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2019年05月01日
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カテゴリ: 子供の発達障害
私、直腸がんから11年目突入。
10年一昔とはよく言ったもので、
毎年空を眺めて思い出していた4月13日。手術当日。
今日、こうしてブログを書こうとPCに向かうまで
ちょっとも思い出さなかった。

平和で幸せな日々です。

いろいろな事が起こったからというのもあった。
当時2歳だった息子が小学校を卒業した。
卒業式にはもういない、と思っていた時もあったので


息子の話を少し書こうと思う。

息子は診断こそされないが、発達障害ADHDの基質が強い。
なぜ誰も診断を勧めないのか、なぜ療育手帳が支給されないのか
いろいろ不思議なのだが、それはたぶん息子が
「他所様に迷惑をかけないタイプ」だからだろう。
行動が遅い。忘れ物が多い。人の話を聞けない。
これって全部、自分自身にかかることであって、
周囲はさほど迷惑しない。
医療機関等に、診断してもらったほうが良いか聞いてもいつも
「気になるのなら受けてみても良いかと思いますが・・・」
いや、もしかして正常なのを私が決めつけているのか?


まぁ、そんなこんなで「じゃあ気にしない」と診断を受けずに
彼は中学1年生になった。
先生からは当然、人より遅れているあれこれを突きつけられる。
でも、病院に行けばたいしたことないと言われる。
要するに、ただのできの悪い生徒。


3月、4月で計3回中学校に出向いて話し合い、
中学で、小学校の3年間やってもらった取り出しの授業を
同じスタイルで継続してもらう約束をした。

取り出し授業とは、1時間授業中別教室に移動し、
先生とマンツーマンで教えてもらうスタイルのこと。

その中学での取り出し授業といえば「基礎の復習」なのだそう。
授業を離れ、授業とは全く異なる基礎を学ぶ。
小学校の九九や筆算等を教えることもあるらしい。
当然、離れている間もクラスの授業は進む。
週に1度授業を抜けるので、次の授業はちんぷんかんぷん。
結果、成績は「1」がつくことが多いそうだ。

小学校の頃から熱弁している、私が求める取り出し授業は
「教室の授業に戻る」事を目標にした訓練。
普通授業で足手まといの子を集める、先生の都合の良い場所ではない。

息子は小学3年の終わりから取り出し授業をして頂いた。
はじめは1時間集中力を維持する訓練から始まった。
パズル等を使い、飽きないよう工夫して頂くことからはじめ
授業の配分を徐々に増やしていった。
勉強は「できないもの」と決めつけていた息子が
徐々に自信をつけていった。
はじめはテストを受けても、わからない問題が出ると勝手にやめて
鉛筆をいじって遊んでいたという息子。
周囲に気が散って、取り出しの教室でないとテストが受けられなかったが
次第に教室に戻り、徐々に先生に促されながらも好成績を取る事も増え、
卒業間際では、皆と同じように受けて100点を取ってきた事もあった。
6年ではいじめのない平和なクラスで、歴史の授業に興味を持った。
それも大きかった。

良い感じで小学校生活を終えた。
取り出しがなかったら、ここまで良くはならなかっただろう。
今の息子は、当時よりずっと自信を持っている。
もう一息、もう少し、先生方にご理解を頂きたい。

授業スタイルでお願いするのは2つ。
 「クラスでの勉強に沿った内容」
 「次に教室で受ける授業の予習」

中学では担任がすべての教科を教えるわけではないので
教科を1つに絞る必要がある。
もともと算数中心に教えてもらっていたので、
ここは迷わず数学だ。
他の教科は、正直興味次第のところもある。
マンツーマンが一番生きるのは数学だろう。

予習、というのがとても重要だ。
クラスに戻った時に先生が教える内容を
自分はすでに習って知っている。
知っているから、内容が理解できる。
理解できるから、聞ける。
だが、数学は1週間に4時間授業がある。
その1回を取り出しに費やし、4回分の復習をして
さらに予習は難しい、と言われた。
確かに、小学校の授業ペースとはわけが違う。

では、最後の5分でさらりと話してくださいとお願いした。
次はこういうのを授業でやるんだよーって感じで結構です、と。
するとさすが中学教師。賢い(笑)
「見通しを立てるといいんですね」

そうそれ!見通し!!
何が何だかわからない状態で入って、急に対応することが
とーっても苦手な息子だ。
以前は車に乗せるといつも「どこいくの?」と不安がり
顔が青ざめるので、サプライズもできなかった^^;

見通しっていう一言が出てくると
いろいろな事がつながってくる。
次は国語の時間だとわかっていれば、支度ができる。
そうすると、授業が始まってから慌てない。
慌てると教科書がぐちゃぐちゃだったりものを落としたりして
さっぱりなにもできなくなる。
準備万端なら、少しはできるかもしれない。

先生はそれらがつながったみたいで、納得してくれた。

こんな感じでズケズケと介入し、中学での取り出し授業がはじまる。

塾に通えれば、こんなことは頼まなくてすむ。
というより、皆さんは高いお金を出して
塾でやってもらっているような事を
うちは無料で先生にお願いするのだ。
申し訳ないが、今の彼には難しいということを
先生方も理解してくださった。

今後の目標は、中学3年で、塾。
そして高校生で、脱・特別扱い。
一生懸命サポートしていこう。


そんな心配で仕方ないうちの息子が、
吹奏楽部に入部した(--;
続くだろうか。いや、座っていられるだろうか。
いいや、指揮者の話が耳に届くだろうか。

苦悩は続く。





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最終更新日  2019年05月01日 15時42分17秒
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Re:息子の中学での取り出し授業(05/01)  
ミッキー さん
はじめまして
ミッキーと申します。
ブログを読ませていただき色々共通するものがありコメントさせていただきました。
私も五年前に乳がんの手術をし
高校生の子供は発達障害で身長は178cmあります。
もしよろしければお友達になってください。
よろしくお願いします。 (2019年10月18日 10時57分20秒)

ミッキーさんへ  
はじめまして!
雲羽ともうします。

ホントだ。共通点いっぱいですね!
背が高いところまで・・・(*^^*)
お子様は高校生とのことで、
学習のことや学校での生活、対応など
教えてほしいです。

こちらそ、よろしくおねがいします。 (2019年10月21日 09時08分11秒)

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