シックライフ・シックハウス症候群・化学物質過敏症・アレルギーなどに関する事柄

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2010.11.08
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防炎加工

 火災予防の一つの手段として、身の回りにある製品に燃えにくくする性質を持たせる加工のこと
 です。


防炎品には、「防炎物品」と「防炎製品」があります。


■ 防炎物品

    消防法で規制されている物

     第8条の3 高層建築物若しくは地下街又は劇場、キャバレー、旅館、病院その他の政令
     で定める防火対象物において使用する防炎対象物品(どん帳、カーテン、展示用合板そ
     の他これらに類する物品で政令で定めるものをいう。)は、政令で定める基準以上の防炎
     性能を有するものでなければならない。


■ 防炎製品

    防炎製品認定委員会が防炎性能などを認定した物
    但し、防炎製品には法規制はありません。


ここでは、「 有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(以下、家庭用品規制法) 」で規制されているものについて述べていきます。

繊維は燃えやすいために、防炎加工を施しているものが一般的になっています。
但し、防炎加工した繊維は、耐熱性や不燃性といった性質を持っていないので、全く燃えないという意味ではありません。


では、一体どのようにして防炎加工をしているのでしょうか?


大まかに整理すると下記の通りになります。

 ・紡糸前に防炎加工し、繊維自体に防炎性を持たせる

 ・繊維に後処理を行い、防炎性を持たせる


次に、防炎加工のための薬剤(防炎加工剤)ですが、これは有機リン化合物など様々ありますが、その中で「家庭用品規制法」で規制されている物質及び対象家庭用品は下記の通りです。


【物質名】

  ・ トリス(1-アジリジニル)ホスフィンオキシド(略称:APO)
  ・ トリス(2,3-ジブロムプロピル)ホスフェイト(略称:TDBPP)
  ・ ビス(2,3‐ジブロムプロピル)ホスフェイト化合物(略称:BDBPP)


  → 詳しくは「 家庭用品の規制基準 2 」をご覧ください。






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最終更新日  2010.11.09 13:04:22
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