今日は、2年生で担任した子どもたちがこの春卒業するので、卒業式に向けてメッセージを作成していました。
その折、当時の 学級通信
を読み返しましたが、当時の子どもたちのキラリ光る発想力、想像力に
あらためて感心しました。
今日はその中から一つ、子どもが見つけた
「 引き算のびっくりテクニック
」をお伝えします。
では、当時の学級通信『みんなしあわせ』第21号から転載。図や絵、直筆書き込みのところもデータに打ち直しています。
===========================平成17年度 2年1組学級通信『みんなしあわせ』No.21 6月10日号(2)より
算数では「たしざん・ひきざん」が終わりました
繰り上がりや繰り下がりが出てくると難しかったようです。
ただ、それだけに、繰り下がりの引き算のやり方などは、
いろいろなやり方の発表が出てきて楽しかったです。
なかでも、Wさんから「 ひっくりかえすほうほう
」が出たときにはびっくりしました。みんなのやり方を聞いて、ひらめいたようです。
(教科書とは全然ちがうやり方です。Fさんが「すごい!」と感心していました。)
43-4の場合 (1のくらいがひけないよね)
→(1) 4-3=1をする (1のくらいのぎゃくをひく)
→(2) 40-1をする
40-1=39 (←こたえ)
これは計算式の操作による解き方で、数量的変化として「なぜそうなるか」が説明しにくいので、「うらわざだ。よく見つけたね」とほめましたが、理解しにくい子にあえてこの方法をすすめたりはしませんでした。しかし、単純に計算を解くだけならかなり有効な方法です。
計算力は少しずつついてきていますが、まだ苦手な子もいます。(特にひきざん)
上の方法を使わず普通にやるならば、理解のポイントは、
43を40と3に分けたり、10を7と3に分けたりといった数の分解です。お金みたいな絵(10円玉)をかいたり、○を数字の個数分かきならべたりといった、視覚的な補助図を書くと、考えやすくなります。
===========================
聞きかじった知識を発表したのではなく、授業の中で子どもがひらめいた、
しかも、みんながやり方を発表するなかで、刺激を受けて、ひらめいた
というのが、なかなかうれしい出来事でした。
当時の1年間は、学級通信を読み返してみても、
なかなか珍しい出来事が多くあった、思い出深い1年です。
(遠足に行った電車が途中で止まったりとか・・・(^^;))
当時の2年生へ
卒業おめでとう!(^0^)
☆ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^)
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