KINTYRE’S   DIARY~旧館

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過去の日記より~ザ・ビートルズ編3

過去の日記より~THE BEATLES編 VOL.3


2003・12・01 ポールのX’masソング~WONDERFUL CHRISTMAS TIME
12月に入って早いもので1ヶ月経てば2004年を迎える事になりますね。その前には天皇誕生日~X’MASと仏教国の日本には関係ないですが、やはりクリスマスは今では日本でも定着した<行事>です。
そんなX’MASを迎えるに当たって、やはりX’MASソングは重要なアイテムです。キリスト教国の欧米には素敵な曲が溢れていて、毎年の様に大物アーチストや新進のアーチストのホリデイ・アルバムがリリースされる。それらの曲にはやはりキリスト教への信仰が根底にあるのは、見逃す事の出来ない事実です。さらにX’MAS曲は元を辿れば<賛美歌>から一部来ているのも事実ですね。

♪WONDERFUL CHRISTMAS TIME(1979)/PAUL McCARTNEY♪

この曲はポール・マッカートニーがまだウイングス時代に、一人で多重録音をして発表した。発表時の名義はポール個人の名前になっている。相棒のジョンは既に1971年にクリスマス・ソングを発表していた。あまり知られていないが、ザ・ビートルズ時代にはファンクラブ会員用に毎年配布される、プレゼント用のレコードでクリスマス・ソングを作っていた。
ジョンが平和のメッセージを託した曲を発表したのに対して、ポールは<皆で楽しいクリスマスを過ごしている>様子を歌っている。演奏やアレンジもクリスマスのベルやコーラスの多重録音等で、それらしい雰囲気を醸し出している。ジョンはバンド演奏でポールは一人多重録音と何処までも対照的だ。
この曲は最近では、アイドルのHILARY DUFF(ヒラリー・ダフ)が賑やかにカバーしている。
この曲はポールのウイングス名義の同時期のアルバム『BACK TO THE EGG』にボーナス・トラックとして含まれている。更に、クリスマス関係のオムニバス・アルバムにも含まれているケースが多い。ポールはシングルでこの曲を発表して、当時はB面にインストで『赤鼻のトナカイ---レゲェー・バージョン』が収録されていた。このインストも全てポールが演奏をしているけど、チョッとトロピカル?なX’MASソングだ。ジョンの『HAPPY CHRISTMAS(WAR IS OVER)』と共に聴いてもらいたい。そうすれば二人のカラーの違いが良く分かるよ。

ワンダフル・クリスマス・タイム(1979)/ポール・マッカートニー

■歌詞■

Bb Dm/Bb
The mood is right
Bb Gm7/Bb
The spirit’s up
Bb F/Bb
We’re here tonight
Bb
And that’s enough
Cm7 Cm7/F Dm Dm/G Eb Ab9 Bb
Sim-ply ha-ving a wonderful Christmastime

The party’s on
The feeling’s here
That only comes
This time of year
Simply having a wonderful Christmastime

Bb Dm/Bb Gm/Bb F/Bb Bb
Love choir of children sing their song

Bb Dm/Bb Gm/Bb F/Bb Bb

Bb Dm/Bb Bb Dm/Bb Bb Dm/Bb
Ding dong, ding dong oo oo oo oo oo
Ooo ooo oo oo

We’re simply having a wonderful Christmastime
Simply having a wonderful Christmastime

The word is out
About the town
So lift a glass
And oh, don’t look down

We’re simply having a wonderful Christmastime
Simply having a wonderful Christmastime

Love choir of children sing their song
They’ve practised all year long
Ding dong, ding dong, ding dong, ding dong
Ding dong, ding dong, ding dong, ding dong

The party’s on
The spirit’s up
We’re here tonight
And that’s enough
Simply having a wonderful Christmastime
We’re simply having a wonderful Christmastime

