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週刊誌などで幼児ポルノなどは問題になっていましたが、実態はここまで酷いとは・・・自分の無知さを呪うばかりです。
しかし、本の内容よりも怒りと恐怖を感じたものがあります。
それは、私たち日本人、です。
この本のことをネットに書き込んだところ、
「可哀相だよねぇ、こういう人たちもいるのね。でも自分は怖いから見たくない」
というような返事が返ってきました。
ちょっと待ってください!
この本にも書かれているように、日本人は彼らにとって“お得意様”です。
ツアーの中には「赤線ツアー」というものがあったり、商社などが接待として連れて行くことが数年前報道されました。
そして、自分の身近な人間を助けるために多額の金を払って臓器売買を行う日本人も、反吐が出るほどいるのです。
もしかしたら、自分の家族が、親戚が、友人知人がそのような非人道的なことをしているかもしれません。それくらい日本人は“お得意様”なのです。
そして、そういう日本人をのさばらせる最大の原因が“無関心”です。
本の中で、福祉センターの所長であるポナパーンは、「暴力よりも恐ろしいのは絶望だ」と言いますが、その絶望を増長させる原因の最たるものは“周囲の無関心”なのではないかと思います。昨日は自分がそんな日本人のひとりであることが恥ずかしくて情けなくなるくらい、日本人の無関心は醜悪なものだと思います。
「ボランティアの連中に何ができる。何もできゃあせんよ。一人か二人の子供を助けるという名目で騒いでいるが、われわれのような組織の勢力争い、宗教戦争、資源の争奪、国益などの問題を解決しない限り、この問題は解決できやしない。世界には2000万人いるとも3000万人いるとも言われているストリート・チルドレンを誰が助けられる。連中はわしらを避難しているが、わしらがやらなければ誰かがやっているだけの話だ。みんな生きるためにやっている。そこには善も悪もない。」
売春宿地区のボスの台詞です。
確かに、全てをきれいになくすことはできないでしょう。でも、見ようとせず、考えようともしなければ、永久に何も変わらないと思います。それこそヤツらの思うつぼです。
あたしたちの住む日本という国は、アジアにとってはまだまだ影響力がある国です。特に買春や臓器売買に関しては“お得意様”であり、タイの裏社会を支える資金源となっています。
あたしたちがきちんと現実を見つめて真剣に考え、NOを唱えるだけでも、身近で買春や臓器売買をしている人間がいないかどうか目を配るだけでも、彼らにとっての影響力は計り知れないものになるでしょう。彼らは需要があるから供給するのです。そういう意味では買う日本人の方が極悪人だということになると思います。
闇の子供たちは映画化され、7月より日本で公開されます。
一人でも多くの人が、見たくない現実に目を向けることで、何かが変わるきっかけになればいいなぁ、と願って止みません。
愚痴になっちゃってごめんねぇ・・・><
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