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kugutsushi

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2008.03.05
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カテゴリ: ことばの処理
NICT、言葉の入力だけで3Dアニメを生成できるCGMサイトを公開 を読む。

独立行政法人情報通信研究機構(NICT)が公開した「Anime de Blog」(アニメ・デ・ブログ)では、言葉の入力から3Dアニメを生成できるらしい。

NICT の報道発表を見る。 世界で初めて、アニメーションCGMの開発に成功 ~Web2.0による3Dアニメーションデータの収集・利活用~

今回開発した3DアニメーションCGMでは、アニメーションを部品化することや、再構成することで、新たなアニメーション・コンテンツを容易に作成できます。さらに、一般利用者がインターネット上で言葉を入力するだけで簡単にアニメーションを生成でき、インターネット上で共有のアニメーションデータを増やしていくことができます。

例えば、利用者が、「誰?(例:お父さん)」、「何をする?(例:怒る)」、「誰を?(例:私)」、「どこで?(例:森)」など、一般利用者が使い慣れた「言葉」を使いシナリオを入力するだけで、これまで素人では作れなかったアニメーション・コンテンツの作成が可能になります。入力した言葉に対応する画像やアニメーションデータがない場合にも、写真や専用エディタで作成したアニメーションをアップロードすることで、一般利用者がこの共有データベースをカスタマイズできます。

アニメーションの部品化と、共有化による再利用とかいうところが肝なのかな。

「空間的キーフレーム法」という、

初心者でも直感的に利用できるアニメーション生成手法の一つ。ユーザが3Dキャラクタの姿勢と3次元空間中の位置を結びつけたキーフレーム(動きの基点となる姿勢や位置)を空間的に配置させ、その位置をインタラクティブに変化させることで、複雑なアニメーションを手軽に生成することができる。

ということで、このあたりが CGM を成り立ちやすくするところか。

Anime de Blog(アニメ・デ・ブログ) を見ようとしたら、ユーザー登録しないと見ることもできないのね。やっぱり、参照だけはユーザー登録しなくてもできるようにしておかないと、アレだと思うが。そのうち、見てみることにしよう。と、スタックリストに入ってしまった。いくらなんでも、プライバシーポリシーも何もなくていきなり新規登録しなきゃならないってのはどうなのよ。まずは、誰でもさんしょうできるようにしてほしいものだ。このあたりが、研究者的というか、なんというかというところだったりするなぁ。

ちなみに自然言語からロボットを動かす的なものだと、 自然言語によるアニメーションコントロールシステム : 傀儡

「傀儡」は、自然言語によって仮想空間上のソフトウエアロボットを制御するシステムである。ユーザは音声により仮想空間上のロボットやカメラに対して指示を与えることができる。システムはその指示を解析し、意図を理解し、その意図に適した動作をソフトウエアロボットに実行させる。また、本システムは照応・省略という言語現象を扱うことができる。これらを解決するために、各ロボットは照応や省略の対象となる名詞句を保持するためのデータベースを持っている。そして、ユーザの指令から発話行為を分析し、対話の主題を推測しながらこれらのデータベースを更新することによって照応や省略を解決する。この際、ロボットやカメラからの視覚情報も用いている。

自然言語理解による知能ロボットの動作生成法 なども参照。古典的なところでは SHRDLU

NICT では 世界初、非言語コミュニケーションスキルを持つ多機能・高機能ヒューマノイドロボット -自然で豊かなコミュニケーションを実現する高機能ロボットを開発- みたいな研究も他にあるのね。

自然言語を、理解し、知識と絡めた上で動作に結びつけたり、あるいは、動作を自然言語にしたりとか、やっぱりロボットが人間の通常生活の中に紛れ込むためには、将来的に必要になるところだな。まあ、なかなか難しい分野だろうけど、いろんな遊びをしながら、可能性を探っていくフェーズが続くかなと。

本題に戻って「Anime de Blog」の場合は、作ったものをどうするかってところだなぁ。作ったものがブログパーツにできるとか、Flash アニメにするとか GIF アニメにするとか、なんでもアウトプットを利用しやすくしないと使ってくれる人も増えないかなと。まあ、使ってもらうためにあるというより、これを使って何かサービス利用ができないか考えて、サービス化できるような方向があれば相談してくださいってことなんだろうけど。いわゆる産学連携ってやつで。

だったら、そういうところを強調したプレスリリースにするとか考えた方がよいんじゃなかろうか。

今回、この成果をインターネット上のサイト(http://www.animedeblog.com/)に公開し試験運用を開始しました。ユーザ登録することにより誰でも利用できます。
今後実用化されれば、ユビキタス社会に不可欠なデジタル・コンテンツの流通・利活用が可能になるものと期待されます。


とあるけど、税金が投入されている以上は、どうしたいのというビジョンをもっと明確に出した方がいいんじゃなかろうか。民間の企業なら自分たちの資金でやる分にはおもしろいねぇで済むところだけど。関連論文のリンクつけるとかも必要だろうし。まったく表に何も出さずに淡々と研究者が研究していることに比べたら何かを表に出すのはよいとはいえるけれど。

出し方をもっと工夫した方がいいんじゃなかろうか。。。。。


なかのひと






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Last updated  2008.03.06 03:44:17
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