The mood is right
The spirit’s up
We’re here tonight
And that’s enough
We’re simply having a wonderful Christmastime
Simply having a wonderful Christmastime
Simply having a wonderful Christmastime

Oh,Oh wonderful christmas time

2003・12・06 意外と知られていないザ・ビートルズのX’MAS曲
♪CHRISTMAS TIME(IS HERE AGAIN)~THE BEATLES

ザ・ビートルズが活動時期にクリスマス曲を発表していたのは、日本のファンには意外と知られていない。日本のファンは当時ファン・クラブにどれだけ加入していたかは不明なので。一部のファンには海賊盤で馴染んでいる方も(私はこの海賊盤は買っていない)いたようだが。1963年から1969年の間に、ファン・クラブ会員対象に自作曲を録音して配布していた事実がある。
これらの全ての曲が聴けるわけではないが、アンソロジー・プロジェクトの一環として、シングル発売された「FREE AS A BIRD」に収録されている。ここには1967年に録音された簡単な曲に、最後に1966年に録音された4人のメッセージが一緒になって収録されている。

曲調はシンプルで4人がひたすら同じフレーズを歌う。
♪CHRISTMAS TIME IS HERE AGAIN♪この題を楽しそうに歌いまくり、途中でメッセージが挿入される。
エンディングのこれとは違うメッセージは、PAUL,JOHN,GEORGE,RINGOの順番に入る。それが終わったあとに何だか妙なJOHNによる朗読があってから終わる。
RINGOが自分のX’MASアルバムでこれをセルフ・カバーしている。曲のクレディットは4人全員の名義になっている。このシングルは今ではCDショップでも置いていないところが多いので、オンライン・ショップで確認するのがいいかな?。

~参考~
解散後のソロ時代にメンバーが吹き込んだX’MAS曲関連。


1.JOHN/HAPPY CHRISTMAS(WAR IS OVER)♪1971
解説する必要も無い今では定番曲となった一つ。
2.PAUL/WONDERFUL CHRISTMAS TIME♪1979
      RUDOLPH THE RED NOSED---REGGAE♪1979
ポールがウイングス時代にソロ名義で、全て自分で演奏して発表した曲。赤鼻のトナカイはインストでレゲェー風にアレンジした。 12/01の日記を参考に。
3.GEORGE/作品なし。
4.RINGO/I WANNA BE SANTA CLAUS♪1999
オリジナルと定番曲と合わせて12曲を歌っている。4人の中では唯一アルバム単位で発売している。

2003・12・08 JOHN LENNONの命日に思う事
JOHN ONO LENNON(1940.10.09-1980.12.08)
生 誕 地:イギリス・リバプール
死に場所:アメリカ・ニューヨーク
家  族:小野洋子夫人、SEAN太郎(ショーン、日本名太郎)シンシア(最初の夫人)、JULIAN LENNON


12月8日はザ・ビートルズのJOHN LENNONがニューヨークの自宅前で、マーク・チャップマンに暗殺された日であります。1980年の12月8日はこのニュースが世界中を駆け巡り、深い悲しみに包まれた。 ジョンは主夫時代にピリオドを打つべく、「DOUBLE FANTASY」を発売した直後であり、日本公演の日程も決まっていて発表を待つばかりとなっていた。

20年以上が経ってその犯人の仮釈放請求は、洋子さんの訴えも有って却下されているがこれは当然の事だ。。最近になってどういうルートだか分からないが、ジョンが死の直前に犯人の差し出した新譜にサインをした、その写真は当時も公開されていたがそのサインされた新譜がこのほどオークションに掛けられているそうだ。このサインは長年行方不明と言われていてが、出所は分かっていない。

