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今日のロンドンは、晴天でとても清々しい。イギリスは、冬は天候も悪くずっと暗くて最悪であることもあり、その分、夏はこの上なく素晴らしいと感じる。
ちなみに、冬だと3時半くらいに暗くなるが、今頃は、10時くらいでもまだ薄明るい。ちなみに今は夜の9時前だが、部屋の電気をつけずいこれを書いている。これは、お分かりのように、緯度が高いのとサマータイム制度によるものだ。
日本でも、ここ何年もの間、節電対策として、サマータイム制度の導入が検討されてきた。そして、今年は、東京電力管内の幾つかの企業等が、独自にサマータイム制度を導入するのだそうだ。
私は、以前から日本にもサマータイム制度を導入すればよいと考えているが、今回の話については、何だか違和感がある。今回の節電要請は、電力消費の集中による大規模停電の回避が目的なのだと理解しているが、おそらく、電力消費のピークは、13時~15時だから、サマータイムを導入して、1~2時間、始業及び就業時間を早めても効果はないのではないかと思うのだ。
それに、一部の企業でこれをやっても、例えば、取引先からの連絡や顧客からの問い合わせなどを考えれば、帰るに帰れない人もいるでしょうし、単に、未だ明るいうちから帰宅しにくいという雰囲気の職場もあるでしょう。それに、託児所に子供を預けて出社しているような人は、出社が2時間早まったらどうするのでしょう?
私は、サマータイムをイギリスで経験して、中々に素晴らしい仕組みだと思っているので、電力消費の集中回避という本来目指すべき効果も期待できないのに、節電という美名の下で、見切り発車でスタートして、結局、マイナスイメージが出来上がるのが嫌だと思っているのだ。
だから、やるなら、もう少し落ち着いてから、みんなでやりませんか、と、つぶやいておく。
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