愚者の日々…想うこと

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まんまんでー

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いっぱいあって、整理に困っている・・・

私の本は大体が小説や、詩集、旅、仏像、宇宙に

関するもので・・・

あとは心理学、植物のに集中している

コミック・漫画本も少々？

処分しなけりゃ・・・と何度思ったことか

本棚の大半を占めているのが、

去年亡くなった妹のもので、

税務、会計の本ばかり・・・

私には生涯、無縁の本だな、

しかし、

片付けられずにそのまま、本棚に入ったまま・・・

妹の無念さが、

ここに凝縮されているような気がして・・・

妹が・・・（捨てるな！）と

言ってるような気がして・・・

一周忌まで、このままにしておこうと思った

今月・・・１１月２１日にその一周忌を迎える

去年の今頃は・・・

私は山奥から何度もここまで通った

仕事をしていた私に気を遣って

「交通費も馬鹿にならないから・・・」

そう言いながら私を見送った顔が寂しそうだった。

山の仕事は、紅葉の季節はとても忙しい・・・

一ヶ月間休暇なんてもらえない・・・

一年分の収入の半分以上を紅葉の季節に

はじき出さなくてはならない・・・

「１１月が終わるまで山を下りられないから、

１２月になったら、必ず一緒に暮らそうね。それまでは、

何がなんでも生きてなくちゃダメだよ・・・

私が来るまで、絶対に死んだらあかん・・・」

「うん、わかった・・・」

翌日に入院が決まっていた妹の体を撫でながら

私は仕事に戻った。

「この１１月さえ乗り切ってくれたら・・・」

私の願いも虚しく、

２１日、夜中の３時「危篤」の知らせ

妹はこちらの病院に入院するまで仕事をしていた。

「仕事が好きだから」と言って・・・結婚もせず、

ただ、ひたすら自分の夢を叶えるために、勉強して、

健康診断で、再検査と通告を受けても、病院にはいかず

仕事と勉強に打ち込んでいた（命を自分で縮めるようだった

次の健康診断で、いよいよ覚悟を決めた検査は

癌は二期でリンパに転移していた。

摘出手術で乳房が片方なくなった・・・

退院してからも、治療を受けながら

以前と同じ様に仕事をし、

勉強をして、試験を受けた

「もうすぐ自分の会計事務所がもてる・・・」

もうすぐ・もうすぐ・

夢に指先が・・・とどいていたのにね。

お茶汲みを私が手伝うはずだったのにね。

それから５年弱で・・・

もうじき一周忌がくる・・・

「ボチボチ片付けさせてもらってもいいかなぁ・・・」

妹にそっときいてみた・・・

（姉ちゃんから誕生日に貰った本はどうするの？）

「えっ？・・・そんな本、まだとってあるの？」

妹が大学に入学した年の誕生日から４年間・・・

卒業するまでの誕生日に、私が毎年贈っていた

（星野富弘）の＜花の詩画集＞・・・

税務や会計の本の間に場違いな物のように並んでいた

人から頂いた物は絶対に捨てたりはせずに

後生大事にしまっておく性格で・・・

私にも記憶にある母からもらった物や、

友達から頂いた物・・・そうゆう奴だから・・・

（ゴミがいっぱい溜まっちゃうんだよ、

あと片付けする私の身にもなってくれよ～）

そんなことを思いながら、

（星野富弘）の＜花の詩画集＞を

何年か振りに広げた。

同じ本を私も買っていたのに、

何回もの移動で失っている。

・・・胸の奥が熱くなってきた・・・

暗くなっちゃいましたねえ～今日の日記。

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