った時、どういわれると嬉しいか。「昔と変わらないね」じゃあ、垢抜けないね、といわれているようだし。「きれいになったね」じゃあ、なによ、昔はブスだったわけ、と気になるし。「元気だね」じゃあ、およそ色気がないみたいだし・・。で、なにが一番嬉しいか、と考えると「イイオンナになったなぁ」と言われることかなぁ・・と思うわけです。ええ、女の場合。じゃあ、それを男に置き換えて「イイオトコになったわねぇ」ということありか、と考えると・・これがない!「いいオトコねぇ」とこっそりため息つくかもしれないけれど、「なったわねぇ」とは言わない。イイオトコというのは、努力してなるもんじゃないらしいです。今のこの時点で、であるか、どうか。結果、そうなっていたかどうか。なんででしょ。さて。今日のイイオトコの条件10は、多分にミクロ的価値観なんですが・・。『寄せ箸をしない男である』寄せ箸って、分かります?居酒屋なんかで、肘ついて、少し向こうにある小皿を、箸使って、ツーッと寄せること。なんで、悪いのさ、といわれると、説明のしようがないですが、なんともお里が知れる、というか、がっかりするんですね。パンツ脱いでいる後ろ姿を、見ちゃったような・・違うか。昔、ウブなOLだった頃、大好きな憧れの上司が、目の前でツーッと、小鉢寄せたのを見て、とたんに、気持ちが冷めちゃったこと、ありました。ステキなオトコは、お願いだから、寄せ箸なんか、しないで!・・でありますよね。じゃあ、女の寄せ箸は、どうなんでしょう?ちょっと安心、するのかもしれない・・・。男の気持ち、女の気持ち、って、なかなかにビミョーです。
2007.03.15
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たまにいますでしょ。「僕は料理なんか、なんにも出来ないし、包丁なんか握ったこともない」ということを、鼻の穴膨らませて得意そうに言う男。まるでそれが、男らしさの証だ、みたいに。そう、甘えた声出せば、女心をくすぐると、信じているみたいに。日本の男に多いんですけれど・・。男性のみなさん、それは勘違いでありますよ~。ということで、今日のイイオトコの条件・その9。『料理を、楽しめる男である』上手くなくてもいいから、自分や、周辺の人たちが食べる分ぐらい、気楽に楽しんで作れる人で、あって欲しいですよね。ローマにいた頃の話ですが。ある単身赴任の男性が、よく、自分の家でカレーパーティーを開いたんです。3日ぐらい前から、あの雑誌のダンチュー脇において、一人コツコツ、野菜刻んで、コツコツ煮込んで。男手ひとつで、催すパーティーでしたから、多分に行き届かなくって、あれが出てない、とか、コップが足りないとか、料理も少ないとか・・そりゃあ、いろいろありましたよ。でも、エライですよね。りっぱなものだと思います。ただし、男性達の評判はよくなかった。「キザなやっちゃ」と、影で散々いわれてました。人の作ったカレー食べながらね。女性達の評判がいい分、余計、クソミソに言われていた。男って、みんな揃って「料理しない・できない」状況にあって、ようやく、安心できるイキモノみたいですね。もっとも、彼が、コツコツ料理して振舞う行動には、多分に「僕って、かっこいいでしょ」的空気がフンプンとしてましたから、顰蹙買うのも、当然だったのですけどね。ですから少々、訂正した方がいいかもしれない。イイオトコの条件その9。『料理を、自然に、カッコつけずに楽しめる男である』そんな男がいるのかどうか・・・分かりませんがね。男子厨房に入るべし本当は、家庭科を男子の必修科目にしてもいいんじゃないですかね。
2007.03.11
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最近、吼えてばかりいるので、今日は別ネタを・・。頼みごとをするときだけ、やたら低姿勢だけれど、それ以外はゴーマンな男がいます。 ここだけでも、十分、嫌な男風・・だけれど。彼の何が腹立たしいかと言って、酔うと調子に乗って、「僕の妻は、○○なんかと女の格が違うから・・」と、しゃあしゃあと妻自慢を始めるところ。因みに、この○○には、私の名前が入ります。「奥さんと別れて私と一緒になってよ!」なんぞと私が迫ったのなら、いいですよ。そういって断られようと、それはいい。だけど、妻の話題なんて、出て来もしないところに、いきなり言われてもね・・。