生前のジョンは暴力によって命を奪う事にとても憂慮していました。そんなジョンがテロとも言うべき<暗殺>で命を落とした事は、彼自身も残念だった事でしょう。 『POWER TO THE PEOPLE』 で声を上げて訴える事を教え、 『GIVE PEACE A CHANCE』 では平和になる機会を与えろとシンプルな、だがインパクトの強いメッセージを我々に伝えてきた。 『IMAGINE』 では俺の事を夢追い人と呼んでもいい、しかしそれは自分だけじゃないさと歌い、更にいつか君にも分かる時が来るさと締めくくる。 『LOVE』 ではシンプルな言葉で男女間の愛を歌っている(9/14の日記参照)。そしてこの時期になると必ず世界中のラジオ局でオンエアされる、 『HAPPY CHRISTMAS(WAR IS OVER)』 だ。クリスマス・ソングとして今では70年代を代表する定番曲だが、貴方が望めば戦争は終わると説いているが...。もしジョンが生きていたらどんな風に思うかな?。
ジョンのこういったメッセージ色が強い曲は、ザ・ビートルズ在籍時よりはソロになってからの方が目立った。ポールがいた頃はやはり政治色が強い曲は敢えて避けていたふしがある。
『REVOLUTION』 はそんな中でも政治色が前面に出た数少ない曲だ。

ジョンは今では音楽界を超えて20世紀を代表する<偉人>として、世界中で認知されている。ジョンはその死に方がロック・スターらしからぬ死に方も含めて、グループ時代からも思った事をズバリ発言してきて良くも悪くも世界中から常に注目を浴びてきた。そんなジョンが自らの存在感の大きさを逆手に取って、 <平和な世の中> の実現へ向けて大きな力となってきたのは否定できない。ジョンが今でも存命であれば、ノーベル平和賞も夢ではなかったかもしれない。

そんなジョンの生前の願いも虚しく、今でも地球上では紛争が絶えず発生している。最近でもイラク、アフガニスタン、コソヴォ、グルジア、チェチェン、北朝鮮等で緊張が続いている。人類の歴史は戦争の歴史でもあるが、これではジョンの願いは何時までたっても叶わない。
どんなに些細な事でも常に自分には地球に対して、或いは地域に対して、国に対してどういう貢献が出来るかを考えたい。それにはそれを実現しようとする行動力が必要だ。それがジョンが生前に望んでいた事ではないかな...。
そう言って想像(IMAGINE)していればいつか実現出来る。

2003・12・12 ザ・ビートルズ全盛時代のライヴ!
「PLEASE PLEASE ME」「I SAW HER STANDING THERE」
「TICKET TO RIDE」「TILL THERE WAS YOU」
「I WANT TO HOLD YOUR HAND」


今週のニュースステーションで23:00頃から、ザ・ビートルズのライヴ映像を放映していた。これはアメリカでの人気番組、「ED SULLIVAN SHOW(エド・サリヴァン・ショー)」がDVD化されるのにあわせての放映だ。
上記の5曲が放映されて、これらは1964年から1965年までの間に番組に出演した時のものである。この時代はザ・ビートルズの米国での人気が絶頂期の時代であった。映像を見ても分かるように、演奏中に終始若い女性の黄色い声に包まれて歌うのでやりづらかっただろう。当時は今みたいに音響設備が発達していなし、ステージ上にはモニターも置いていない様だ。

そんな中でも彼らは、多くのファンの前で嫌な顔一つせずに笑顔で歌っている。ヴォーカル担当のジョンとポールの熱唱姿や、ジョージやリンゴの演奏姿は当時のアメリカで75%の人達が観たと言われている。この75%の日だけはNYCでの犯罪率が史上で最も低かったとのもう一つの伝説もある。

