シックハウス問題への対応を施した新築やリフォームをする際、施主様と建築士及び建設会社の営業サイドのみ又は現場監理者だけが理解して進める場合があります。
実はこの場合、ある問題を引き起こします。
それは実際には作業をされる職人、建材などを運搬される方など多くの人が一つの現場に携わられているからです。その方々にも意識の統一が図られないと、図面上や打ち合わせ上は「シックハウス対策」が施されていても、実際に出来上がった際にはその通りでない場合も起こります。
その理由の一つとして、現場における材料の保管です。当然現場においては事前に次の工程の材料が搬入されますが、必要になるまでは現場に保管されることになります。その際に保管管理がきちんとできていないと、何らかの理由でその建材に使われている健康に影響を与える可能性のある化学物質が移染することがあるからです。
さらに現場において、たばこの喫煙が行なわれている場合、直接的に建物に影響はなくても、施主様側からすると「シックハウス対策」を施してもらっている現場でたばこを吸うこと自体を嫌がられ、建物自体に対しても多少の不信感を抱かれる場合もあります。
これらはあくまでも一例ですが、このように「シックハウス問題への対応」を進めていますという新築やリフォームにおいては関係者一人一人が意識を高く持って取り組む必要があります。
※ シックハウス問題への対応を施した新築やリフォームについて
この場合、単純に建築基準法のシックハウス対策に遵守するという最低限度の対応を
2007年12月18日
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