山男のつぶやき

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冬道ドライブ講座3



3・冬道における危険回避技術


冬道を走っていると、普通ではありえないほど危険に遭遇します。

言ってしまえば冬道そのものが危険なのですが、今日はその危険を回避する技を紹介します。

1:追突しそうになったとき

グリップの低い冬道を走っていると突如ブレーキが利かなくなり、前の車にぶつかりそうになってしまうことがあります。そんな時、どうしたらいいか。

どこかに当てて 止まりましょう。

そんなの嫌だって?じゃあ、前の車に追突して止まりますか?もっとまずいでしょう。

この技、私も結構多用するウルァ!技(裏技)なんですが、ポイントは なるべくやわらかい 所にぶつけることです。コントロールが効くようであれば左前タイヤをぶつけます。私はほとんどの場合、サイドブレーキを引いて(あまりお勧めできないが・・・)、車の向きを強引に変えてしまい、壁に特攻します。うまく左前タイヤをぶつければ最悪の場合でもパンクとロアアーム破損、ステアリングラック交換ですみます。前の車を轢くよりはいいでしょう?

2:はまったとき(スタックしたとき)

まずは、タイヤの周りに砂を撒いてみましょう。それだけでグリップが少し戻って脱出できることがあります。(用意しておく必要があるが・・・)

どうしてもだめなときは地元の人に応援をお願いしましょう。雪国の人間は優しい人が多いです。よほど嫌われていなければ助けてくれます。いないときは・・・JAFでしょうね。雪国のJAFは忙しい方が多いのでかなり待たされますが・・・

3:交差点に進入したら突然滑ってしまった

アイスバーンのときは交差点の手前だけグリップゼロ、ということがあります。そんなときはどうするか?

もし対向車がいなければ蛇行してグリップの良いところを探してブレーキしなおしてみましょう。対向車がいれば「1:追突しそうになったとき」に同じく、道路脇の木なりポールなりぶつけて止まりましょう。アクセルを踏んで交差点を突っ切ってしまうという選択肢もあるにはありますが、あれは博打です。もし大型車が突っ込んで来たら・・・やめておいたほうがいいです。

どうしても止まらず、交差点の中に進入してしまった場合は、轢かれる前に速やかに逃げましょう。


その他:凍結路の見分け方

凍結路は濡れているだけか、凍っているか見分けづらいことがあります。ポイントは 光り方と外気温 です。トンネルの中や気温の低い夜などに走れば見れるんですが、凍結路は車が踏んだ後が光っていて、しかもただ濡れているだけのときとは微妙に色が違います。ただ濡れているだけの道路は車が踏んだ直後は水が掃けて光りません。
気温ですが、誤解されやすいのがマイナスの気温にならないと凍らないのか?ということ。答えは 凍ります 。気温がプラスでも、路面がマイナスだと凍るからです。よって、日陰や風の通るトンネル入り口、橋の上などは気温がプラスでも凍っていることがあります。目安としては外気温5度までは注意したほうがいいと思います。当然外気温は標高によって違いますから、常に気温を気にして走ると凍っているかどうか予測できます。


以上で3日間のドライブ講座終了とします。

何か役に立てましたでしょうか?知っていることばかりでつまらなかった方もいるでしょう。まだまだネタはあるのですが、全部書くとなると膨大な量になるので今回はこの辺でやめておきます。

最後まで私の駄文にお付き合いくださりありがとうございました。

その二へ


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