オランダ人
バレーボールの選手をみてもわかる通り、オランダ人の背の高さは世界でもトップレベルだ。しかも骨太って感じでとても頑丈そう。女の人でも１７０以上ある人なんて全然珍しくない。アムステルダムで私はまるで自分が小学生の気分だったけど、私よりさらに小柄な友人はエスカレーターで笑いが止まらなくなってしまった。前の中年の男性のウエストが彼女の頭だったのだ。
親友によるとアムステルダムは昔から小さな村みたいなもので、今でもそれほど大きくなっていないから、まとまりがいいとのこと。治安は決してよくないけれど、妙に街の雰囲気は明るい。有名な麻薬カフェの前を通ると、甘いマリワナのにおいがぷんぷんする。
全般的にオランダ人はとても陽気だが、私の親友ははさらにスーパーフレンドリーでどんな人とでもいい関係を作ってしまう。タクシーにのっても、初対面のホテルのフロントマンでも。一緒にいった私の友人は「ねえ、あの人お友達なの？」と聞くほどなのだ。ああいうのをコミュニケーション能力というのだな、と実感した。
夜遅く街に入ったので、レストランももう閉まっていたので、地元の人がいくパブみたいなところにいった。そしたら隣のテーブルにあきらかに飾り窓系のものすごい厚化粧のつけまつげばしばしのマダムがいて、びっくりして私達を眺め、オランダ語で話かける。親友は苦笑しながら、「ツーリストだから英語じゃないとわかんないよ」と答えていた。
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