2012/03/06
テーマ： 今日は何の日(6742)
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1967(昭和42)年3月6日、日本航空の世界一周西回り路線が営業を開始した。
それまでは、日米航空協定により、日本の航空会社は世界一周路線を持てなかった。
日本航空の世界一周線が出来、1967(昭和42)年3月6日午後0時30分、西回り第1便が小雨の羽田空港を出発した。世界一周線は一機が通して一周を運航した訳ではなく、6日に西回り1番機が、3月7日に、東回り機が出発し、日本の飛行機のみで世界一周線が完成したものである。東回りと西回り便はそれぞれ周に2便づつが運航された。英国海外航空（BCAC)に次いで世界で2番目の世界一周線だった。ただ、欧米の各社がしのぎを削る中では採算も苦しく、事故による機材不足も手伝って日本航空の大西洋線は1972(昭47)年に運休となり、世界一周線はわずか5年で終わりを告げたといわれている。
兎に角、1945（昭和20)年8月に終戦。敗戦国の日本はすべての航空活動を禁止されていた。その後、1951年（昭和26年）に、戦後初の民間航空会社である日本航空（旧）の設立総会が、東京の日本工業倶楽部で開かれた。戦後、占領軍は一切の航空活動を禁じたが、「運航は海外航空会社に委託し、営業だけを行う」形での国内航空会社設立が認められ、ノースウエスト航空への委託により戦後初の国内民間航空営業が開始され、同年10月25日、1番機マーチン202もく星号が飛び立ったのである。
翌1952(昭和27)年3月には、航空機等の生産禁止が解除されることとなり、7月1日、 羽田飛行場が、米軍から返還され、東京国際空港と改称した。1953（昭和28）年10月、日本は、ICAOに加盟（シカゴ条約）し、その翌1954（昭和29）2月2日初の国際線として、サンフランシスコ線の営業開始を開始する。1955（昭和30）年5月15日、 東京国際空港ターミナルビルも落成〔5.20開業〕し、翌1956（昭和31)年4月には、国際航空の主権が日本に返還されるが、東京国際空港が全面返還されるのは、1958（昭和33)年6月30日のことであった。
そして、1961（昭和36)年6月北回り欧州線自主運航開始、1962（昭和37)年10月南回り欧州線営業開始。1964（昭和39)年4月、東京-ニューヨーク間特別飛行（ニューヨーク世界博従業員搭乗、初のニューヨーク乗り入れ）、9月東京-モスクワ間特別飛行（訪ソ議員団搭乗、初のモスクワ乗り入れ）が開始された。そして、待望のアメリカ・ニューヨーク線の営業が開始され、1番機DC8瀬戸号が東京国際空港を出発したのが、1966（昭和41）年11月12 日のことであった。
因みに、1964（昭和39）年は東京オリンピック大会開催〔10.10 ～10.24〕の年であり、これ以降日本経済は飛躍的に発展し、海外旅行者も急増している。
JTBが2005年1月6日に発表した今年の旅行動向見通しによると、2004年末に起こったスマトラ島沖地震・津波の影響は一部には残るものの、同地域の海外旅行全体に占める割合は2％程度で全体への影響は少ないと分析しており、日本からの海外旅行者が5年ぶりに1700万人を突破して1740万人、訪日外国人は前年から100万人増の710万人にも達するだろうという。今年開催の。「愛・地球博」の開催などの押し上げ効果も大きいだろう。
関西空港は、国内線・伊丹空港との乗り継ぎに難があり、中途半端になっている。又、着陸料の高さも問題である。神戸空港が来年2月に開港予定である。この空港も伊丹空港との関係から集客が問題視されている。関西空港と神戸空港がタッグを組んで余程努力しないと本当に中部国際空港に貨物のみならず旅客まで取られてしまうかも知れないね～。
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