なに、考えてるんだ、こいつ!ってなものでしょう。そんなに妻がいいなら、さっさと帰って、妻といればいいだろ!と。目の前にいる女に向かって、「キミよりも他の女の方が上等だ」と口にする男、ってダメですよね。ましてや「キミよりも僕の妻の方が上等だ」となると、もうどうしようもなくサイテー 夫婦仲いいことは、そりゃあ、よろしいことでありましょうが、男は、しゃあしゃあと、妻の自慢をしてはいけません。子供自慢もみっともないけれど、妻自慢も恥ずかしい。でも・・と同時に思うのです。妻を大事にしない男も、ダメだろう、と。仮に私が愛人の立場でも、そう思いますよね。切ないだろうけれど、相手の男が妻を大事にしていなかったら、私は付き合わないと思います・・。まあ、付き合ってくれ、と頼まれるようなこと、ないっすけどね。即ち、今日のイイオトコの条件。妻は大事にしているけれど、でも、イケしゃあしゃあと妻自慢なんかしないオトコである。余談なんですけれど、冒頭のオトコの妻って、絶対、高慢ちきな嫌な女だろうと思うのだけれど・・これって、私の偏見だろうか。
2007.03.01
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私、ケチな人、というのは、しょうがないと思うんです。そういう風に育ってしまったのだから、いまさら責めたって、直るものではない。だから、ケチな男はダメだ!とは、一概にいいません。でも、人間って「払うべきとき」というのがあるんですよね。そういう時には、潔く、気持ちよく払える男じゃなくちゃいけない。時々いるじゃないですか。「あ、今日は僕が・・」といいながら、グズグズしていて、で、周囲が「いや、それは悪いから割り勘で行きましょう」と言い出すと、そうですかぁ・・とか言って、お財布を引っ込めてしまう男。あるいは「今日は僕の奢りだから、好きなもの、とって」と言っておいて、メニュー見ながら、一番安いコースを注文する男。あるいは、「ようし、今日はいいワイン飲もう!」とか言っておいて、ワインリスト眺めて、結局真ん中より下のワインを選ぶ男。あるいは、払った後、辛そうな悲しそうな顔をしている男。がっかりですよね。わずかな額で男を下げますよね。で、今日のイイオトコの条件。お金を使うべきときには、潔く思いっきりよく、払える男である!もっとも、男性達は、「そりゃあ、相手次第だよ」といいたいかも、ね。お金で愛は買えないが、愛はお金で測ることが出来る。・・という言葉もありますから。
2007.02.15
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あまりに基本編で、いまさら言うまでもないことなんですが・・。「女は若い方がいい」なんて、ゼッタイ言わないオトコである。ついでに態度にも見せないオトコである。と言って「女は、熟女がいい」といわれるのも、ちょっと・・でありますが。ボソッとやや照れくさそうに、「乳臭い女なんて、オレ、興味ないんだよ」あるいは「子供相手にしたって、面白くないからなぁ」あるいは「若い女なんて、ろくにモノも知らないし、話したってつまんないもんな」などと言える男。乳臭いが、ションベン臭いでも、大いに結構!しかし、これがなかなか、いないんですよね。言葉にしないまでも、ついつい態度に出てしまう。目線からして「若い子っていいね!」と、明快に語ってしまう。オトコって、そういうとこ、強かじゃないですよね。女は、そんなバカじゃないですよ。どうしても、いいたくなっても、「オトコは若い方がいい」なんて、決して言いません。「若い子”も”いいわよねぇ」というんです。
2007.02.06
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正しくは、ふと思い出した・・でありますが。昔々のことです。ベルギーに住んでいた頃、息子と二人、一時帰国で日本に帰ったことがありました。その帰途、即ち、日本からベルギーに戻る時でありますが、飛行機の中で、同い年の友達見つけて、ずっとはしゃぎっぱなしだった息子が、よりによってもうすぐロンドンに着陸、という時に、まるで電池が切れたサルのおもちゃみたいに、パタッと寝てしまったのです。飛行機を乗り換えなくちゃいけないのに、もう、ぐっすり眠ってしまって、起きやしない。