いきなり本の紹介から。
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先生のためのやさしいブリーフセラピー
本書は「解決志向ブリーフセラピー」の実際について、
「効果的・効率的な援助」をしたいと思う場合に、役立つものです。 (楽天ブックス紹介文より)
【目次】
第1章 ブリーフセラピーのエッセンス(ブリーフセラピーとは、なにか?/
"問題"の整理のしかた/"問題解決"と"解決の構築"の違い/
"解決"の構築は難しい?/原因や過去、"問題"にこだわらないために ほか)/
第2章 ブリーフセラピーの進め方の実際
(面接の進め方/"問題行動"生徒との対応/保護者との面接の進め方/
学校での事例とブリーフセラピー)
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以前ブログで絶賛した森俊夫先生の著書です。
これもまた以前の本ほどではないにしろ、読みやすく、参考になる情報が具体的に書いてある本です。「カウンセリング・マインド」の具体例として、お手元に1冊どうぞ(^^)
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「 効果的・効率的な相談活動
」=「ブリーフサイコセラピー」
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学校現場は忙しいので、相談活動であっても、効果的・効率的にしたいのはのどから手が出るほどしたい、したい!
そうです、そういう理想的なカウンセリングの手法を教えてくれるのがこの本なのです。
おお、こりゃいいですね♪
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「問題」は”ない”、
あるいは、人と人の間に”作られている”。
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この考え方を理解するのは時間がかかるかもしれません。
ブログでは時間がないので、次!(めっちゃ大事な考え方です。)
================================ ・クライエントの”中”に問題はない。
・クライエントは、みな、良い変化に必要な「能力」を持っている。
・良い変化の方向は、クライエントが知っている。
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この本を読み終えた後だからこそ、「うん。」とけっこう納得できます。
はじめてここを読んだときは、「ふむふむ」とは思いましたけど
実際にどういうことか、わからなかったですね。
================================ ◎こちらの仕事は、ちょっと交通整理して、
ゴール/解決像
が見えてくるように援助すること
(例)「問題」に優先順位をつけてもらう。
「結局のところ、どうなればいいんだろうなあ?」
「そういうのが全部解決した後って、どんなふうになっているんだろう」
・簡単な一つの答えでセラピストは満足してはいけない。
→さらにそれを具体的にしていく質問を繰り返したり、
その他の答えを導き出せるように、「たとえば?」とか「それから?」とか
「ほかには?」というふうにどんどん聞いていくこと。
○ とにかく、このことに関して、クライエントにたくさん考えてもらうことが重要
= クライエントの中に”ゴール/解決像”をつくる
。
ゴール像> 1)大きなことではなく、小さなこと
2)抽象的にではなく、具体的に
3)否定形(~しない)ではなく、肯定形(~する)で
以上、30ページまでで線を引いたところを中心に抜き書きしてみました。
こういったテーマで、後に具体例や間違いの例→こうしたらいい、といった事例も扱われているので、学ぼうとする人には大変よいテキストであると思います。
この本の最後に、同じ著者がかかわった別の本が紹介されていました。
以前から気になっていましたが、この本がよかったので、注文しました。
こうやってどんどん読書は続いていく・・・(読んでない本がまだまだ残っているのですが)
ちなみに、注文した本は
〈森・黒沢のワークショップで学ぶ〉解決志向ブリーフセラピー
これも「ブリーフセラピー」の入門書のような位置づけのようですが、
「2人のかけあいが面白い」という書評があったので、
読み物としても面白いかな?と期待しています。
いくら勉強になっても面白くない書きぶりの本は読みたくないので・・・(^^;)
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