** 長島便り **

2005/03/01
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テーマ: 韓国!(17922)
カテゴリ: カテゴリ未分類
よりによって「三一節」の今日 韓国の話を書く必要も

韓国での話を書きます。



「1919年3月1日、韓国の人々がソウルの仁寺洞(インサドン)で
当時の日本帝国の植民地支配からの独立を訴えて立ち上がり、
その後、独立運動の動きが全土に広がっていったのだが、
そういった独立精神を継承するとともに民族の団結を
より強いものにし、愛国心を育んでいくために制定された記念日」です。
(「」内 おじさん学生さん の日記より引用)


帰省前から「ソルラルどうしよ~」と気を揉んでいた
へっぽこミョヌリ(嫁)の私でしたが
結末から言ってしまえば、取り越し苦労でした、ははは。。。

だって、よくよく考えたら ソルラルまでの準備、
そして後片付けだけが女の仕事で
「ソルラル」自体に、女の出る幕は無いんですわ(笑)。


ヒョンニム(兄嫁)が、抜かりなく終わらせていてくれて
私のした仕事といったら ソルラル前夜に
手桶一杯の「栗の皮剥き」をしただけ(恥)。



でも終わったら、右手がナイフを持ったままの形から
グー・パーが出来なくなってましたわ(笑)。
極めつけ、ヒョンニムがソルラル当日 栗を見て
「これ、剥き方がなんかヘン~」ですと(爆)!

当日は、シオモニ宅に 夫の兄家族がやって来て
ソルラルのチェサ(先祖供養)が始まりました。



「ワタシはいつ呼ばれるのかな」とドキドキしながら
シオモニとヒョンニムと3人で台所で待機していたのですが

女はただ 裏で働いていればいいのよ。
あ~、気が楽よ~、女で良かったよ~!

男連中4人が正装してチェサを執り行っている間、
女3人は台所で前掛けをかけたまま、
音を立てぬよう静かに突っ立って待っている。


女達は又ガチャガチャと動き出し、チェサの片付け
そして、食事の支度を始める。
男達はテレビをつけて話をしながら食事を待つ。
その前を私達が行ったり来たり、行ったり来たり。
なんだか「昔の日本」を描いたお芝居に
出演してるみたいで面白い。

うちの夫なんか、長島では毎日夕飯の後片付けを
当然のように手伝っているので、ここでは全く働かない
夫がちょっと新鮮。

食事の前には、上座に座ったシオモニに対して
年長者から順番に、例のうやうやしいクンジョルという
お辞儀をし、新年のご挨拶をして
シオモニからのお言葉をもらいました。
結婚式のぺペクを思い出すなぁ。

以前も何度か書いたうちのハンサムな双子の甥っ子達には
私からお年玉をあげました。双子のかたわれの方は
野口英世のファンなので千円札もあげました(笑)。

お正月の食卓は、トックマンドゥクク(餅と餃子入りスープ)
があるだけで、後はいつもの食卓と同じなんだね(笑)。
でも、大勢で食べると美味しくて食が進むわ~。
大食いの嫁でゴメンナサイね。
こうして私を家族の一員として 
暖かく迎え入れてくれる韓国の家族。
あなた達と出会えて私はホントに幸せ、どうもありがとう。

結局、一番若いくせに一番働かなかった私。
だってどう動けばいいのか分からないんですもの~。
「最後の皿洗いだけは何が何でもさせて下さいっ!」
と言ってなんとか嫁として格好もつきました。
私のソルラル初体験、案ずるより生むが易しでしたわ、ほっ(笑)。

夫はソルラルに帰省出来たのが十数年ぶりらしく
「親孝行できた」と喜んでるし、良かった、良かった。


******************************


「三一節(サミルチョル)」についても少し触れます。
去年はあえて日記に書かなかったのですが、
今、日本は空前の韓国ブームらしいのであえて書きます。

韓国では、この日は祝日。国民の反日感情がピークになる日です。
仁寺洞(インサドン)を初めとする街の至る所で
日の丸がボロボロに燃やされる日です。
テレビをつければ「日帝時代の韓国がひどい目にあった話」
オンパレードで老若男女の反日感情を煽ります。
「ヒドイ仕打ちを忘れない、後世に伝える」のも
大事な事かも知れないけど
私は個人的にはこのやり方は「未来の無い」
残念な方法だなぁと思うのです。

日本がした事全てが「悪」だったと言い切れるのかな。
義務教育の設置や、街の区画整理、衛生保険教育、
生活の近代化 等々、
日本から受けた恩恵も多少はあったのではないかな。

三河の住人さん という方がご自分の日記に、今年の三一節は
「ノ・ムヒョン大統領の談話も 専ら国内向けのもので 
日本を刺激する内容ではなかった。
韓国が 経済的に自信を高めていけば 
反日をあおることで政権を維持する必要もなくなるだろう」
と書かれていますが、私も同感。
「ねたみ、嫉妬」では無いのかもしれないけど、
韓国の人々、もっと自信を持って。
韓国にも日本より優れた所が沢山あるんだから。

そして韓流ブームでフィーバー(死語?)している
日本の「にわか韓国ファン」の皆さん。
女は働くだけの旧正月や、三一節のことご存知でしたか?
もし、韓国の人に感情的に「独島を返せ」と言われた時
理性を持って「竹島が日本の領土である理由」を
きちんと説明できますか?

そして最後に、リベラルに偏りすぎている思想の方々、
「韓国は(様々な理由で)可哀想な国だから、
悪いことをした日本人として謝罪をしてあげよう」
というおごった考え方をしていませんか?
韓国人は決して「可哀相な人々」ではありません。
繰り返し言いますが、日本が羨ましがるに値する
日本より優れた部分だってあるのです。
偏った反日教育しか受けられなかった可哀相な人も沢山いますが
そうでない真の意味で、教養ある人々だって沢山いるのです。

いづれ うちに子供が生まれて、その子が大人になる頃には
韓国の「三一節」も、もっと未来のある式典になっていると
いいんだけどな、と私は毎年思うのです。







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最終更新日  2005/03/02 11:22:44 AM


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