前回の日記で
「では、つづきはまた次回。」と書いてから、
だいぶ経ってしまいました。
待っていてくださっていた方、ごめんなさい。(いるのかなあ?)
お待たせしました、前回のつづきです。「合唱のパートの音とりにMIDIを使うとよいぞ」という話です。
実際に即して話します。
勤務校の5年生が、ジブリシリーズの
「やさしさに包まれたなら」 と
「テルーの唄」 を、音楽会で歌うことが決まりました。
この2曲、大変有名ですので、ネット上で検索すればかなりヒットしますね。
このとき、検索キーワードに MIDI
(ミディと読む)というのをつけると、
高確率でMIDI(コンピュータで鳴らす音楽データ)がヒットします。
原曲と全く同じアレンジのMIDIデータなら、すぐ見つかるはず。
単に、
○その曲をおぼえる
といった用途なら、これで十分です。
ヤマハの「パソカラホーダイ」( http://www.music-eclub.com/pasokara/
)
のサービスを使えば、
画面上の歌詞を見ながら歌う
といった練習もできます。
しかし。
合唱のパートで、原曲のメロディーとちがう部分をおぼえるのには使えませんね。
このとき、いろいろやりかたはありますが、キーボードやピアノが弾けるなら、
○原曲に合わせて合唱譜の他パートを重ねて弾いてみる
といった手があります。
その、合わせて弾いたバージョンを録音すれば、パートをおぼえるのにうってつけの録音ができあがります。
ピアノが弾けない場合・・・
そういうときは、すべてを打ち込みデータでまかないましょう。
たとえば私の今回の場合だと、
「テルーの唄」は、該当の「合唱版」MIDIをすでに作られた方がいらっしゃいましたので、
それをもとに、ちょっとデータを好みでいじくる程度で済みました。(MIDIのダウンロードは著作権の関係で制限がかかっていますが、
「ダウンロードを助けるソフト」を使うと、ダウンロードできます。)
「やさしさに包まれたなら」は、歌うバージョンと違う合唱版しか手に入らなかったので、その違うバージョンを元に修正をかけようとかと思いました。
が、ピアノ伴奏が全然アレンジがちがうので、断念。
結局1からMIDIデータを作りました。
(MIDIデータは、ソフトを使って簡単に作ることができます。
ソフトは無料のものから何万もするものまで、ピンキリです。
音楽に興味があるなら、知ってみて損はないので、調べてみてください。)
こうやって、「テルーの唄」「やさしさに包まれたなら」の合唱での音とり用MIDIデータが無事できました。
設定をいじって、 上のパート(ソプラノ)は左スピーカから、
下のパート(あると)は右スピーカから出るようにしています。
ピアノ伴奏はセンターからです。
それだけでなく、
パートによって音色を変えているので、
自分のパートの音が聴いてすぐわかる
ようになっています。
これがもしMIDIでなく、実際の演奏版なら、
すべてが人間の声で(当たり前ですが)ハーモニーとして聴こえるので自分のパートだけ聴き取るのはむずかしいです。
パートごとの聴こえ方のちがいを際立たせられるのは、
明らかにMIDIの利点です。
できあがったMIDIは、愛用のソフト「シンガーソングライター8.0」の機能を使って
WAVEデータに変換し、それをCD焼きこみソフトでCDにしました。
これによって、普通のCDプレイヤーでガンガン聴けるようになりました。
ここまでです。
全く知らない人にとっては難しい話になってしまいましたが、「合唱をやる人にはパソコンで音楽を扱うと便利なことがあるよ~」
というのが、少しわかってもらえれば幸いです。
さだまさしの「オーロラ」という曲、ご存… 2024.05.29
YouTube再生時の音を変化させるChrome拡張… 2024.05.20
クマガイタツロウ『おまえ誰やねん!から… 2024.05.14
PR
Category
Keyword Search
Free Space
Calendar
Comments