上の本を読み終わったので、
「ブクログ」という読書記録をしているサイトに
レビューを投稿しました。
ここにも転載します。(^^)
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記憶喪失になった青年の手記。
記憶喪失というのはお話の中では知っていたが実際どういうものかという体験記はなかなかお目にかからない。
そういう点で、非常に貴重な記録だと思う。
「何年か前までは、
自分が誰かもわからなくて、
これは何、あれは何と聞きまくり、
嫌なことがあると真夜中に家出して、
みんなを困らせていた」
非常に克明に描かれた記憶喪失後の日常。
それが最後には、
「今のぼくには失くしたくないものがいっぱい増えて、
過去の18年の記憶よりも、
はるかに大切なものになった。」
と言えるまでになる。
「今いちばん怖いのは、事故の前の記憶が戻ること」
人間にとって、過去の記憶が及ぼす影響の大きさを感じた。
記憶はアイデンティティに直結するのだ。
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『ぼくらはみんな生きている 18歳ですべての記憶を失くした青年の手記』
(坪倉優介、幻冬舎、2001、定価
中古価格200円
今までの記憶が全部飛んでしまったら・・・・
ちょっと想像できませんが、
実際にそういうことがあり得るのですね。

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