2006/06/01
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今年も、夏がすぐそこまでやってきていますね!


その昔、暑い夏の時期に、江戸の町で飲まれていた飲物があったそうです。

クーラーも冷蔵庫もなかった江戸時代には、
夏の猛暑をのりきれず、亡くなる人も多かったようです。
夏をのりきるために飲まれた、栄養豊富な飲物。

何だと思います?


それは…… 甘酒 です!



甘酒と言えば、幼い頃、冬に風邪をひかないようにと、祖母が飲ませてくれました。

(家庭では、こちらが一般的でしょうか?)

江戸時代に飲まれていたのは、 米と米麹を用いて発酵させた 甘酒です。




甘酒売りが江戸の街を売り歩く声は、江戸時代の夏の風物詩。
俳句の世界でも、甘酒は、夏の季語だそうです。




江戸庶民の気持ちを味わいに、東京の神田明神に行ってきました。

myojin-amazake



こちらの近くに、
甘酒で有名な 「天野屋」 があります。

myojin-amazake


こちらのお店の名物、 「明神甘酒」 は、

「糀(米かうぢ)」をもとに、さらに手を加えて生成し熟成を待って作り上げられたもの。


myojin-amazake

お店の方に、豆知識を教わりました。

甘酒には、ブドウ糖やビタミン類、必須アミノ酸類などが多く含まれているそうです。
実は、病院で使われている「点滴」と同じような成分だとか!

なるほど、江戸庶民が暑気払いのために飲んだというのも、うなずけます!!







まず、鍋に、甘酒の素の2倍のお湯を沸かし、
そこに甘酒の素を入れて、塩を少々入れてよくかき混ぜます。
そして、再び沸騰したら出来上がり。


一口飲めば、麹のうま味としっかりとした甘味、そして独特の麹の粒々がおいしいのです。
次回は、江戸時代のように、冷たくして飲んでみようと思います。





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Last updated  2006/06/05 09:45:49 AM
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