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おもしろい流れだなぁ。
さらに、これを OCR で読み込んで文字直してしまうようなものを、あっという間に作る人が出てきたらすごい。
(2008.06.13 08:23:50)

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kugutsushi

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2008.06.13
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カテゴリ: ことばの処理
本当に危険な「ネット犯行予告」を検知できるか? - 総務省が技術開発へ を読む。



表向きはそういうことで、ほんとうは日本版のエシュロンみたいのをつくりたいんじゃなかろうかと妄想w さて、そんなニュースが出たと思ったら、もう、 犯罪予告を2ちゃんねるやブログから自動収集,投稿もできるサイト「予告.in」公開 した方がいらっしゃるのね。仕事早っ。 字幕.in とかの方なのね。

予告.in を見てみる。「今から部屋のゴキブリを殺します」って書いても、予告.in に表示されるのかなって試している人がいらっしゃるw

こういうのがあると、確信犯は逆に注目を受けやすくなるから、びみょーなところがある。

経団連会館に爆破予告 3時過ぎても異常なし とか起きているが、しばらくの間、この手のものもでてきちゃいそうな予感。

殺人予告は表面上、無視して裏で対処策を打った方がよいのか、それとも、検知からして表で対処した方がよいのか。人の注目を浴びつつ、自分をその境遇に追い込んだと思いこんでいる何かに復習するという強い意志を持っている人にとっては、注目が増えれば増えるほど嬉しいことになるだろう。逆に、そうではなく、どこかで止められるようなものであれば、注目を浴びることによって、その時点で犯行を思いとどまることもあり得る。主として注目を浴びるための犯罪に対しては、それを煽る面がある。注目を浴びる可能性が高まるわけだから。でも、そこで満足して止まるのであれば、それはそれで、やるよりまし。

両方のパターンがあるから、びみょーだなと思う。



けれども、そんなところまで考えもせずに、よし俺も的な短絡思考に走った人が同じようなことを使用とした場合、そうしたサンプルに埋もれて、現実の犯行予告が見過ごされてしまうかもしれない。

結局、空けてみないと分からない。

国が数億円かけてやろうとしているという話、この方面に興味がある人にとっては、無駄になる可能性も高いけれど、やってみればと思ったりする。ただし、ベンダー○投げ、公開検証なしではなく、IPA の未踏プロジェクトでやっているような形で進めればいいんじゃなかろうか。

あるいは、自然言語処理を学んだ新卒の学生を来年 5人とって、たとえば月給25万円で 5名雇い1年間、ネット上の殺しのサンプル集めと分類だけをやらせる。2年目に、システム化をするときに仕様検討に参加させる。25x5x12 = 1500万。管理費等合わせて倍がけで 3000万。まともな人を雇えば、さすがにツールなしで延々と見ているのはつらくなるので何か作る。だから 1日4時間はひたすら見る。それ以外は研究にあてて良いということにする。1年たったときの成果をふまえて、その後に、まともな予算を付ける。そのときに、監視をしていた人を大学に帰して研究室内で研究させるとかもありだろう。

自然言語処理はいずれ人工知能が進んできたときに(いつのことだぁ)、重要な要素の一つなわけで、継続的に無駄金を投資する必要がある。 Google なんかがなんだかんだで国防省のお金が入っていたりするのと同じように、 Powerset なんかも、そういうお金が流れていると思う。

大規模ブログデータの研究基盤の構築―「Yahoo!ブログ」の研究利用による言語研究の新展開― 国立国語研究所、1,000万語分の日本語コーパスを試験公開 第1弾は「Yahoo!知恵袋」と政府刊行白書のデータ、最終的には1億語が目標 みたいな形にもっていくのもありかもしれない。

いずれにせよ、成果を公にしながら、一般の人が対抗して、お前ら金とってその程度かよっ、と煽れるような形で進めた方がいいし、そこで得られた知見も公開性を高くすべき。そういう意味で、予告.in はその先手を取ったわけだな。これで、あれより下のものではお金を取ったら税金泥棒になる。

元にもどって、殺人予告を検知した場合、それをリアルタイムに公開した方がよいか否かは、難しいところがあることも、十分認識すべき。

私がテロリストであれば、わざと犯行予告をそうしたものにひっかかるように行うだろう。リアルタイムに広報するメディアがあれば、これほど都合のよいものはない。最近思うのは、ネットが普及したことによって、テロリストがテレビ局を乗っ取るというシナリオって急速にしぼんだなぁと。ネットになにかあれば、勝手に報道してくれるからね。犯行声明文を警察に送りつけて何かをする場合、その犯行声明が公にされる可能性は低いが、ネットに出しちゃえば、皆が勝手に宣伝してくれることになる。

情報戦としての仕手戦とカブロボ で、メリーランド大学でテロの発生を事前に予測するポータルを開発とかの話題も書いたか。国がそれなりにお金を出してという背景には、そうしたことも念頭にあるんじゃなかろうか。だから、情報大航海プロジェクト的なものとは、また違った文脈も含まれていると思う。


なかのひと






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Last updated  2008.06.13 05:20:04
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