傀儡師の館.Python

傀儡師の館.Python

PR

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Archives

2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10

Profile

kugutsushi

kugutsushi

Free Space

設定されていません。
2008.09.25
XML
カテゴリ: その他
三井住友、ゴールドマンに出資へ 国内金融の攻勢加速 みたいな威勢のよい報道とは裏腹に銀行株の保有リスクがどんどん高くなっている。 三菱東京UFJ銀などの格付け見通しを安定的からネガティブに変更=ムーディーズ とか出ているが、サブプライムローン問題だけでなく、国内事情がけっこうな重石になっていると思う。

上場企業の破綻が止まらない。カタカナ不動産系は買わない方がいいと言われて久しいが、やっぱりまたカタカナ不動産系 リプラス<8936.T>に破産手続き開始決定、サブプライム問題で資金繰り悪化 <マザーズ>リプラス、売り気配――破産手続き開始、負債325億円 。これだけ、破綻が相次ぐと、さすがに銀行系もかなり負担が増えているだろうな。貸し倒れの損失だけでなく、与信コストも一層増大して収益を引っ張る原因になっているだろう。特にリスクが高くなっている企業ほど、メインバンク以外は逃げてメインバンクに寄せられている状態になっているだろうから、倒産情報をチェックしていないと特に地銀なんかの株を持っているとやられる機会も増えてるかなぁ。銀行株なら踏み上げ回避に安い日に現物買って、あとは空売り買い戻しを続ける感じだろう。目先の金融危機回避で脳天気になりすぎるとやられそう。

不動産関連だけではない。半導体関連はこのところ一段と厳しくなっているが、とうとう ジェネシス<2473.T>、民事再生手続き開始を神戸地裁に申請=負債総額112億円 みたいなものも出てきた。そもそも、株価も こんな風に右肩さがりを上場以来続けてきた企業 で、そもそも、どうして上場させたのかという企業なのだけど。 主幹事は日興シティグループ だな。神戸製鋼所、米メガテスト社、日本LSI、神鋼電機の合弁会社だし、東芝、沖電気、ソニーセミコンダクター九州、神鋼商事などが主な販売先だったのだから、決して会社の構成としては悪くない。けど、2006年に上場して翌年には赤字決算、今年も赤字決算で倒産っていうのは、まるで上場詐欺じゃん。



それはそうと、半導体関連で民事再生って印象悪くていやだなぁ。松下電器産業が年初来安値更新で買ってしまったのだが、こっち方面もまだ強い売りを入れられるかなぁ。最近、目先の底値圏の株買って、頑張れってつぶやいている。ヘッジファンドか証券会社か知らないが、かなり強い売り崩しされているのね。いよいよ 松下電器:松下ブランド、10月から変更 洗濯機も「パナソニック」 なんだから、ちったぁご祝儀買い入れろよなぁ。というより、そこでご祝儀買いを入れやすいようにあらかじめ下げてたりしてw

そういえば、米国があまりに対応がもたもたしているからか 米国は金融システムで超大国の座を失う=独財務相 とドイツがいらだちか。おもしろいのは、 米国の金融市場救済策、マハティール氏が批判 で、



この批判もごもっともで。米国は自分たちの都合でルールを変える節操のない国だから。それが強みといえば強み。ルールを変えればゲームは変わる。

さて、米国がルール変更に成功すれば、目先いったん上げに転ずるだろう。でも、ギャンブル性を抑えるなら意外とハイテクなのかなとか思う今日この頃。底値圏、横ばい体力モードかもしれんけど。一時的にリセッション回避の楽観モードに入ればハイテクがいけるかと。まあ、日々、売買動向を見ながら負ける確率が低そうなところでしばらくちまちまやる。金融危機の回避モードで脳天気モードになった後、 企業業況 急速に悪化、原材料高が影響 ニッセイ基礎研 という景況感悪化が再認識されるモードに行くだろう。

一時的なユーフォリアをどこまで保てるか。ギリギリまで逃げなければそれなりに稼げそうだが、今週は弱気モードなので逃げに徹する。つまり、頑張れと言いつつ、松下は明日売り払ってしまう。明日上げるなら、目先反発モードだろうから、私が売ってからも上がるだろうけど、それはそれでよいのですわ。

自分でもちょっとおもしろい心理だなと思っているのは、東芝は怖くて買えなくても松下は買ったというところ。実際に短期でどちらが儲かるかとかは別として。

安値更新時の心理学ってちょっとおもしろいかもしれない。投げが投げを呼ぶのか、投げが止まるのか。そのあたり感じたくて、先日 IIJ を買ってみたりしたのに続いて松下を買ってみた。心理的にやっぱりストレスがかかる。けれども、どこかで大丈夫という感じがする。そこを売りに本当に崩されると崩壊する。松下は明日崩れなければ目先反発機運が高まる印象。安値更新時って恐怖と財布の心理学なのだな。信用買いしている層の財布が投げ売りが止まるかどうかに関わるだろうが、財布の中身を見ることができないから難しい。



純粋に数字として表れることのみを使ったカブロボと、数字を心理と結びつけるカブロボ。売買理由を心理と結びつけると理解がしやすくなる。例えば VIX 指数。ボラティリティーを恐怖と結びつけると理解しやすい。そこの背後にはナニカの数値やイベントがあり、最終的に何かにアンカリングされ、XXだから下がっていた、上がっていたとすると解釈しやすくなる。

そういえば、ブルームバーグの ここ が今は「CDS市場に潜む崩壊リスクの恐怖」(月が変わったら別のものになっちゃう)。読み物としてダウンロードしてとっておく。プロがたとえばCDSセクター・グラフ(GCDS)みたいなものを見て感じている恐怖感というのは、我々素人には知ることができないので何らかの言説を通した間接的な恐怖心として伝わってくる。ゆえに、常に時間差ができる。この情報アクセスへの時間差こそがランダムウォークの一つの原因なのだろう。知らないことには対応できない。知ったときにはすでに別の状態にある。常に時間差と誤解に基づいたノイズトレードを繰り返すことになる。そして大衆メディアによる報道はそれを増幅させる。それゆえ、プロでさえ予測の付かない方向に動いてしまったりすることが、ランダムウォークの千鳥足の度合いを強めるのだろう。

個々人の情報解釈の心理学と、それらがまとまって大衆となったときの心理学。その心理を利用した大口の売買と、大口通しの出し抜き合いと、情報操作戦術。風説の流布。たとえば、三井住友のゴールドマンサックスへの出資が決まっていないうちからメディアに流した奴はどういう意図があったか。単に報道の出し抜き合いだけだったか、何らかの意図があったのか。

さてさて、とりあえず US agrees outline bail-out accord Financial crisis: Republicans and Democrats agree £380 billion bail-out deal Lawmakers reach bailout deal でホッと一息の人が多いだろう。


なかのひと Firefox meter 携帯アクセス解析






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.09.26 04:02:50
コメントを書く
[その他] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: