ふるさと散歩道

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2007/04/08
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カテゴリ: 春 目覚め


おもしろい と言うより 身につまされた。つい先日書いた自分の思いを考えてみるとつまるところ、宮崎良平の思いが良くわかる気がするが、「みんな元気一杯だった。溌剌としていた。その光景をみながら良平は醒めた頭で思った。そうか町長選挙は島を挙げての喧嘩祭りなのか。4年に一度こうやって感情を爆発させることで、退屈な日常に耐えているのだ。」

先回老婆心ながら町の選挙について思いを露土した格好になりましたが、そのことである新聞社から取材されてふと思ったことがあった。とりあえずブログ検索をしたところ、面白い本と出くわした奥田英朗 著 町長選挙であった。

「島の町長は戦後ずっとこの二つの一族のどちらかが務めていて、交代があるたびに、役場は主従関係が逆転するらしい。八木が町長の時、室井は土木課長で、磯田は給食センターに飛ばされていた。かつては助役から清掃課の平職員まで落とされた例もあるそうが」「公共工事の発注は当然のように身内になされ、敵対する側は孫受けに甘んじることになる。その報復合戦は果てることがない」「わしはなあ 八木時代の4年間はずっと孫受けのゴミ仕事ばっかりやった。売上半減どころじゃないで。」

と続くが 読んでいて つい 過去を思い出す。

かつての主流だ傍系だと言われた役場の中の職員関係や、かつて自分の親父が町議だったころですが、親父の同級生で、優秀な町職員が助役に抜擢され、それが直ぐにその町長が落選し、給食センターの仕事をやっていたことや、
親父が次期町長選挙で、地元の候補者を押さなかったので、わずか100票ほどしかない区の中で議員が二人でて、村八分状態になったことを思いださずにはいられなかった。

このとき親父はどこから表を集めてきたのか、なぜか二人とも当選できたのか、親父が最低当選でこのときのあちこちの皆様の顔色や言動がこの本をよんでいて思い出す。

本の中で、両陣営が最後にやったことが やはり日本的だと この本を読んで思った。


本の紹介になります。







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Last updated  2007/04/08 01:51:29 PM
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masashi25 @ コメント失礼します☆ ブログ覗かせてもらいましたm(__)m もし…
ごろびん @ Re:十五夜 お月さん (10/04) 美しい~!!! あ、どうも、ご無沙汰し…
etenraku2577 @ Re[1]:ほたるの日記から(09/15) さくら まことさん 訪問ありがとうござ…
さくら まこと @ Re:ほたるの日記から(09/15) 医療の現場はいろいろなパターンがある。 …
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