当時3歳だったか4歳だったか、そういう子を抱きかかえ、日本で買い込んだ諸々がぎっしり入っている重い手荷物抱え、バスに乗って、はるか遠くのターミナルまで、行かなくちゃならないのです。途方に暮れましたよ。この細腕(!)で、どうすりゃいいのだ!と。ところが、なんです。スィと見知らぬ日本の男性が寄ってきて、私の、その重い荷物をぐいと取って、ずっと遠くの私のゲートまで、一緒に付いてきてくれたのです。ね、バスに乗って、長い廊下延々と歩いて、自分のゲートとはゼンゼン違うゲートまでずっと付き合ってくださって・・。まあ、確かに当時私は30そこそこの、ピチピチ(!)若妻ではありましたけれど、ネ。 浅黒い精悍な顔をした、イイオトコだったなぁ。出会う場所とタイミングが違っていたら、フラリと心が傾きそうな・・。確か、大丸の方で、スペイン駐在だと言ってらっしゃいましたっけ。その後今日まで100回以上は飛行機に乗ってますが、ついぞ、そういう男に出会ったためしはないです。そこで今日のイイオトコの条件。なんの得にもならない、子連れの女にも、スイと手を差し伸べられるオトコである。お風呂に入りながらフト、古い出来事を思い出してしまった・・。
2007.01.25
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男ってのは、そこそこ野暮ったくて、いいのだと思うのです。むしろ、完璧に隙なくお洒落だと、うっとうしい。そこそこに野暮ったく、そこそこ隙がある男が、いいですよね。ただ、これだけは、勘弁・・というのがある。ネクタイにシミが付いているの。ワイシャツにトマトソースなんかが跳ねていたりするのは、いいんです、ちょっと可愛かったりする。Tシャツの肩のところが、擦り切れていたっていいんです。なんか、セクシーだったりする。でも、ネクタイのシミだけは、どうも、ですね。他方、センスのいい、下ろしたてのようなネクタイを締めていると、ほうっ~、とする。クラッとしたりもする。そういう女性、多いと思いますね。ネクタイって、男の顔、なのかもしれませんね。イイオトコの条件・その4。ネクタイにシミなんか付いていない男である。じゃあ、女は場合はどうなんでしょ。誰ですか? 気になるのは顔のシミだよ、なんて言っているのは!
2007.01.17
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なにか一言、といわれたりした時。色紙に「愛」だの、「真心」だのと書かない男。某国・総理大臣いわくの、「美しい日本」という標語も、その延長線上にあるような気がしたりして・・。
2007.01.06
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「女性って・・」「女の人というのは・・」なんて言い方をしない人。「女性って、こういうレストラン好きじゃない」だから、ボク、キミのためにここを選んだんだよ、なんていう男いるじゃないですか。「女性がいると、華やいでいいなぁ」あるいは、「ネ、明かり消そうか。女の人って、明るいと恥ずかしんでしょ」なんていう男。あのね、女ってのは、他の女がどうだろうと、ど-でもいい生き物なんです。むしろ他の女のことなんか、聞きたくもない生き物なんです。だからイイオトコだったらこう言わなくちゃいけない。「エリって、きっとこういうレストラン好きだと思って」「カズエさんがいると華やいでいいなぁ」「ね、明かり消そうか。さっちゃん、暗い方がいいんでしょ」なお、言うまでもないことだが、この場合、エリもカズエさんもさっちゃんも、目の前にいる当の女の名前でなくてはいけない。うっかり他の女の名前をそこに入れると、徹底的に「しょうもないオトコ」の評価を下されるので、お気をつけください。
2007.01.03
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イイオトコは、自分がイイオトコかどうかについて、思いっきり謙虚でなくてはならない。もしかして、オレはイイオトコなのかも、とほくそ笑むくらいは、愛嬌だが、確信してはいけないし、のぼせ上がったりしては、絶対にいけない。オレなんか、大したことない、大したことない、といつもいつも、自分に言い聞かせているぐらいで、あって欲しいよね。
2006.12.28
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