今回の修理は、「 SONY CMT-A01MD ミニコンポ(2004年発売) 」だ。ミニコンポを更に凝縮したマイクロコンポで、MP3やATRAC3plus形式のCD-R/RW再生もできる多機能オールインワンな一台だ。
アンプ部は本体でなく、右スピーカー内部に分離配置され、本体と専用ケーブルで接続されている。故に本体とスピーカーは不可分なことに注意したい。
■主な故障と原因
■修理作業
スピーカーだけでなくヘッドフォンからも出力がない。原因に頭を巡らせながら分解すると、基板をまたぐケーブルが脱線していた。

繋ぎ直すと出力は戻ったが、ケーブルに触れるとブツブツ音が途切れたりする。コネクタ部のハンダ付けクラックだろうと思い、補修すべく分解を進めると、「ブチッ」と基板側にハンダ付けされているコネクタがもげてしまった。少しショック。
配線パターンを追い、ジャンパー線でもげたコネクターを接続補修した。細かな電子部品が基板両面に実装されているため、回路修理は非常に難儀である。
国内ではサービスマニュアルも入手できないため、 この年代以降の機種は修理できる余地が少ない。

CDは鳴るようになったが、CD-RWだけが検知されない。フォトセンサー検知も行っているようなので、そのクリーニングとハンダ付け補修を行ったところ、 見事復旧した。
カセットテープが再生しないのは、片側のピンチローラー保持部品の一部が破損しているためであることを突き止めた。
メーカーに確認したところ、出荷できる当該保守部品は在庫切れとのこと。仕方なく補修したところ無事に復旧。しかし、この思案作業に丸一日を要した。
今回の機種は2004年発売と比較的新しい機器であったが、社外に出荷できる保守部品が既に在庫切れになっているものもあることが判明した。社内で修理に使用する在庫はあるらしい。
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修理した
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