行く先々でファンを虜にしていった彼らも、段々と自分達の演奏や歌声が直に伝わらない事に失望して、1966年の8月のサンフランシスコでのライヴをもって演奏旅行から身を引いた。武道館公演はそんな彼らのライヴ活動の最後の方だったが、無事に務め上げた。大きな混乱も無かった武道館公演もその直後のフィリピン公演では、連絡ミスからマルコス大統領主催の夕食会に出席せずに、大きなトラブルとなってしまった。
そしてこれ以降一切の活動は、レコード製作だけに限定されていくのであった。だが例外があって、先月再リリースされた「LET IT BE...NAKED」は当初は、観客の前で歌う事を前提としたアルバムだった。しかし諸事情により断念し、ビルの屋上で非公開に行ったライヴを映画に収録しただけに終わってしまった。

今回のNステでは、その1969年の上記のアルバムから「GET BACK」と「DON’T LET ME DOWN」も放送していた。前者はスタジオでの演奏シーンと打ち合わせ中の映像。後者はその屋上での演奏シーンだ。

こうして見て来ると、既に何千回と彼らの曲を耳にしたが、何時聞いてもその都度新鮮さを感じる。今でも彼らの音楽は古臭さを感じさせない魔法が存在する。もしこれらの曲を全く知らない人に聴いてもらっても、30~40年前の音楽とは思えないだろう。
今回のNステの映像を見て、20代前半の若若しい姿を観れてまた感動を新たにした。でもやっぱりジョンとジョージが既にこの世の中にいないのは、返す返す残念である。

2003・12・17 ザ・ビートルズの幻の新曲発見か!
今日の読売新聞の夕刊に、ビートルズが1976年に密かにレコーディングをしていたという、驚愕の事実の記事が掲載された。
 ビートルズは解散から6年後の1976年に、ひそかに再結成し、新曲5曲を録音していた――。米オンライン競売商モーメンツ・イン・タイム社は16日、1970年に解散したビートルズの元メンバー4人が76年11月2日に米ロサンゼルスのスタジオにこっそり集まり、新曲を録音した事実を示す証拠のテープが存在していることを明らかにした。
但し、レコーディングは進められたもののメンバー間の不和で完成には至らなかった。それどころかスタジオを飛び出してしまって、この事実そのものを封印して録音曲も殆どが消去されたそうだ。だが記事が伝える所によれば、何故かロンドンのアビー・ロード・スタジオに未消去版が存在するかも知れないと、紹介しているが確認はされていないそうだ。

今回のこの暴露内容は恐らく知られていなかっただろうから、事実なら凄いことだ。この時期はジョンもLA近辺で「失われた週末」を過ごしていたから、この記事もあながち嘘ではないかも。だが肝心のポールとリンゴのコメントが無いので、この日の様子と何でこの日にスタジオに集合したのかは不明だ。もしかしたら本気で新譜を出す予定だったのか?。
更に確かこの頃は、何処かのプロモーターがビートルズ再結成コンサートとライヴ盤発売を持ちかけていた時期だ。それと関係が有るのかも今では、二人の元ビートルがコメントしない限り分からない。
今後、この記事の真実が判明するのかな?。

このテープは近く競売にかけられるそうだが、内容はどうなのかな、殆ど消去されているそうだから発売は無いと思うが。

■記事を転載■
’70年に解散を発表したザ・ビートルズのメンバー4人が、’76年に再集結しLAでレコーディング・セッションを行なっていたという事実を示す証拠テープがインターネット・オークションにかけられることとなった。4人は、’76年11/2にLAにあるダヴレン・スタジオで、「Happy Feeling」「Back Home」「Rockin Once Again」「People Of The Third World」「Little Girl」というタイトルの新曲5曲をレコーディングしており、その際のテープとレコーディング・リストがこのたびオークション・サイトmomentsintime.comで競売にかけられるという。なお、このセッションはうまくいかず、4人がスタジオから飛び出す形で終了したという。このオークション・サイトによれば、バンド側が秘密を保つよう主張したため、テープの中身はほとんど消去されているとのことだが、ロンドンのアビー・ロード・スタジオには中身が消去されていないテープも存在するのではないかとウワサされている。一方、ポール・マッカートニーのスポークスマンは、「その再結成とはどのことを指しているのですか? ’70年代にビートルズが再結成したとは認識していません」と語っている。


