『続 子どもへのまなざし』4~ いやがることをする理由は、愛情を確かめている。
『 子どもへのまなざし(続)
』
(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円)
付箋を貼ったところを具体的に読み返していく連載記事の第5回。
今回は、「 保育者は親にどう接するか 」というところからです。
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『 子どもへのまなざし(続)
』読書メモ5 (p113~)
( #の後の緑字
は僕のコメントです。)
・ 保育者は親にどう接するか
・親に指摘すると、ほとんどの親は育児が下手になる。
・すぐ直すことができるぐらいなら、はじめからちゃんとできている。
できない親にできない希望を伝えるというのは、
だいたいマイナスの場合が多い。
・子どもを欲求不満にしてしまう親というのは、
親自身も欲求不満の場合が多い。
親自身が自分の欲求を、もっとかなえてもらいたいと思っている。
子どものことを、あれこれいわれたくないと思っている。
=> 親の不安を解消してあげて、欲求不満を小さくしてあげるように、
親のいうことをゆっくり聞いてあげること。
・基本的には、保育者の皆さんの 育児に関しての希望などは
、
一言も伝えてはいけない
。
手のかかる子どものお母さんの気持ちも、
受け入れてやろうという姿勢を持たなければ、
本当に事態はちっともよくならない。
・保育という職業を選んだわけですから、
プロとしての対応をなさらなければいけない。
いやみや小言の一つもいってやりたいと思っても、
それは絶対いっちゃいけない。
反対に、ほっとくつろぐような一言をかけてあげる。
本当に一言だけでいいんですよ。
#言われていることはよくわかりますが、
それがなかなかできない。
自分の方に、欲求不満があったり、
余裕がなかったりするからかもしれませんね。
昨日オープンスクール(学校公開)があったんですけど、
日々いろいろあって余裕のないはずの先生が
当日、非常に笑顔で輝いておられたので、「すごい!」と思いました。
プロであればそれができて当たり前なのかもしれませんけれど、
素直に驚嘆してしまいます。
私は、私のエネルギーを、もっと取り戻さないといけません。
・1回で親の気持ちがすぐ変わるわけではありません。
けれども、お母さん自身が受け入れられることが積み重なって、
はじめて、子どもをゆっくり受け入れられるようになる。(p115)
・ 努力したらすぐ結果が出ないと満足できない、
という気持ちを持たないほうがいい
。
・今の状態をわるくしないためだけでも、
最善の努力が必要なこともあるんですから、
今の状態よりわるくなっていないということは、
たいした努力だという見方もある。(p118)
「努力したらすぐ結果が出ないと満足できない、
という気持ちを持たないほうがいい。」
という言葉、自戒の意味を込めて、覚えておきたいと思います。
(~『 子どもへのまなざし(続)
』p118まで)
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部分抜粋を編集していますので、極論に聞こえる部分があるかもしれません。
本書は、子育ての悩み・質問に答える形での書き方がされていますので、その文脈に沿って理解されるのがベストです。
興味をもたれたら、ぜひ本自体をお手に取ってください。
『 子どもへのまなざし(続)
』
(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円)
さて、次回は、「 母親の不安 」という章に入っていきます。
なんか、大学の講義の「○○という本をテキストに講義していきます」
みたいな感じになってきましたけど。(^^;)
こんな風な進め方で、お役に立っていますでしょうか?
もしよかったら、コメントをお寄せ下さいね。
☆ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^)
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