2.お金の流れをつかむ

第2回 お金の流れをつかむ

ここで、「なぜ過不足ない保障にしなきゃいけないの?」「大きい保障があったらそれだけ安心じゃない?」
という素朴な疑問もあるでしょう。では以下を読んでみてください。

以前日記にも綴ったことですが、紙に自分たちの家族構成を書いてみましょう。

<例> 本人34歳・妻29歳・子5歳と2歳・父63歳・母60歳 という家族構成の場合

名前 現在 10年後 20年後 26年後
本人 34  →  44  →  54  →  60
第二子 2  →  12  →  22  →  28
第一子 5  →  15  →  25  →  31
29  →  39  →  49  →  55
 
父親 63  →  73  →  83  →  (89)
母親 60  →  70  →  80  →  86

という具合です。

これからの日本の政治や経済がどう変わっていくかは誰にも分かりません。
しかし、皆様のご家族の“年齢差”と言うのは永久に変わりません。
当たり前のことですが、発見することも多いのです。

では、仮に二人のお子さんたちが将来大学に行くとしましょうか。
ほとんどのパパやママは「子供たちが目的を持って望むなら、進学は叶えてやりたい」と思っています。
自宅を離れてアパート暮らしでもすると、学費に加え仕送りだ何だとお金がかかりますよね。
ま、それも学資保険・奨学金・教育ローンやバイトなどで何とかなって、無事卒業されたとしましょう。
これでお子さんたちからも手が離れて一段落ですよね。…でも、

その時、あなたはいくつ(何歳)ですか?
あなたの定年はいくつ(何歳)ですか?

上の例でいくと、下の子が卒業するときは20年後の54歳ですね。定年が60歳だとするとわずか5~6年です。
今度は、この5~6年で老後の生活費を準備しなきゃならない。じゃ老後ってどのくらい?
定年の60歳から平均寿命の80歳くらいまでとすると、約20年。今から下の子が卒業するまでの期間と同じだけあるんです!

若いうちは収入もあるし、元気だったら副業やバイトもできます。でも60歳以降はどうでしょう。
“国からの老後の年金”と“退職金”があなたの収入になります。
期待してますか?

「60歳でも元気だよ。まだ働けるよ。」「老後は出費も減るからね。」
本当に?
若いうちから準備してきた友達は、定年迎えて孫とのんびり遊んでる…。
あなたは63歳になっても、弁当片手に朝の通勤ラッシュ…。
老後は毎日が日曜日。
学生時代を思い出して!ヒマはあるけど金がない…そんな毎日が20年。

大きい保障があったら確かに安心ですよね。でもそれは死んだときのこと。
過不足ない保障にする理由…今のお金がいかに大事かということです。

『今の保険が無駄だ』とか『大きい保障はだめ』と断言してる訳ではありませんからね。

→“第3回 過不足ない保障とは”へ



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