■後日談 1月10日→その後この記事に関する二人のビートルのコメントは無い。結局は当事者の二人が何かしらのコメントを出さないと真相は藪の中だ。

2003・12・23 『HAPPY CHRISTMAS(WAR IS OVER)』を聴く
「HAPPY CHRISTMAS(WAR IS OVER)」は1971年に発表されたジョン・レノンとヨーコ夫人連名によるナンバー。今や、この曲がロックのクリスマス曲の最定番曲でしょうね。あくまでも売り上げ枚数とかのレベルではなくて。イラクでは戦争がまだ完全に終わっていません。何時になったら 「WAR IS OVER」 と言えるのでしょうか?。そしてその日はいつなのかな~。
今日はこの曲の歌詞を掲載するので、自分の言葉はこれ以上不要でしょう。

『HAPPY CHRISTMAS(WAR IS OVER)』
(YOKO ONO/JOHN LENNON)


SO THIS IS CHRISTMAS,AND WHAT HAVE YOU DONE
ANOTHER YEAR OVER,AND A NEW ONE JUST BEGUN
AND SO THIS IS CHRISTMAS,I HOPE YOU HAVE FUN
THE NEAR AND THE DEAR ONE,THE OLD AND THE YOUNG

■CHORUS■
A VERY MERRY CHRISTMAS AND A HAPPY NEW YEAR
LET’S HOPE IT’S A GOOD ONE
WITHOUT ANY FEAR
■CHORUS■

AND SO THIS IS CHRISTMAS
FOR WEAK AND FOR STRONG,FOR RICH AND A POOR ONE
THE WORLD IS SO WRONG
AND SO HAPPY CHRISTMAS
FOR BLACK AND FOR WHITE,FOR YELLOW AND RED ONES
LET’S STOP ALL THE FIGHT

■CHORUS繰り返し■

AND SO THIS IS CHRISTMAS,AND WHAT HAVE WE DONE
ANOTHER YEAR OVER,AND A NEW ONE JUST BEGUN
AND SO HAPPY CHRISTMAS
WE HOPE YOU HAVE FUN
THE NEAR AND THE DEAR ONE,THE OLD AND THE YOUNG

A VERY MERRY CHRISTMAS AND A HAPPY NEW YEAR
LET’S HOPE IT’S A GOOD ONE
WITHOUT ANY FEAR
HARE RAMA,IF YOU WANT IT...


2004・1・19 ポール・マッカートニーが世界ツアー再開か!
サンケイスポーツ紙 が報じた所によると、ポール・マッカートニーが世界ツアーを年内にも再開するらしい。記事ではポールはライヴ活動から撤退すると発言していたかの様に書いていたが、実際は子供の誕生で本年はライヴ活動はしないと言っただけだと記憶している。生来のライヴ好きのポールだから、完全撤退なんて無いとは思っている。第一ビートルズ時代に一度はライヴ活動からの撤退を表明したが、ポールだけは根強く再開を主張していた。GET BACK SESSIONはそんなポールのアイデアを取り入れて、レコーディングを始めたが上手く纏まらずに、最終的に「LET IT BE」として発売された。期待されたライヴの再開も「ルーフ・トップ」での非公開演奏だけが映像とアルバムに記録されただけに終わった。

最近のポールは以前とは違って、スタジオ新作のリリースの間隔があくようになった。その間は世界規模でのコンサートをしているのでやむを得ないことではあり、ライヴ盤がその合間を埋める格好だ。
ビートルズは既にジョンとジョージが鬼籍に入っているので、ポールにかかる期待は大きい。ポールが’80年代後半から積極的に行っている世界ツアーで、ビートルズ・サウンドが忘れられずに更に新たなファンを開拓する役目を果しているのは大きい。

