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kugutsushi

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2008.07.29
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カテゴリ: ことばの処理
OKI、口調や抑揚など肉声に近い音声を再現する音声合成ソフト 自分の声で音声合成 OKIがソフト発売 から、 自分の声ソフトウェア「Polluxstar(R)」(ポルックスター) あたりを見る。この名前の由来は、

Polluxstar(ポルックスター)は、ふたご座の2つの星のうちの弟の星 Pollux(ポルックス)にちなんで名づけられました。あなたの声を大切にしたい、そして仲のよい双子のようにあなたの代わりに話しかけてくれるそんなソフトを作りたい、という思いが込められています。

らしい。自分の声のサンプリングをして音声合成をするというところがおもしろい。初音ミクなんかも声優の声を使っているし、生の声をベースに声を作る方が、完全にデジタルないかにも音声合成ですって感じにならないのがいい。ただし、Polluxstar の場合は、初音ミクのようにできあがった声を使うお手軽な路線ではなく、 音声収録から音声データベースの完成までは、約1ヶ月かかる 上、価格は個人使用向けPC版で100万円(税別)と高価なもの。

「自分の声ソフトウェア」利用事例 にあるように

病気治療で声帯を摘出された大阪芸術大学の牧泉教授が、2008年4月に自分の声ソフトウェア 「Polluxstar(R)」を利用して教壇復帰を果たされました。

と、手や足を失った人が義手や義足を使うように、声を失った人が自分の声を取り戻すことができるというコンセプトか。

自分の声を再現する音声合成ソフトウェア「Polluxstar (R)」の提供を開始 あの声でなければならない、そんな思いに応えます ということで 適用分野

「自分の声ソフトウェア」の音声の試聴 自分の声ソフト(Polluxstar)について
を聞いてみる。いかにもな音声合成ではなく自然な感じがする。まだ、イントネーションや語と語の間の間の置き方等改良の余地はあるだろうけど、かなり良い線を行っている印象。

病気や事故により声を失う方・発話障害が発生する方は、年間1万人にものぼるといわれています。 って、結構な数の方が声を失っているのね。もっと、こういう技術が安く使えるようになると、いいのにね。

しかし、突発的な事故や病気で音声を記録する前に声を失ってしまったらダメなのか。

そういえば、 OKIとリクルートの「ラダリング型検索サービス」、経済産業省の「情報大航海プロジェクト」に平成20年度も引き続き採択 - 対話でユーザの希望を引き出して検索する次世代型サービス、より実用レベルを目指した開発へ らしいが、

ラダリング対話エンジンを中心としたシステムを技術開発し、約800人のユーザを対象に転職者向け職業紹介ドメインにおける実証実験を行いました。その結果、平均33対話(システム発話とユーザの回答のセットで1対話)がなされ、平均32属性の情報をユーザから取得することができました。同時に実施したアンケート調査では、24%のユーザが対話によって気づきが得られたと回答し、コンピュータとの対話によってユーザ自身では気づかなかったニーズを引き出せることが実証できました。また、現時点で54%、2年後では75%のユーザが同サービスを使いたいという高い期待があることもわかりました。

らしい。例えば「転職」というようにドメイン限定型だとある程度の効果が期待できるレベルにあるのかな。まあ、ドメイン知識の実装が手間暇かかるだろうから、現状では対費用効果の点から言ったらまだまだなんだろうけど、方向的にはおもしろいかな。

まあ、 ELIZA効果 とか考えると意外にうまく成り立ってしまうものなのかもしれない。でも、 エキスパートシステム みたいなものと比べたときに本質的な違いってあるんだろうか。

試しに「エキスパートシステム、ラダリング」で検索したら、 個人の認知・評価構造の 確率的モデリングと応用 データ・知識の獲得と利用 が見つかった。方向的にはそういうものと類似した路線なんだろうか。

旅行プラン作成支援ツール「トラベルコンパス?」を発売 - 観光地の位置・イベント開催日時情報と連携、誰でも簡単に最適な旅行プラン作成が可能に

OKI といえば、 なぜなら、給料が安いから とか ITPro - TechOn! の記事があったなぁ。

「技術力には自信があるんだけど、どうもカネ儲けがヘタでねぇ」

OKI のイメージって変わっていくのかなぁ。こういう企業が良い意味で化けると、世の中おもしろくなるんだけど。売上げ的には小さくても、自然言語処理の技術力の強みを活かして一般の人にももっとアピールするとイメージを変えるのに役立つのかもしれない。 村田製作所 なんかも自転車漕ぐロボットでイメージずいぶん変わったものね。


なかのひと Firefox meter






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Last updated  2008.07.29 18:15:20
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