第1回 保険の目的を考える
私 「保険って何のために入りますか?」
お客様(以下、「客」) 「…そりゃ、自分になんかあったときのためだろ。」
私 「なんかあったときというのは?」
客 「万が一、死んだらとか病気になったらとかでしょ。」
私 「では、誰のためですか?」
客 「残った家族のためじゃないの。入院は自分のためでもあるし。」
私 「残った家族の何のためですか?」
客 「だから、生活していくためだろうよ。」
私 「つまり、自分に万が一があったとき、残った家族の生活費のためなんですね。」
客 「そうだよ。しつこいな。」
私 「ではその生活費いくらいるんですか?」
客 「…。」
ただ何となくで生命保険に入っていてもいいでしょう。
付き合いで入っているのもいいでしょう。
別に生命保険ごときに、じっくりと考えて入らなければならないという法律もありません。
ただ毎月あるいは毎年、あなたの大切なお給料の口座から、静かに静かにそのお金が引き落とされているのです。
月に一万円や二万円という大事なお金を、同じ払うのだったら「何となくの商品」に払うより「内容の分かるもの」に払った方が、いいような気がしませんか?
では、自分に万が一があったとき、残された家族が生活していくにはいくら必要なのか…を一度明確にして、 過不足ない保障額
とはどのくらいなのか考えてみましょう。
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