もし世界ツアー再開が発表されれば、今までの慣例どおりに日本にも秋口以降に来ると期待される。その前に発表されるであろう新作を携えて、どんなセットリストで世界を廻るのか想像するだけでもワクワクする。ビートルズ・ソング中心になるだろうが、 我々日本のファンは二度も幻に終わってしまった「WINGS」時代の曲も積極的に披露して欲しい。個人的には「SILLY LOVE SONGS」「LISTEN TO WHAT THE MAN SAID」「BEWARE MY LOVE」「GETTING CLOSER」「VENUS AND MARS~ROCK SHOW」等のWINGS時代の曲や、「TAKE IT AWAY」「YOUNG BOY」「NO MORE LONELY NIGHTS」等のソロ名義時代の曲も取り上げて欲しい。

2004・2・17 ザ・ビートルズとグラミー賞
グラミー賞の授賞式からすでに1週間以上過ぎましたが、音楽界の最も権威のある賞はグラミー賞と呼ばれています。その選考基準は一般の売り上げ枚数や、ヒットチャートとは関係なく業界人の投票で決まるシステムだ。
一般ファンには分かりづらいシステムなので、年によっては受賞者によっては賛否両論が噴出することも稀ではない。更にグラミー賞は初期の頃は、米国勢に偏っているとの批判も多く英国勢は売り上げが良くても授賞できない事も多かった。
そんな中であのザ・ビートルズも思ったほど授賞はしていない。下記のリストを見ても分かるとおり、ビートルズは数多くの部門でノミネートされながらも授賞数は少ない。ここではグループとしてと、解散後のソロ活動時期と授賞歴を分けてみた。尚、解散後のソロ活動期は明日以降。

■THE BEATLES
1964年 ノミネート 最優秀レコード 『I WANT TO HOLD YOUR HAND』
授賞→イパネマの娘、スタン・ゲッツ&アストラッド・ジルベルト
1964年 ノミネート 最優秀楽曲 『A HARD DAY’S NIGHT』
授賞→ハロー・ドーリー、ジェリー・ハーマン
1964年 ノミネート 最優秀オリジナル・スコア(映画、TV部門) 『A HARD DAY’S NIGHT』
授賞→メリー・ポピンズ
1964年 ノミネート 最優秀ロックン・ロール・レコード 『A HARD DAY’S NIGHT』
授賞→恋のダウン・タウン、ぺトゥラ・クラーク
1964年 授賞 最優秀新人
1964年 授賞 最優秀ボーカル・グループ

1965年 ノミネート 最優秀レコード 『YESTERDAY』 
授賞→蜜の味、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス
1965年 ノミネート 最優秀アルバム 『HELP!』
授賞→セプテンバー・オブ・マイ・イヤーズ、フランク・シナトラ   
1965年 ノミネート 最優秀楽曲 『YESTERDAY』
授賞→いそしぎ、ポール・フランシス・ウェブスター&ジョニー・マンデル 
1965年 ノミネート 最優秀ボーカル・グループ
授賞→アニタ・カー・シンガーズ
1965年 ノミネート 最優秀オリジナル・スコア(映画、TV部門) 『HELP!』
授賞→いそしぎ、ジョニー・マンデル
1965年 ノミネート 最優秀アレンジメント 『YESTERDAY』(ジョージ・マーティン)
授賞→楽しかったあの頃、ゴードン・ジェンキンス(フランク・シナトラ)
1965年 ノミネート 最優秀コンテンポラリー(R&R)シングル 『YESTERDAY』(ポール・マッカートニー)
授賞→キング・オブ・ザ・ロード、ロジャー・ミラー
1965年 ノミネート 最優秀男性コンテンポラリー(R&R)歌手 『PAUL McCARTNEY』
授賞→ロジャー・ミラー
1965年 ノミネート 最優秀コンテンポラリー(R&R)グループ
授賞→スタットラー・ブラザーズ

1966年 ノミネート 最優秀アルバム 『REVOLVER』
授賞→マン・アンド・ヒズ・ミュージック、フランク・シナ
トラ
1966年 ノミネート 最優秀男性歌手 ELEANOR RIGBY『PAUL McCARTNEY』
授賞→夜のストレンジャー(フランク・シナトラ)
1966年 ノミネート 最優秀コンテンポラリー(R&R)レコード 『ELEANOR RIGBY』
授賞→ウインチェスターの鐘(ニュー・ヴォードビル・バンド)
1966年 ノミネート 最優秀アレンジメント 『ELEANOR RIGBY』(ジョージ・マーティン)
授賞→夜のストレンジャー、アーニー・フリーマン(フランク・シナトラ)
1966年 授賞 最優秀楽曲 『MICHELLE』(JOHN LENNON&PAUL McCARTNEY)
1966年 授賞 最優秀コンテンポラリー(R&R)歌手 『ELEANOR RIGBY』(PAUL McCARTNEY)

1967年 ノミネート 最優秀ボーカル・グループ
授賞→フィフス・ディメンション
1967年 ノミネート 最優秀コンテンポラリー・グループ
授賞→フィフス・ディメンション
1967年 ノミネート 最優秀アレンジメント 『A DAY IN THE LIFE』
授賞→ビリー・ジョーの唄(ジミー・ハスケル)
1967年 授賞 最優秀アルバム 『SGT.PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND』
1967年 授賞 最優秀コンテンポラリー・アルバム 『SGT.PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND』
1967年 授賞 最優秀録音 『SGT.PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND』(ジェフ・エメリック)
1967年 授賞 最優秀アルバム・カバー(グラフィック) 『SGT.PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND』(ピーター・ブレーク&ジャン・ハワース)


1968年 ノミネート 最優秀レコード 『HEY JUDE』
授賞→ミセス・ロビンソン(サイモン&ガーファンクル)
1968年 ノミネート 最優秀アルバム 『MAGICAL MYSTERY TOUR』
授賞→恋はフェニックス(グレン・キャンベル)
1968年 ノミネート 最優秀楽曲 『HEY JUDE』(JOHN LENNON&PAUL McCARTNEY)
授賞→青い果実(ボビー・ラッセル)
1968年 ノミネート 最優秀コンテンポラリー・ポップ・グループ
授賞→サイモン&ガーファンクル

1969年 ノミネート 最優秀アルバム 『ABBEY ROAD』
授賞→血と汗と涙(ブラッド・スウェット&ティアーズ)
1969年 ノミネート 最優秀コンテンポラリー・グループ
授賞→フィフス・ディメンション
1969年 ノミネート 最優秀オリジナル・スコア(映画、TV) 『YELLOW SUBMARINE』
授賞→明日に向かって撃て(バート・バカラック)
1969年 授賞 最優秀録音 『ABBEY ROAD』(ジェフ・エメリック&フィリップ・マクドナルド)

1970年 ノミネート 最優秀レコード 『LET IT BE』
授賞→明日に架ける橋(サイモン&ガーファンクル)
1970年 ノミネート 最優秀コンテンポラリー・グループ
授賞→カーペンターズ
1970年 ノミネート 最優秀コンテンポラリー・ソング 『LET IT BE』(JOHN LENNON&PAUL McCARTNEY)
授賞→明日に架ける橋(ポール・サイモン)
1970年 授賞 最優秀オリジナル・スコア(映画、TV) 『LET IT BE』(JOHN LENNON&PAUL McCARTNEY)

1996年 授賞 最優秀ポップ・グループ
1996年 授賞 最優秀短編ビデオ 『FREE AS A BIRD』(ザ・ビートルズ&ジョー・ピトカ)
1996年 授賞 最優秀長編ビデオ 『THE BEATLES ANTHOLOGY』(ザ・ビートルズ、チップス・チッパーフィールド&ジェフ・ワンダー)



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